走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

ネット選挙運動解禁でとっても心配なこと

2013年06月25日 20時38分26秒 | 職場の出来事


 今回の参議院議員通常選挙からインターネットを活用した選挙運動ができることになりました。
 ただ、自宅からインターネットを使って投票できるようになったと勘違いしている人もいるようです。
 これは、できませんということを付け加えさせていただきます。

 また、未成年者の選挙運動も緩和されたわけではありませんから、当然、未成年の方はインターネットを活用した選挙運動はできません。
 インターネットですから、パソコンだけでなくスマホなどの携帯電話もダメなんです。

 ただ、何もわからずに特定の候補者を応援するようなメールを送るだけでも公職選挙法違反になります。
 公職選挙法違反は、かなり厳しい処罰を受けますので絶対にしないでほしいのです。


松山市選挙管理委員会、フェイスブック開設

2013年06月21日 19時53分15秒 | 職場の出来事

 来月行われる予定の参院選を前に、松山市選挙管理委員会では、6月21日(土)からインターネットの交流サイト「フェイスブック」(FB)上に、公式ページを設けました。

     

 開設の目的は、投票率の低い若者に選挙を身近に感じてもらうことが狙いで、投票所の場所案内や投票速報を行うほか、選管職員が〈裏方〉として事務仕事に追われる様子も紹介しています。
 開設して初めて知ったのですがFB導入は四国の選管では初めてということでした。
 気を付けてみていただければ、「へぇ~」的な情報が発信されているかもしれませんので、こまめなチェックと『いいね!』ボタンの押下をお願いします。



ポスター掲示板の設置スタート

2013年06月17日 20時54分14秒 | 職場の出来事

 今朝から参議院議員通常選挙の選挙区用ポスター掲示板の設置が始まりました。
 選挙の風物詩(?)の一つであるポスター掲示板はニュース性が高いため、たくさんの報道機関の皆さんに取材に来てもらえました。

 また、この掲示板の板の部分は再生紙でできています。
 昔は、ベニヤ板で一回使うと廃棄するしかなかったのですが、世の中のエコ意識が高まる以前からリサイクル意識が取り入れられていたような気がします。
 そして、ベニヤ板の次に出てきたのがアルミ製でした。
 アルミ製の板の上にシールを張り、終わったらシールをはがせば再利用できるというものです。
 ただ、(アルミ製なので)コストがかかることと、両面テープでしかポスターが張れないため候補者側の作業負担がかかりすぎるということで、次に出てきたのが再生紙だったようです。

 
 今の再生紙だとポスターを張ったままでも溶かせるらしく、回収後の手間も軽減されるようです。
 また、紙ですから直接印刷もできるため前準備も楽なようです。

 ただ、紙なので雨などに弱いと心配される方もおられるかもしれませんが、私たちが思っている以上に紙は加工の仕方などでかなり強度が増すようです。
 例えば、選挙備品の中でも牛乳パックの再生紙で投票箱を作ったり、投票用紙計数機などを収納するケースなどが作られています。

 そういえば選管の用品は、軽量化とリサイクルの両面からの改良だったような気がします。
 一人で運べない投票用紙計数機、大量に運べない記載台やマットなど、その重さに腰を痛める人も出るほどでした。

 しかし、今では信じられないくらいそれらが進化し、かなり扱いやすいものになっていることにおどかされます。
 選挙というニッチな市場で、よくここまで進化したものだと感心しきりであります。 

参議院議員通常選挙(その3)

2013年06月08日 22時39分33秒 | 職場の出来事

 機械点検、第二弾は、開票所で使用している投票用紙計数機です。
 この計数機もかなり進化しており、昭和50年代中ごろまでは大人二人でないと抱えきれないくらい、大きく重たいものでした。
 そして、だんだんコンパクトになり、軽くなり、計数スピードも飛躍的に伸びました。
 今の機械は、OCR機能が付いていて分類と計数両方をする機能がついています。
 最新の機能では、投票用紙が表裏が混在していても読み取って、分類・計数するそうです。
 本当にびっくりです。

  
 機能が高まったため、点検作業も綿密かつ慎重に行われます。

  
 これが読み取って分類された後、候補者ごとに整理されるところです。

  
 本番で壊れたりしては困りますから、徹底して点検します。中は、まるでロボットのようです。

  
 サンプル紙を使って、円滑に計数できるかどうかをチェックしております。

 このように、選管の仕事は目立たないところでたくさんの人の力を借りて、完璧を期すよう日夜汗をかいています。


参議院議員通常選挙(その2)

2013年06月08日 22時00分11秒 | 職場の出来事

 選挙の前には期日前投票や投票当日投票所で使用する機会の点検を行います。
 日々使っている機械なら、癖や調子がわかるのですが、選挙の時しか使わないため事前の点検が欠かせないのです。

 このコーナーでは、投票用紙交付機の点検について紹介します。

  
 このタイプの交付機は30年前に誕生したもので初代の投票用紙交付機です。予備機として点検しています。

  

  

  

  
 こちらのタイプは二代目の投票用紙交付機で、かなりコンパクトになっています。サンプル紙を使って稼働チェックをしています。

  

  
 こちらが現役バリバリの最新鋭の投票用紙交付機です。機能も高まり、投票用紙を交付するときには音声ガイダンスが流れたり、男女別集計がしやすくなっています。

参議院議員通常選挙(その1)

2013年06月08日 21時19分45秒 | 職場の出来事

 久しぶりの投稿です。
 古巣に戻って少し安心しすぎていたためかプレッシャーを受け、日々、なにかと忙しく過ごしています。
 よくよく考えてみると、20年ぶりのカムバックなので新人と同じであるという自覚が足りなかったと後悔しています。

 ただ、20年前と変わっていないのは、「選挙管理委員会(略して、「選管」)て、どんな仕事をしているの?」という問いかけです。
 そこで、若い部下(ほとんど子どもと同じ世代)たちと選管の仕事について情報発信していこうということになりました。

 そこで、スポットライトの当たらない選管の仕事にあえてスポットを当てることで、投開票までにどんな仕事をしているのか、公開できる範囲で発信していこうとなりました。
 このブログは私の個人的なブログですが、サポーターとしての位置づけで、部下たちの情報発信を助けたいと思います。

 今回は、選管倉庫の中を少し紹介させていただきます。

 
 投票所には体の不自由な方や歩くのが不自由なお年寄りも来られます。車いすもかなり準備しています。

 
 この投票箱は、折りたためない投票箱です。しっかりしているのですが折りたためないために場所を取ります。

 
 こちらは折りたためる投票箱。昔はスチールだったので運搬時に重かったのですが、今はアルミになっており、かなり運ぶのが楽になっています。

 
 投票所用マットです。こちらも軽い素材になっています。前のマットは一本で20キロもあり、それを数百本運ぶといつも腰痛になっていました。

 
 このジュラルミンのケースは、投票所に送る消耗品などを入れる箱です。もう30年以上使っています。

全国選挙管理委員会連合会

2013年05月27日 19時27分50秒 | 職場の出来事

 先週一週間は、ほぼ東京出張でした。
 そして、今日は、その余波でいなかった一週間分の仕事に忙殺されました。
 正直、まだ追いついていません。

 今回の出張は、全国の選挙管理委員会の委員長や職員が集まる会で6年ぶりという公職選挙法の改正が主なテーマでした。
 ネット選挙の解禁や成年後見人制度の改正など、新しい制度改正もともない休憩時間にはどのようになるのかという話をしていました。

 法改正は何でもないことのようですが、これがボディブローのようにじわじわ地域社会に影響を与えるのです。

 特に、ネット選挙の解禁では、むしろ選挙時に候補者が情報を発信する量が限られていましたが、自分の思い(マニュフェスト)を十分伝えられる機会が増えるということです。
 ただし、その反面いいぱなしは許されませんから、ある程度実現可能なものを取り上げる必要があり、そのための日頃の勉強が支持者獲得につながることになると思います。

 そういう意味では、各候補者は選挙人にいかにわかりやすく自分のマニュフェストを伝えるかといったプレゼンテーション能力が求められるようになるでしょう。

 そして、そのマニュフェストも社会情勢などの変化から変えなければならない事態が生まれてくると思いますが、そのときに明確に説明できる説明責任能力といったものがあわせて必要になることでしょう。

 どちらにしても、今、政治活動や選挙運動が大きくかわる歴史のターニングポイントのような気がします。

野の花

2013年04月11日 22時57分23秒 | 職場の出来事

 私の職場周辺にはさまざまな花が咲いています。
 昼休みに散歩をしていると公園の柵から道路にはみ出ていた写真のような花がありましたので、摘んできました。

 生けるものがなかったので、これまた近くの「工房 ROSA(ロサ)」に立ち寄り、写真のような花瓶を手に入れました。

 ロサはセンスのいいお店で、値段も手ごろで買いやすい店です。
 無理を言って敷物もサービスしてもらいました。

 私たちの職場ではすでに七月の参議院通常選挙に向けた準備に入っています。
 近づけば近づくほど心にゆとりがなくなります。
 そんな中、野の花一輪でも生ける心のゆとりが大事かなと思ったからです。

 毎朝一時間程度行っている職場内研修で、たとえ野の花でも飾ることの大切さに気づいてもらいたいと思います。
 禅とか茶道、生け花などは人をもてなす大切さだけでなく、常に自分との戦いの中で自己を修練する中にも自己を見失わないということを教えているような気がします。

 凛として生きるためには、この自己を見失わないということが大切だと思います。

少しだけ...

2013年04月08日 22時01分25秒 | 職場の出来事

 20年ぶりの選挙管理委員会復帰である。
 制度もかなり変わっている。

 勘を取り戻すなんてレベルじゃない。
 まったく初心者に戻ったような感じである。

 職場内研修と初心に返るという意味合いから、「逆引き選挙事務講座」を私といっしょに選管に入ってきたメンバーとでスタートした。
 毎日一時間程度を目安に行っている。

 最初は緊張していたメンバーも今日くらいになるとなれてきたのか、質問も出るようになる。

 自分が一年生のとき、訳がわからないまま一年があっという間にすぎた。
 「なぜ、この仕事をこんな風にやるのか」聞くことも出来ないまま時間が過ぎた。

 だからこそ、同じ思いをさせたくない。
 一番最初は、法律の読み方。

 そして、開票事務から投票事務、不在者投票、期日前投票とエンドからスタートへとさかのぼっている。
 この学習の仕方は、初めての試みなのですが、やりながら「これ、いいかも!」と思ってしまった。

 さっそく持ち込んだホワイトボードが大活躍である。
 

 

素敵な朝

2013年02月27日 21時08分11秒 | 職場の出来事

 私の職場はとても小さな出先機関です。
 ですから窓口としては最大3つが精一杯です。
 その理由は、支所長の私と、事務対応スタッフが4人、そして用務員さんの計6人体制で、事務対応スタッフのうち1人は電話対応で控えているため、窓口が3つというのがその理由です。

 そして、来月の中旬頃から四月の中頃までその窓口が混み合います。
 市民の皆さんが人事異動や進学などで住所移転などのさまざまな手続きが集中するからです。

 一昨日、その繁忙期をどうにかしたいから職場内研修をやりたいので残らせて欲しいと申し出がありました。
 快諾したのですが、一つだけ尋ねました。

 「どういう、方向で話し合うの?」

 「お客様を少しでもお待たせしないように、話し合います」

 「わかりました、ではお任せします」

 といって、私は残らないこととしました。

 翌日、話し合いの成果をまとめ報告しますといわれたので待っていると、今朝の朝礼で報告がありました。

 内容を見てみると、窓口を4つにするというものでした。
 休息時間も半分に短縮し、がんばるというものでした。
 その他にもきめ細かくまとめられていました。
 かなり、チエを出しあったことが窺えます。

 サービスの基本はマンパワーです。

 ですから、マンパワーを投下するほどクオリティは向上します。
 それは、わかっていました。
 大切なことは、これを指示してやらせるか、気づいて率先垂範するかでは、同じ労働力を投下してもクオリティに差が出てきます。
 そして、お客様にいかに心地よい窓口をつくりたいかが読み取れました。
 
 内心、うれしさがこみ上げましたが、黙って頷いていました。

 すべて任せることにしました。
 「支所長が頼りないと部下は育つ」と勝手に思った素敵な朝でした。

 


 
 

得しちゃったよ!

2012年12月19日 22時55分40秒 | 職場の出来事

 地域の勉強会をしていて得をすることが多くなった。

 まず、この職場に来て、早1年と9ヶ月。
 支所長の顔を地域の人たちが知っているかというと、案外知られていない。

 進行役として司会をさせていただいているので、どうやら顔を覚え始めていただいたようである。
 失礼な話だが、私の方は顔のイメージはあっても名前がすぐに出てこない方もおられる。

 でも地域を回っていて、挨拶をすると笑顔で挨拶が返ってくるようになった。
 この笑顔が返ってくるというのが重要である。

 笑顔だと挨拶に続く言葉がかけやすい。
 「ヒヤイ(寒い)ですねぇ」と続く。
 すると、大概は
 「ほんとにねぇ」と返ってくる。
 ここまでくると話しやすくなる。
 「何してるんですか?」とずうずうしく相手の懐に入っていく。

 怪訝な顔をされることが多いので、きちんと名のる。
 すると、「ああ」といった表情になる。

 そして、地域の歴史や言い伝えなどを聞きだしていく。
 ときどき、「そうなんや」、「なるほど・なるほど」、「確かにそうですね」の合いの手を入れる。
 相手は調子に乗ってきていろいろなことを教えてくれる。
 ときには、お茶までご馳走になる。

 なによりも、次回から「こんちわ!」と挨拶ができる。

 話は変わって、地区防災連合会長さんと年度初めはギクシャクしていた。
 会長さんとしては、一生懸命やっているのに行政は怠けているといったイメージをもたれていたようである。
 一番は、他団体ならわかる独居老人の情報が防災組織ではわからない。
 災害が起こった時に近隣の人たちが助けたくてもわからないから助け出すことができない。
 だから、支所が仲介して何とか入手して欲しいということなのである。
 個人情報の開示なので一朝一夕には進まないと思ったので、珍しく歯切れが悪い答をした。
 すると、烈火のごとく怒られた。
 仕方がない。黙るしかない。
 だが、諦めたわけではない。
 互いがその必要性を認めた上でないと、解決策は見出せない。
 そこで考えたのが勉強会という手法である。

 そして、時間がたち、地区の勉強会で「防災」のテーマを二回に渡ってやったおかげで、この会長さんととても仲良くなった。
 どうやら、こちらの思いが伝わったようである。
 烈火のごとく怒った記憶は両方に残っている。
 謝りたいのだろうなと感じるのだが、あえて触れないようにもっていく。

 相手の自尊心を傷つけたくない。

 でも、今度、支所長の発表会で「防災」がテーマになったので色々と教えを請うと、自らの資料をわざわざ支所まで持参してくれた。
 その気持ちがとっても嬉しくて、「会長、これからも甘えていいですか?」と訊ねると、
 「ええですよ、何でも言うてよ!」と返ってきた。

 これですべてのわだかまりが消えた。

寒~い~

2012年12月18日 21時41分31秒 | 職場の出来事

 昨日の地域の勉強会をうけ、埴生(はぶ)山の避難道を見に行く。

    

 いくつかの山道から登ってみる。
 どのくらいまで上がっていいのかわからないので、地元の高い建物よりも高いところまで上がってみた。

    

 途中までは愛車のスクーター「流星号」で登れるところまで登って、そこから歩いて上がった。
 最初は寒いのだが、歩いているうちに温かくなる。

 なんどか繰り返すうちに、風を引きそうな感じになる。

 極めてつけは、流星号がやっと通れる細い山道を見つけ上がってみる。
 すごい傾斜角度である。

 「こりゃあ、オフロード(バイク)じゃないと無理だな」と思いながら、いい加減進んでいくとターンするところがないことに気付く。

 「やっちまた!」と思いながら、ずるずると後ずさり。

 今日の学びは、どの道も子どももお年よりも上がりにくいということと、きちんと歩いて上がるということか。

ポウ年会?

2012年11月07日 05時23分44秒 | 職場の出来事

 久しぶりに職場のメンバー全員が揃っての飲み会をする。
 小さな職場なのに全員が揃うのが難しいのは職員の中に二人も家族の介護をしている人がいるからだ。

 特に、一人の職員のご家族はかなり深刻で、傍で見ていても、その大変さが伝わってくる。
 過去に私は部下のプライベートには触れないようにしていた。
 でも、小さな職場では助け合わなければならないことがたくさんある。
 それだけに、プライベートも含めて時間があるごとに話をしている。

 最近は気を許してくれているのか、さまざまなことを相談してくれる。
 困っていることは、本人に許可を取って他の職員にも伝える。
 他のメンバーも理解してくれるとさまざまな局面でアシストしてくれる。
 そのやさしさがうれしい。
 
 そもそも今日の飲み会の趣旨は、ボーリング大会に参加してから、その後の打ち上げといういうことであった。
 しかし、おじさん連中が、近づくとやってもいないのに「筋肉痛になりそうや」とか、「終わってから飲むと遅くなる」といった文句が出る。

 本音は早くから、たくさんお酒がのみたいということ...

 素直でないおじさんばかりが揃っているうちの職場では、女性陣がわがままを聞き入れざるを得ない状況である。
 
 結局、ボーリング大会が終わるであろう頃には出来上がっていて、二次会に行く気力ものこっていないため、帰路につく。
 つまり、おじさんにとってボーリング大会と飲み会は両立しないということか...

 そこで今日は忘年会よりも早いので「ポウ年会」なのだそうだ。

 これに付き合わされる女性陣はたまったものではないが、愛想笑いも含めて笑顔で解散できたのでよしとしよう。

第二回 生石地区 明日のまちづくりを考える会

2012年11月01日 20時58分49秒 | 職場の出来事

 30日に開催しました「第二回 生石地区 明日のまちづくりを考える会」の内容は次のとおりです。

 ●テーマ  地域の子育て

 ●出席者数 42名

 ●内 容
  まず、この勉強会の根拠となる規約(後述)の承認と会長、副会長(2名)を決定しました。

  ・会   長/福山 勝幸/生石地区広報委員会
  ・副 会 長/角田 敏郎/生石公民館長
  ・副 会 長/渡邉 武敏/生石地区社会福祉協議会

 次に、地域の子育て活動に積極的に取り組まれている角田公民館長にお願いし、地域の子育て活動の取り組みや生石小学校で行っている「いきいき子ども教室(放課後子ども教室)」の現状と課題について報告していただきました。
 報告の内容は次のとおり。

  ●公民館の使命
   ・知ることを学ぶ
   ・為すことを学ぶ
   ・共に生きることを学ぶ
   ・一人の人間として豊かに生きることを学ぶ

  ●生石公民館の基本方針
   生涯学習理念に基づく 物語のあるまちづくり
   スローガン「みんなでつくろう みんなの生石」

  ●事業の重点施策
   《青少年育成》
    地域・学校・家庭が協働し、青少年の健全育成に努める意識啓発を推進する
               ⇒ 住みよい地域づくり

  ●成果と評価

             21年度    22年度     23年度
   参加子ども数(人)   2,989      4,315   5,311
   協力者数(人)       788        930   1,261

  ●協力者の内訳
   実行委員会+学校+有志+PTA+公民館(生石GG)+保育園+愛媛大学

  ●子どもたちの変化
   ・規範意識の向上
   ・自主性の向上
   ・社会性(大人や異年齢との交流)の向上
   ・協調性(助け合い)の向上
   ・地域活動への参加意識の高まり
   ・思いやりの心の育み
    「学校へ行くのが楽しい」という子どもが増加

  ●保護者の変化
   ・行動にはつながっていないが、施設、制度、地域の子どもに対しての関心は高まっている
   ・お世話になった地域の方や実行委員への感謝の言葉が出るようになった

  ●地域の人への変化
   ・喜びを感じる(学び)
   ・充実感(感動し、次への意欲につながる)
   ・達成感(感謝されることで感じる)
    感動と感謝の地域づくり


  ●課  題
   地域への広がり・・・・・地域総ぐるみで ~ 喜怒哀楽を共有する ~
   ・後継者難、高齢化
   ・センター機能の欠如
   ・開かれた地域づくり(伝えることの大切さ) ⇒ 情報(発信と受信)

  ●連携強化・・・・・組織を結ぶ
   ・組織同士の連携・連帯
   ・組織自身の連帯強化
   ・相互補完
   ・住民同士の連帯 ⇒ コミュニティの再生
     ⇒ オールマイティの地域づくり

  ●主体形成論
   ①参加主体の形成 ← 情報が必要
   ②事業主体の形成 ← 実践力が必要
   ③計画主体の形成 ← 企画力が必要
   ④経営主体の形成 ← マネージメント力が必要

 これらの内容についての質問がなかったので、教育現場の人たちに意見を求めました。

 ◇生石小学校
  (社会環境の変化が著しい現在、)学校教育だけでは限界に来ており、
  地域教育力や家庭教育力が大切になってきている。
  そういう意味では、生石地区のような公民館を拠点に地域と連携し、
  積極的に地域教育力を引き出している地域をみたことがない。
  より強い連携(絆づくり)強化を図りたいと考えている。
  また、「いきいき子ども(放課後子ども)教室」などを学校の施設内で
  行うことに意義があると思っており、このことが地域の力を借りる背景
  にもなっていると確信している。
  さらに、当校では米づくりなどでわかるように一年生から六年生まで全員
  がひとつになって事業に参加しているが、そのためには地域の人たちの
  協力が必要であり、今後ともよろしくお願いしたい。
  一方、夏休みに教員に地域を見回せると、公園など屋外で子どもの姿を
  見かけない。
  おそらく、室内で遊んでいると思うが、長期の休みに地域の力を借りて、
  子どもたちが安心してのびのびと遊べる環境づくりに取り組んでいただ
  けるとありがたい。

  平素の見守り活動に対するお礼と中学生リーダーと小学生がつながる
  場づくりについて依頼される。

 ◇西中学校
  中学生は部活動などが忙しいため、地域の活動に参加しにくい事情がある。
  ただ中学生の場合は、参加を強要すると逆効果となる。
  (小学校などと)つながる場づくりと参加しやすい方法が必要と考える。

 ◇桃山幼稚園
  卒園一年未満の新入生と園児を結ぶ「ホームカミングデイ」を実施して
  おり、その時に学校の事情などを聴く機会がある。
  そういう意味では、私たちも今後、さまざまな形で側面支援できる可能性
  があり、地域の役に立てることがあればやっていきたいので声がけを
  お願いしたい。

 ◇生石保育園
  近年、生石公民館と連携し、さまざまな取り組みを行っており、最近は
  桃山幼稚園との連携も始まっている。
  この結果、小さな子どもたちとその若い母親が公民館を利用してくれる
  ようになっている。
  そういう意味では、私たちも保育の門を開けて地域の人たちに来ていた
  だくようよりアピールしたいと思っている。
  また、若い保護者に対して気付いた点は遠慮なく指導していただきたい。
  私たちは、保護者と強い信頼関係を構築しているので、指導されたことに
  不平不満が出たとしても、きちんとフォローする。

 現場としては以上のような内容が出ました。
 このことを受け角田公民館長から、学校訪問にきた父兄から放課後の地域の取り組みなどを見て、「生石小学校に決めます」といってもらえたという報告があった。
 また、今までは生まれ育った地区の学校に通うというのが常識であったが、これからは「学校が選ばれる時代」になり、「学校に子どもがいなくなると廃校になる時代」へとつながる。
 そういう意味では、「生石地区に住みたい」というようにしていかないといけないし、そのためには「地域が支える」という前提が必要であると説明があった。

 さらに、「もっと子育て支援についての話が聞きたい。
 分館単位でもさまざまな活動をしており、ボーイスカウトなどの活動も聞いてみたい。
 三回目、四回目の二回に分けて災害について学ぶのであれば、子育てについてももっとこういう機会を増やしてはどうか」という提案があった。
 このことについては、本日、会長・副会長が決まったので協議して検討することになった。
 最後の挨拶の中で、「富久地区の『三世代しめ縄づくり』の紹介があったが、父兄の意見で子どもたちの参加を中止せざるを得なかった」との報告があった。
 さらに、「お世話をするお年よりも子どもたちとともに行うことで生きがいややりがいにつながるので、今日の話を聴いていて復活させたい」とう感想が述べられて終了した。

         


 【3回目以降のスケジュール】  

  ・第3回会議 11月20日   「大災害が発生するとⅠ」

  ・第4回会議 12月中旬  予定 「大災害が発生するとⅡ」

  ・第5回会議  1月中旬  予定 「無縁社会について」


素敵なプレゼント

2012年10月24日 19時42分36秒 | 職場の出来事

 今日は職場に小さなお客様がいっぱいやってきた。

 それも、次の写真のような花をいっぱいもってである。

    

 聞くと人権の関係でもらった花を植え替えて配っているとのこと。
 玄関前などに並べてもらった。

  

 さびしかった玄関前がいっきに明るくなった。
 特に、生石小学校の児童からのプレゼントなのでよけいに嬉しい。

 明日からの水やりの仕事が私の仕事に加わった。

 生石小学校のみなさん、ありがとうございました。