へそ曲がり人間の退屈な日々

独断と偏見で好き勝手に気が付いた事や言いたい事を綴る気ままな日記。

ライブドアショックに思う

2006-01-24 | 日記
この1週間余り、ライブドアの問題ばかりが

ニュースのトップになっているが、

どうもこの報道姿勢が気に食わない。

日本人という人種はどうしても一方向からしか、

物事の状況を判断出来ないようである。

一部の権力者が彼を英雄と叫べば彼を信用し、

犯罪者と叫べば全てが糾弾しようとする。

そのくせ身の回りの不審者、容疑者には一切気に留めない。

自分に直接何も関係が無くとも騒ぎ立てる。

他人の成功は羨むが、失敗は喜ぶ風潮がある。

何が善で、何が悪か判断基準が不明確なくせに

誰かが正義を主張するとそれに同調してしまう。

付和雷同を絵に画いたような人種なのだろうか?

それでもこれがまだ日本の中だけでの事で

済んでいるからまだ良いのかも知れない。

外国に対してこれが広がったら間違いなく戦争になるだろう。

人間とは犯罪者を罰するのが正義だろうか?

学校でも社会でも、人が間違った事をしていれば

正しい方行へと指導し諭すものではないだろうか?

犯罪を起こした者を罰する事で正義を守れるなら、

教師も学校も警察も必要は無いではないか。

犯罪を起こさせない社会を築く様に

法や制度を見直すべきではないだろうか?

職業の種類に於いても同様で

肉体労働で汗水流して働く人も、

頭脳を駆使して知性と感性で働く人も、

働く事に貴賎は無い筈である。

昔の諺にもあるではないか。

「籠に乗る人、担ぐ人、其のまた草鞋を作る人」

身分の違いを差別するのがいけない。

必要無い物であれば無くすればよい。

今回の事でいえば、この株式に手を出して

損失を蒙った株主を誰が責任を取れるのだろうか?

犯罪者を責めて被害者が救われるなら

何の問題も無い事ではあるが?