へそ曲がり人間の退屈な日々

独断と偏見で好き勝手に気が付いた事や言いたい事を綴る気ままな日記。

あの日から

2006-01-17 | 日記
今年もまた忘れる事の出来ないあの日がやって来た。
あれからもう11年が過ぎ去ってしまった。
あの日の朝のテレビ画面に映し出された阪神高速の
高架道路の橋脚が、積み木細工の様に倒壊した様子が
今でもまざまざと脳裏に浮かぶ。

ほんの10日程前にあそこを渡って故郷から帰ったばかりだった。
フェリー乗り場から名神高速へと続くあの道は
自分のいつもの帰省コースだった。
その道があんなに脆く崩れようとは夢にも思わなかった。

あの震災で6500人ものかけがえの無い命が消えていった。


思えば東海地震が近いと騒ぎ出してから20年位になる。
防災に対する危機管理に対しても

より安全な社会を築こうとしている筈なのに
何故かこの頃の状況は逆に進んでいるような気がする。

地球環境を良くしようといくら叫んでいても
個人個人が自分たちの都合ばかり優先している

建築関係、運輸交通関係、介護福祉関係等
どれをとっても皆の安全を第一のはずが
どこか忘れられた様な事件や事故が目立っている。

他人の痛みを自分の痛みとして考えられるような
そんな人達ばかり集まる社会になったら、
どんなにか住み良い世の中になる事だろうに・・・

せめて自分だけでも他人に迷惑をかけずに生きて行きたいと、
そう考えている今日この頃。