自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

ブックマークに、歌謡詞、旅情詩の無料サイトと小説の電子版有料サイト。毎月1と15日に小説の執筆状況、歌謡詞等を掲載

髙木作の9作目の電子本を発売

2023-10-30 14:16:38 | 文芸

今日は。

 アマゾンの電子版に以下の9作品を掲載中です。『炎に死す』『歌咲くクラス会』『希望の確率』『母方の親戚と生きる』『父方の親戚と生きる』『友と生きる』『生かされて華開く』『旅情詩に恋して』に次ぎ、『白バイ3億円強奪ー犯人心理の追跡ー』を発売しました。何回でも無料キャンペーンに参加出来るそうなので注意していて下さい。

 20年間で書き上げた27冊を順次登録予定です。多くの人に読んで頂きたい為にどの作品も1作品を最低価格の99円にしました。著者収入はこの35%(34円)。 時折、5日間の無料キャンペーンに参加して著者の力量をみて頂きます。

 作品を読む方法を箇条書きに致しますので、是非ご参加下さいね。

1.電子版を読むには、Kindle(無料)アプリをPCのデスクトップにダウンロードします。(PC以外のスマホなどには、それの方法を選んで下さい)

  検索で『Kindleアプリ、ダウンロード』と入力し、Amazon作成の物が良いでしょう。

2.高木の本の探し方は、Amazon.co.jpを入れてホームページを開く(既にPC上段にキーがあればそれをクリック)。検索窓の左のキー切り替えでは『すべて』にして、『高木徳一』)と入力すれば全作品が表示される。当然作品名ではその 1作品だけに。各作品の最下段に『または¥0購入」とか『Kindle価格0円』とあれば、無料キャンペーン参加中との事。この作品をクリックして、『注文を確定する』をクリックしてから、Kindleアプリをクリックすれば無料で読めます。

3.1作品の中の情報は、要旨が読め、表紙画面下の『サンプルを読む』をクリックすると、数ページが読めます。『著者をフォロー』をクリックすれば著者履歴が読めます。

どうぞ、多岐に渡る分野の自作をお楽しみ下さい。


カリコ氏のノーベル医学生理学賞に想う

2023-10-20 14:17:56 | 新薬開発

今日は。

皆さん、お元気に毎日をお過ごしの事と思います。

遅くなりましたが、10月3日の朝日新聞の天声人語欄に眼が留まり、約50年前を思い出しました。欄には、カリコ氏は大学の上司から『社会的に意義ある仕事とは認めがたい』と言われ、降格されたとある。しかし、高校時代に読んだ生理学者の『生命とストレス』に『諦めてはいけない、自分を信じろ、新たな発見に必要なのは長く味気ない期間に耐える楽天性と自信なのです』の言葉を抱き続けてきたと言います。

 山之内製薬の薬理研究所に就職し、消化器グループに回され、既存薬を真似た薬物の開発でした。毎日、合成陣が持ってくる化合物の動物実験です。5年間が過ぎても有望な化合物はありませんでした。こんな事なら大学に戻って基礎的な研究から新薬の開発を目指そうかとも思いましたが、6人家族の長子で家計を助けるため、給与が良かったので退職出来ません。6年目になり、世界初のヒスタミンH2阻害薬で酸抑制を示して胃・十二指腸潰瘍に著効を示すシメチジン(タガメット)が上市され、次いでラニチジン(ザンタック)が見付かり、何とか世界で三番目にならないかと合成陣共々張り切りました。これまでも見つからない時には、なる様にしかならないとか、飼育室で上司と二人の手術の際には違う曲を歌っていました。休日には研究を忘れて草野球です。

 驚いた事に、H2遮断薬のテーマに舵を切ってから確か5カ月後位に立て続けに3化合物がモルモット心房でH2遮断を示し、ヒスタミン持続静注に依る酸分泌をぴたりと止めたのです。いずれもラットの胃潰瘍にも有効でした。シメチジン、ラニチジンより少量でしかも両者が持っている副作用もないか少なかったのです。それがファモチジン(ガスター)です。なる様にしかならないとか、何時かは見付かるだろうとか、楽天的な面もありましたか。50年後の現在も使用され、薬局の棚にもありました。

 カリコ氏の業績とは比較になりませんが、当時H2遮断薬の発見で胃・十二指腸潰瘍の手術が激減し、外科医が嘆いていたと聞きます。

ガスターの開発経緯はアマゾンの電子本に『生かされて華開くー新薬開発の裏窓ー』に掲載されています。10月27日から31日迄無料キャンペーン中ですので、ご笑覧下さい。閲覧方法はこのGooブログの8月27日版の所にあります。