お早う御座います。
この所、夏日が来たり、冬日が来たりと、天候が不順ですが、お元気ですか?
ミャンマーのサイクロンによる未曾有の大水害、中国四川省の大地震と立て続けに自然災害を目の当たりにし、一刻も速い救助と復興を願っております。特に、四川省の成都と重慶には、アステラス製薬の子会社の営業所があり、10年前に北京赴任中に何回か出張で訪れましたので、心を痛めております。
巨人の低迷で、ブログを書く気力も失せていますが、覗いて下さる貴方を思い、綴ります。横浜戦でよもやの2敗1勝、続く広島戦で3連戦の初戦に負け、希望が見出せません。これで、19勝22敗。打撃10傑に顔を出しているのはラミレス一人と淋しい限りです。上原投手、李選手、高橋選手、二岡選手の早期の一軍復帰を待ってます。叱咤激励するのは簡単です。昨日、柿の枝葉が伸び家壁に当たるので、その部分を切りましたが、足腰が疲れ体力の衰えを感じました。選手とて同様、毎年歳を取っているのです。過去の活躍を強いるのは酷だと思いました。と考えれば、監督始めスタッフの頭の使いどころは選手起用です。1,2軍を問わず、好調な選手を厳しく見抜き、起用して下さい。投手も3点を取られたら、スパッと代える。3点を越えれば、野手陣はガクッときますので。
久し振りに、相撲の番付を見ましたが、元大関や大関候補の出島、土佐ノ海、若の里が前頭の下位に居るのは時代の流れ、勝負の厳しさを実感します。日本人としては小結稀勢の里が5勝1敗の快進撃ですので、更に上位を狙っての頑張りを期待しています。
さて、小説の執筆状況ですが、『赤い笹舟―男の肉弾戦―』は1週間ばかり中断しました。その理由は秘密。今日から再開です。5月16日付けの毎日新聞の本の現場欄で紹介された小川糸作『食堂かたつむり』(ポプラ社)は、無名の新人が始めて出した小説で、発売4ヶ月で17万部のベストセラ―との事。失恋した25歳の倫子が、実家の山里で開業した食堂を舞台に、料理がもたらす不思議を描いていると言う。10年小説を書いてきてやっと実を結んだ由。これに勇気を貰い、私も死ぬまで書き続けます。
最後に、18作目の『旅愁散文詩』を掲載しますので、ご鑑賞下さい。
48年前の蔵前工業高校時代、バスケットボール部の練習が終わり、裏門から蔵前通りに出た際、人だかりがあり、何かと思っていたら皇太子殿下、美智子妃殿下が大相撲をご観戦し、黒塗りの車で蔵前国技館の正門から退出されたのでした。美智子様の気品に満ちた清楚な笑顔がこちらを向き手を振っておられました。今でも鮮やかに眼前に浮かびます。一同ビッグチャンスに小躍りしたものです。その時を思い出し創ったものです。
十八. 東京都蔵前国技館(土俵の鬼)
昭和三十六年六月
(一) ふれの太鼓が 鳴り響く
幟はためく 国技館
上を下への 大賑わい
美智子妃殿下 ご観戦
ハッケヨイ ノコッタ
(二) 男一匹 まわし締め
円が散らばる 円い中
小さい身体で 大技を
大観衆は ご満悦
ハッケヨイ ノコッタ
(三) 明日はどの手で ゆこうかな
頭悩ませ 思案顔
ハズでゆく筈 そんな筈
正攻法の 大一番
ハッケヨイ ノコッタ
(四) 師匠の鋏 髷落とし
磨いてくれた 心技体
目頭熱き 幾星霜
第二の人生 恩返し
ハッケヨイ ノコッタ