自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

ブックマークに、歌謡詞、旅情詩の無料サイトと小説の電子版有料サイト。毎月1と15日に小説の執筆状況、歌謡詞等を掲載

高木徳一の小説の執筆状況と41作目の詩(巨人戦)

2009-05-15 09:45:12 | 小説

 お早うございます。

 今朝はひんやりとしていますが、8時の気温は18度あります。この4,5日は20から25度と温かかったので、落差を感じますね。深緑の季節にたがわず、柿、梅、夏蜜柑の新枝がすくすく伸び、多くの葉が太陽エネルギーを浴びていますよ。

 新型インフルエンザ騒ぎで、ゴールデンウイークを海外ではなく国内で過ごした方が多かった事でしょう。感染者4人の方も快方に向かい、退院が近い由。良かったですね。

 政局は、民主党の小沢氏が代表を辞任し、後任は岡田、鳩山両氏による決戦で明日(16日)に所属国会議員の選挙で決まるそうです。鳩山氏有利との下馬評。新体制で政権交代があるのでしょうか・・・・。何はともあれ、税金の無駄遣いの廃止、経済の活性化、子育て優遇策など問題が山積しているので、国民生活に軸足を置いた政治をして欲しいです。

 巨人は対横浜戦で、昨夜グライシンガーが8回までに村田選手に2ラン2本など11安打5点を奪われたが、小笠原選手のソロ、鶴岡選手の2ランなどの活躍で12安打9点を取り、復帰したクルーン投手の締めで勝利しました。これで、23勝10敗2分になり、アンチ巨人の方々には申し訳ありませんが、このまま、走りそうです。李選手も徐々に手応えを感じ始めてますから。今日から(15日)広島3連戦ですが、欲張らず2勝1敗のペースでの采配を原監督にお願いします。

 この『ブログ人』には、プロフィール用の画像紹介はありますが、一般的な画像紹介が出来ません。そこで、『アメブロ』に高尾山ハイキングの画像を公開しておりますので、覗いて下さいね。http://www.ameba.jp/をクリックし、『アメブロ検索』の窓に『高木徳一』と入力します。トップ画面最上部の『フォト』をクリックすると、スライドショウが閲覧出来ます。1画像をクリックして拡大可。アルバム別に各フォトが挿入出来ますよ。画像を公開したい人は無料ブログですので、ご利用下さい。

 さて、小説執筆の方ですが、『逆走の闇』は私設編集長が校閲中です。仮題『黒服の客』は現在400字詰原稿用紙50枚を書き終えました。このままプロット通り書き進めると200~300枚になりそうです。削って100枚前後にするか、中篇ものにするかは完成後に考えます。内容は、中学の女生徒が赴任の国語教師に出会い、演劇を通して友情、屈折愛を経験し、成長していく物語です。

 

 それでは、『旅愁散文詩』の41作目を綴ります。

  四十一. 鹿児島県鹿児島市 (名士の追憶)

                 昭和六十二年七月

   (一) もくもくと白煙吐き出す  桜島

       錦江湾に船影  ここ城山  

       ドン南州以下二千余名が散りし  西南の役

       官軍の戦没者  いくばくや

       歴史の重み流れ  時は移ろう

       我  これから何をなすべきか・・・・

   (二) 釣り人の姿  ちらほら

       サーフィンヨット  若人が心地よく風を切る

       磯海水浴場  人影多し

       ハンカチを頭に乗せ  多賀山公園に入る

       仰ぎ見る  東郷平八郎元帥像

       海を愛し  祖国を愛し

       国葬のうちに  生涯を閉じた

       汗を拭き  床屋を訪ねし

       髪を切り  髭を剃り

       鹿児島出身  名士を偲ぶ  


高木徳一の小説執筆の状況と40作目の詩(巨人戦)

2009-05-01 22:36:48 | 小説

 今晩は。

 深緑が眼に染みる5月に突入しましたね。しかし、世界は豚インフルエンザウイルスの人への感染、死亡であたふたしており、外国旅行は控えた方が良さそうですね。

  先日OB会に出席し、1年振りの旧交でしたが、会員3000人中1年間で40人が亡くなり、また昨年元気だった人が手足の麻痺で歩くのが苦患でした。60代、70代、80代ともなると、明日はどうなっているか判りません。日々無理をせず、栄養、運動、睡眠に留意し、趣味の散策、詩と小説の執筆に励んで参りたいと心を新たにした次第です。

  巨人は中日1戦、広島2戦に3連続完封負けして、どうしたのかとがっくりしました。野球の神様が断トツで2位以下を引き離しては興味が失せ、また興行的にもマイナスになるので、ブレーキを掛けたのだと負け惜しみ半分でテレビ観戦しました。昨夜(4月30日)は、2番に脇谷選手を起用し、5打数4安打の大活躍で、3番小笠原選手が引っ張られる感じで1本塁打を含む同じヒット数を記録して、広島に7対4で勝利しました。何時かは引っくり返されるだろうと疑っておりましたが、福田投手が先発し、山口投手、豊田投手が引継ぎ、越智投手がきっちりと仕事をしました。明日(5月2日)からは、調子の良い阪神との3連戦です。現在、14勝7敗2分で、一試合を大事に勝ちを積み重ねましょう。

  1昨日スーパーで買い物し、イオン水をポリタンクに入れていたところ、隣にワイシャツをまくっている50代位の男の方がいらしたので、「朝方少し寒いのに、腕まくりとは大したもんですね。私は腰に毛布を巻いて小説を書いていますよ」と声を掛けました。「小説家なんですか? 私は小説が大好きなんです」「そうですか。パソコンを持っていらっしゃいますか?」「ええ」「それでは、ネット上に9冊自著小説が紹介され、1冊が無料で読めますよ。ネット検索で『高木』と漢字入力すれば、20社の無料ブログを立ち上げていますから、どこからでも主ブログの『ブログ人』に辿り着きます」と答えました。嬉しかった一日でした。友人、知人で小説好きの方に是非紹介して下さいね。その無料の小説『ネガの絆-歌咲くクラス仲間-』を探すには、『ブログ人』トップページの右端下の『バックナンバー』の『2008年12月』をクリックし、2008年12月5日付けの『高木徳一小説の販売形態と30作目の詩』を開けば判ります。

 さて、小説の執筆状況では、『逆走の闇』が私設編集長の校閲中で、自作の仮題『黒服の客』はプロット(構成)がほぼ終了しました。ここで一休みして以前購入した『21世紀を拓く現代作家・ガイド100』(1999年、編者 国文学編集部、発行所 學燈社、本体1700円)を3日間で読破しました。アイウエオ順に100人の作家の『作家ガイド』と『作品ガイド』が一人当たり2ページの見開きに纏められています。自分より何歳年上、年下かを確認し、苦労して栄冠を勝ち取った人、すんなり栄誉に輝いた人、途中で辛酸をなめた人など各人の人生の一端を垣間見る事が出来、愉しかったです。よし、自分も頑張ろうと勇気を貰いました。10年前に記載された栗坪良樹氏の『あとがき』に、『小説という表現装置は、経済装置と競合する宗教装置ほどに甚大な力があるわけでもなく、狭溢な場所と少数の人々に守られて生き延びる道を追求するしかない。』とありました。現在はネットでの紹介やネット小説が徐々に増加していますね。映画やドラマに取り上げられるような小説を書きたいと思いました。

映画で思い出しましたが、小学時代に9歳上の従兄に浅草の洋画館に何度も連れて行かれ、一人の人生、何世代もの人生が2、3時間に凝縮されていて驚きました。欧米にも憧れ、お年玉は映画鑑賞に消えました。浪人中に気分転換として入った場末の洋画館でキャサリン・ヘプバーン主演の『終着駅』を観て、ローマと渋い恋にしびれ、自分も経験してみたいと痛感しました。大学に入った1年間は二本立ての雨が時々降っている洋画を何度も見ました。その後、研究者になり世界(国際)消化器病学会でローマ、ボストン、ニューヨークに、また出張で中国、韓国、台湾にも行けました。希望するところに光ありですね。映画鑑賞の影響が、処女出版作『炎に死す』を読んだ同人誌『鶴書院』の野口編集長から「読んでいると映像が浮かんでくる」と言われた所以と思います。

 それでは、恒例の『旅愁散文詩』の40作目をプレゼントします。

  四十. 熊本県阿蘇山 (大自然の気迫)

  (一) 熊本より一路バスにて  阿蘇を目指す

      ほんの僅かずつ  海抜から高くなる

      三百六十度展開する  緑の大平原

      阿蘇駅前で  バスを乗り換え

      乗客は  女の人一人

      斜度五~十度の  緩やかな坂道

      窓を開け  心地良き風を呼び込む

      木立の間に入ると  ひんやりとする

      焼印を押された牛  三、四頭

      のんびりと  草を食む

      草千里の澄んだ池  ひらひらの雲を映し出す

      乗馬を楽しむ  親子連れ

  (二) 阿蘇山西で  ロープウエーに乗り継ぎて

      噴火口駅に  降りし

      目の前に  退避壕のいくつか

      万一の時は  逃げ込まねばと心に決め

      中岳の  火口を覗く

      シュー シュー シュシュー

      ゴー ゴー ゴゴー

      白煙  黄煙が立ち昇る

      風無きために  真っ直ぐに

      硫黄の臭い  鼻につき

      黄に変色した地肌  すり鉢状の底

      そこかしこからの  噴出

      地球は生きてるぞ お前らがぼやぼやしてると

      怒り出すぞ という

      凄まじいばかりの  気迫を感ず

  (三) 阿蘇内牧の芒硝泉で  平泳ぎ

      ビールの冷たさ  喉越しに

      山菜  刺身に  舌鼓

      窓越しに見やる  阿蘇の夕景

      自前のフィルム(網膜)に  焼付けし

      食後の散策  川沿いに

      月明かり  雲に隠れて  闇になり

      迷い込んだり  墓石  卒塔婆