今日は。
午前中は暖かい南風ですが、午後から下り坂になるそうです。
早くも師走に突入しましたね。12月1日のブログには『古都鎌倉の歴史探訪』、2日には『高尾山ハイキング』の旅行記を載せましたが、読んで下さいましたか。
さて、小説の執筆の方は中断しておりまして、低価格でご愛読頂ける電子書籍掲載を致しましたので、ご案内致します。ブログの左上にサイトのリンクを張りましたので、覗いて下さいね。WEB作家デビュー1周年を記念して無料にした電子書籍『ネガの絆ー歌咲くクラス仲間ー』は如何でしたか、評価頂ければ幸いです。そのサイトを紹介します。
1.『物書きネット』(閲覧のみの電子書籍サイト)
1棟目の008号室『小説家徳さん』に9作品が掲載中です。頁数に応じて、閲覧価格は90円から200円(400字詰め原稿用紙換算枚数550枚の大長編は上、中、下巻で合計360円)の安さ。
2.『でじたる書房』(閲覧と任意に印刷可にした電子書籍サイト)
著者検索窓で『高木』と入力し、サーチすれば2作品が掲載中で、残り7作品は現在掲載審査中です。無料(0円)の『ネガの絆ー歌咲くクラス仲間ー』は直ぐに掲載されると思いますが、掲載されたら『カートに入れる』から買い物すれば、当然無料で閲覧、印刷出来ます。その際は、友人、知人の方に回覧して、私の作風、筆力を宣伝して頂けたら幸いです。なお、他の作品の価格は印刷可にしましたので、『物書きネット』の価格より約50円高くしました。サイト側の希望価格は300円以上ですが、不況の折り、また1冊でも多くご愛読頂きたいため、140円から250円(400字詰め原稿用紙換算枚数550枚の大長編は390円)に設定しました。
(後日の09年3月16日に『でじたる書房』さんから連絡が入り、決済時のコストが掛かる事から、税抜き価格300円未満で展示販売している電子本の価格を全て300円(税込み価格は315円)に変更したとの事です。仕方がありませんね。自著9冊展示のうち、0円の『ネガの絆-歌咲くクラス仲間-』はそのままです。)
3.『ホンニナル出版』(配本サイト)
記念として、或いは愛蔵書として何時でも読み返したい時、また友人、知人への回覧としてご利用下さい。『ブックストアで本を探す』の項目の『著者別一覧』をクリックし、書籍検索で『高木』と入力すれば9作品が掲載中です。
それでは、9作品の作品紹介、400字詰め原稿用紙換算枚数、『物書きネット』、『でじたる書房』、『ホンニナル出版』の価格を順に表示します。
第1作目:『北京の月季(イエチエ)(ばら)』(120枚)120円、170円、1750円
第7回新風舎出版賞の共同出版化推薦作。停年間近のサラリーマンと中国娘の恋と愛のでこぼこ道の行き着く先は・・。北京のカラオケ店で、ホステスの麗梅は自分の腕の火傷を舐め回す信一に心が癒される。信一も彼女の振る舞いに天使を思う。信一は同人誌の佳作を自費出版し、新人賞を狙う。麗梅に創作を手解きするが、これが思わぬ結果となる・・。風習と文化の違いに戸惑いながら、次第に心を重ねていく二人。
第2作目:『愛と死の絡繰(からくり)―北京の月季(イエチエ)(ばら)の 増補版-』(550枚)、360円、390円、3150円
第25回新風舎出版賞の2次通過の長編小説。停年間近のサラリーマンと中国娘の恋の道。信一は佳作を自費出版後、新人賞を狙う。麗梅に小説創作を手解きするが、思わぬ結果を招いた。文化と習慣の違いに戸惑いながらも結婚し子宝に恵まれるが、インド洋大津波に遭遇して驚愕の事実を知る。また、日中戦争時の叔父の悲恋の相手が意外な人物と推定された。失明の危機など苦境を乗り越えた信一の晩年に待ち構えていた虹色の世界とは・・
第3作目:『生かされて華開くー世界的新薬開発の裏窓―』(180枚)、140円、掲載審査中(190円)、1680円
第27回新風舎出版賞の共同出版化推薦作。世界的新薬開発のマル秘情報を虚実織り交ぜて執筆。猫背で苛められた少年が、母、母の元恋人、姉、友人に支えられ、製薬会社で新薬開発に奮闘。研究で挫折を繰り返していたが、ひょんな事から諦めていた新妻を迎え、張りが出る。競争者の欝発症や自殺などの辛酸を舐めたが、世界的新薬の開発は成功するのか・・。研究者の0.001%しか成功の女神は微笑んでくれない。
第4作目:『ネガの絆-歌咲くクラス仲間-』(230枚)、0円、掲載審査中(0円)、1880円
第26回新風舎出版賞の共同出版化推薦作。生老病死の断面をえぐった物語。両国高校から東大に現役合格し、産婦人科助教授に昇進した後、病院経営を成功させた徳夫は、小学校のクラス会を開催し、約50年振りに会った仲間の波乱に富んだ人生を聴いた。幼き頃の友と関わった心の傷が疼く。歌好きな恩師に、送ったネガが生きる喜びを与えた、そのネガの中身とは・・。晩年に忍び寄る黒い陰・・
第5作目:『縁(えにし)の環』(224枚)、160円、掲載審査中(210円)、1850円
第28回新風舎出版賞の共同出版化推薦作。ゆすられていた所をヤクザに助けられた小娘の波乱に富んだ半生。そのヤクザとの同棲、愛娘との理不尽な別れ、ヤクザの死、新たな恋人の出現を経て、ひょんな事から双子の姉の存在を知る。姉の運命とは・・。愛娘との再会を望み、必死に働く母の願いは天に届くのか・・。小娘にまとわり付いた縁の環が次々と明らかになる。
第6作目:『南無妙物語(心の一滴)』癌シリーズ①(160枚)、140円、掲載審査中(190円)、1675円
第23回新風舎出版賞の共同出版化推薦作。喀血した僧が入院中、妻に鎌を掛けて末期癌を知り、自殺を図るが、未遂に終わる。兄は産婦人科教授でその病棟に居る子宮癌の老婆と白血病の孫娘の存在がすさんだ僧侶の心を徐々に和らげてゆく。無事退院した老婆は寿司を握り、兄弟を持て成す。死期が迫った僧侶は老婆の家で膝枕をして貰う。葛藤を抱えながらも力強く生き続ける登場人物、その葛藤の正体とは・・。
第7作目:『挑戦の座標軸』癌シリーズ②(164枚)、140円、掲載審査中(190円)、1675円
第21回新風舎出版賞の共同出版化推薦作(短縮版)。大学で恋焦がれた雅美を癌で失った雅彦は癌研究者になった。母と妹の癌発病に、自責の念に駆られる。2人の命の長さは・・。制癌剤の開発は間に合うのか・・。ひょんな機会から雅美似の雅江に会い、紆余曲折を経て停年結婚する。天国からの見合い相手が雅美で、驚愕し、この世で家族を持ってしまった雅彦と雅江の決断とは・・。
第8作目:『希望の確率』癌シリーズ③(300枚)、200円、掲載審査中(250円)、2210円
第5回新風舎出版賞の共同出版化推薦作(長編)。息子の結婚相手の出現により、過去の封印が解かれた。婚約者を襲った乳癌、希望の確率は零か? 見合い相手の社長令嬢との間で苦悩する誠が仕掛けた罠とは・・。老境期に弱者の心境を噛み締める。バブル期から崩壊までを一流銀行で過ごした誠の波乱に富んだ心の闇の軌跡を重厚なタッチで描く一大ドラマ。
第9作目:『赤い笹舟』戦争シリーズ①(114枚)、90円、掲載審査中(140円)、1470円
老婆は娘と孫娘に付き添われ、兄と夫の遺品を求めて南京市の『侵華日軍南京大虐殺遭難同胞記念館』を訪れた。果たして、望みは叶うのか? そこで、日本留学を夢見た少女が日本青年に恋をし婚約するが、日中戦争が婚約者の運命を変えた事を知り、また裕福に育った女医が残留孤児と聞き、戦争が巻き込まれた人々の心身を蝕んでいると痛感する。今後の交流を通じて、隣国同士のささやかな民間外交を誓い合う。
最後に、30作目の『旅愁散文詩』をご笑覧下さい。
三十. 新潟県妙高高原、池之平温泉(スキー場とガス)
昭和四十五年十一月
(一) 滑る滑る 妙高の雪を蹴散らし
頂からスイスイ降り来るのは かっこ良い人
僕はビギナー ビギナー
先輩にちょっと習った 自己流ボーゲン
(二) 何時の間にやらガスってきたよ
危険ですから 早く帰って下さい
がなり立てる拡声器
1米先も視界きかず
突然 目の前横切る人影
慌てふためき スティックを前に出し
急ブレーキ
スティックの手元が鼻下にぶつかり
痛みが走る
宿に辿り着き 血が滲んでると
絆創膏を貼ったっけ
(三) アルバムをめくると 鼻絆の着いた写真
皆とにっこり 良く撮れている