走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

小さな一歩

2010年04月17日 23時31分43秒 | うれしい
 今日、正午から三番町のシネマサンシャインの駐車場北にある「じい家(や)」さんの前でミニミニ産直市があった。
 NPOユニバーサルクリエートが試験的に行った活動である。

 目的は、チャレンジドが挑戦している農業就労から産出される農産物を直販する仕組みを確立するため。
 そして、中心市街地の活性化にチャレンジドの人たちが一役かうこと。
 そのことが何よりも彼らのやりがいとなる。
 将来的にはユニークなコミュニティビジネスへとつなげていく考えのようだ。

 見に来て欲しいと言われたので覗きにいく。
 ちょうど到着した時、結構人が集まっていて盛況だった。
 野菜だけでなくパンや魚介類も売っていた。
 どれも低価格で新鮮である。

 チャレンジドのための就労先をいろいろと営業して回ったが、なかなか見つからなかったと佐伯代表は言う。
 また、彼らの能力を有効に活用するには「農業」という産業が魅力的だと気づいた。
 お好み焼き屋さんの「すみれ」の芳野社長は、チャレンジドのために「きゃべつプロジェクト」を起そうとしてくれている。
 ただし、無農薬栽培を求められており、その求められるクオリティは高い。
 しかし、顧客の高いニーズに応えていかなければ明るい未来はないと思う。
 今日も佐伯代表は東奔西走する。
 その行動力には舌を巻く。

 そして、何よりも今日、場を提供してくれた「じい家」の森さんにお礼を言いたい。
 それから、ボランティアで棚を作ってくれた「未来本舗」の小野下さん、ありがとうございました。
 このようにチャレンジドが、地域社会に受け入れられるシステムづくりに協力いただければ、とても素敵な地域社会になると思います。

 ちなみに「じい家」のカレーはうまいです。

   

心の感謝状

2010年04月16日 23時55分01秒 | うれしい
 今日帰宅すると、立岩公民館長だった松田宣孝さんから退任の葉書が届いていた。
 三期6年、そのうち4年間をごいっしょさせていただいた。

 最初から、ご迷惑をいろいろとおかけしながら、そのことには一切ふれられなかった。
 父親のような優しさだった。

 まちづくりの活性化についていろいろと教えていただきながら、過疎化するまちの現実を教えていただいた。
 必死でまちの再生について考えておられた。

 そんな松田公民館長を見ながら、何もできない自分を歯がゆく思った。
 何かできないか...

 「子どもの声がなくなったまちに、未来があるんじゃろうか?」

 自分ができること。
 まず、放課後子ども教室を開設すること。
 担当スタッフは、私のその思いを受け止めてくれて、実現へ向け何度も何度も現地に出向きカタチにしてくれた。
 ボランティア・スタッフを見つけるために地元の聖カタリナ大学に出向き、お願いもしてくれた。
 ひとりの大学生が手を挙げてくれた。
 私たちの仕事は、地域の人たちのボランティアで成り立っている。
 それがわかっているつもりでも涙がこぼれそうになる。

 次に立岩ダッシュ村を企画し、カタチにする。
 大変なご苦労をおかけした。
 特に松田公民館長には。

 そして、今日の新聞に「立岩小学校に学校バスが導入された」という記事。
 地元の悲願でもあった。
 たった一人の熱き思いがここまで地域を動かし、少しづつであるがカタチになり始める。

 葉書には、「大変お世話になりました。本当に楽しい公民館活動でした。ありがとうございました」と添え書きがあった。
 
 いえいえ、こちらこそありがとうございました。
 たくさんの学びとたくさんの感謝、何を大切にしなければならないかを教えていただいた4年間でした。

 残念ながら私には感謝状を出せる権限がありません。
 でも、松田公民館長を含めたすべての公民館長に心の感謝状を贈りたいと思います。

 

心にも桜が咲いた

2010年04月15日 06時22分41秒 | うれしい
 うれしい便りが届いた。
 公民館関係者ではなく、地域の別の団体の人からである。
 
 お礼の葉書であった。
 私自身は、お礼を言われるようなことをしたわけではない。
 
 時として当たり前にしたことに対して感謝されることがある。
 自分たちの仕事は、そういう機会に恵まれている。
 現場にいればいるほど、その機会が多い。

 そう考えると、私たちは当たり前のことを当たり前に仕事をするところから始めればいい。
 ただし、こちらサイドの視点から行動するのではなく、相手の視点から行動することも秘訣かもしれない。
 この人は本当に困っているのか。
 その困っている根っこは何なのか。
 それが自分の権限で対応できることなのか。
 解決するためにはどんな力を借りたらいいのか。

 そのように突き詰めていくと自ずと解決策が見えてくる。
 
 一人でも多くの仲間が、そんな行動を起こしてくれれば素敵なまちになっていくんだと思う。