走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

コミュニティ掲示板

2012年10月23日 20時02分32秒 | 職場の出来事

 少しづつ職場の雰囲気を変えようと思いレイアウト変えをしている。

 支所の本来のありようについて、原点に立ち返り、変えようとしている。
 現状では窓口業務だけでアップアップの状態が現実ではあるが、それでも変わらなければならないと思っている。

 いつものやり方だが、カタチから入る。

 小さなロビーの掲示板には、従来からポスターを所狭しと貼っていた。

 ここから変えてみることにした。

 どう変えるか...

 窓口業務でケースによってはお客様を待たせる場合もある。
 気を紛らわしてもらうためには、雑誌を置くという手もあるが、悲しいかな置くスペースすらない。

 ならば、掲示板をコミュニティ掲示板とすることにした。
 様々な機関や団体から回覧用の印刷物を頼まれるので、これを活用した。

 ・公民館関係
 ・社会福祉関係
 ・防犯関係
 ・自主防災関係
 ・小中学校だより関係

 中には、読みづらい印刷物もあるのでポイントだけ抜き出して打ち直したりもした。
 地区の直近の行事・イベントもひとつにまとめ表示した。
 さらに、先日、撮った生石小学校の稲刈りの写真も「秋の風物詩」として掲載した。

 前とくらべるとかなりすっきりした。(自画自賛)

 支所が地域の拠点に成るよう、頼られる支所に成るよう、少しづつだが変化しようと思う。

 あそこに行けば、何でもわかる。何でも知っている。

 そんな支所に成りたいと思う。

連携と説明

2012年10月11日 22時10分20秒 | 職場の出来事

 今日の午後、本庁で「支所長特別連絡協議会」がありました。
同会は各地区が輪番制でそれぞれの地域特性や伝統・芸能・歴史文化・郷土の偉人、地域課題やまちづくりの進捗状況について発表するものです。

 今回の4地区の発表で全地区を一巡したことになりました。

 発表後、野志市長からは「連携と説明」の重要性が語られました。
 落語を例にとり、
  「ひとり口なら養えでも、ふたり口なら養える」という話から、連携の必要性を説かれました。

 そして、説明不足は、誤解を招き、反発を招く怖さがあると。

 確かに地域活動をしていて、痛切に感じるのは各種団体ごとで解決できる問題と、解決できない問題があることを
 そして、解決できない問題が増えていることを

 そのためにも連携は必要なのですが、ここに人間関係の微妙なキビが絡み、一朝一夕では難しいことがいっぱい出てきます。
 これらの解決には、地道に足を運び、人間関係を築き上げながらしかないのかなと、鈍亀の自分としては思うのです。

 そして、個人的に不安に思っていることは全国にも誇れる広報委員制度が廃止の方向に向かっているということです。
 市長が言われるように、説明はしすぎるということは決してないと思うのですが、この広報委員制度がなくなると、地区の発信機能がなくなり、結果的には説明機能がなくなってしまう可能性が高いということです。

 さらに、地区の広報委員さんが兼務で、地区の防犯や見守り、交通安全、自主防災の各役職を努めている場合が多く、廃止されるとそのなり手がいなくなる可能性があります。
 つまり、地域のさまざまな救済機能が機能不全を起こしてしまう可能性があるということです。

 私たちは、よくセクト主義や縦割り行政といった批判を受けます。
 これは、視点が常に市民にベクトルを向けた判断結果から生まれる批判なのでしょう。
 
 いつも市民から行政向けたベクトルで発想するというのが大切だなと、青空一面に広がるうろこ雲を見ながら、改めて思ってしまいました。

バリアフリー学習

2012年10月02日 00時48分12秒 | 職場の出来事

 年に一度、生石小学校の4年生が施設見学に来る。

 特に、支所のバリアフリートイレを見にくるのである。
 普段にも増してトイレ掃除に力がはいる。

 そして、子どもたちがやってくる。

 まずドアを開けると自動的に電気がつく。
 少しだけざわめく。

 「君たちはコックを回すのは簡単だけど、回すのが難しい人がいます。
  だから、引っ張ったり、押したりの動作で簡単に動かせるようにして
  いるんだよ」と説明。

 蛇足だが
 「今日は君たちが来るというので、おじさんはいつもよりきれいに
  掃除しました」という

 児童の一人が、
 「うん、ピカピカや。苦労したんやね」と労をねぎらってくれる。
  

 一通り見てから、まとめて質問を受け付ける。
 人工肛門の洗浄するところのコックに温度調整ができるのはなぜかという質問が出る。
 「今はいいけど、寒くなったら、冷たい水で洗うのは大変でしょう。
  だから、お湯が出るようになってるんだよ」と説明すると、
 「へぇ~」と返ってくる。

 最後に私から、
 「身体の不自由な人はさまざまです。
  バリアフリートイレは、少しでもそういう人たちに便利なようにつくっていますが
  百点満点ではありません。
  一番のバリアフリーは、困っている人を見たら、君たちがお手伝いすること。
  これが一番のバリアフリーです」とお願いした。

 大きな声で、
  「ありがとうございました!」が
 私への最も大きなご褒美でした。

生石地区のまちづくり

2012年09月28日 21時59分10秒 | 職場の出来事

 生石地区でもまちづくりについて、さまざまな角度から勉強していこうという機運が起こってきた。

 また、当支所の窓口で災害時の支所の役割や放送設備について聞かれることがある。
 これも東日本大震災の影響であろう。

 この地区では、仙台空港のような松山空港があり、津波が起こった時のイメージがかぶるから、余計に恐怖心を掻き立てられるのかもしれない。
 まちづくり勉強会でも、3回目と4回目(11月~12月頃に開催予定)は災害についてである。

 前地区防災連合会長のSさんは、元自衛官でこういった情報には詳しかった。
 Sさんの話では、この地区は一面砂地だったために、大地震が発生すれば津波より液状化の方が怖いという。
 確かに、液状化が起これば大きな看板が立ち並ぶ旧空港通りでは、それらの看板が倒れ交通が麻痺し、すぐに渋滞になってしまう。
 電力系や通信系の電柱もバタバタ倒れていく。

 そこに人でも歩いていたらと考えると、ぞっとする。
 ライフラインもすべてダウンする。

 津波だって安心できない。
 そのためには、どこに逃げるか...

 近くに「埴生山(はぶやま)」があるのだが、避難道の整備が必要である。
 しかし、住民の手で整備しないと短期間には難しいような気もする。

 桑原地区の展望台整備のように頂上整備とひっかけて山道を整備する手法もあるが、既に頂上には展望台と小さな公園が整備されている。
 問題は、そこへ至るまでの山道の整備と、整備後に地域住民の皆さんに、とっさの時には「埴生山」へと思わせる意識を持ってもらわないといけない。
 
 そこで、単に避難道の整備というだけでは、大事なことだとはわかっていても気乗りがしないだろう。
 では、どうするか。

 そこで思いついたのが、久米公民館がやっていた「里山」整備。
 「これや!」と自分の中で湧き上がる。

 インターネットで「里山」と叩くと、写真のような「芝生のある里山」なんていうのも出てきた。
 「みちくさ」なる里山整備もある。
 つれづれなるままに、傍らの草花を楽しめる環境整備も大切だ。
 また、子どもたちの夏休みの自由研究なんかにも使ってもらえるといい。
 夢がどんどん広がる...

 そして、整備ができていれば、いざという時には一人でも多くの命を助けることができるかもしれない。
 
 これを形にするためには、地域の人たちの力が必要だ。
 今は、どうしていいかわからない。

 自分で考えてもろくなことはないから、まずはいろいろな人の話を聴きにいこう!
 まずは、それからだ。


第一回 生石地区 明日のまちづくりを考える会(報告)

2012年09月27日 23時46分03秒 | 職場の出来事

 今夜、「第一回 生石地区 明日のまちづくりを考える会」が開催されました。

 第一回目のテーマは、「通学路について」でした。
 生石小学校、さくら小学校、西中学校の校長や教頭先生、担当の先生などにも来ていただきました。
 会議の進行方法は、学校が平素抱える通学路の課題などについて説明をいただき、それに対して地域の各団体の代表の方々が質問をしたり、アイデアを出すというやり方で進めました。
 何の根回しなしの、アドリブ状態での会議の進行でした。

 【課 題】

  ・道路幅が狭く、その横に水路が流れていることが多く、車をよけようとして
   子どもが水路に落ちてしまう。

  ・道路標識が見えにくかったり、足りないためか、車がスピードを出して走行
   するので危険。

  ・通学路ではなく、公園なのだがカーブミラーがないために、出入り口の接触
   事故が多い。

   ※ちなみに生石小学校では、4月以降すでに8件の子どもが絡む交通事故が
    発生しているという報告があった(これは、本当にびっくり!)

  ・通勤時の裏道として狭い道とわかっていても、スピードを出して走行する
   ので危険。

 【原 因】

  ・通学時間帯と通勤時間帯が重なる。

  ・事業所が他の地域よりも多いため、通勤者も多いため危険性が高い。

  ・空港という交通結節点があるため、急ぐ車両が多いため危険性が高い。

  ・通学路の横に暗渠をしていない水路が多い。

  ・課題解決に向けて関係機関にお願いするときに単独で行うケースが
   多かったため、関係当局の腰が重い。

 【解決のためのアイデア】

  ・スピードを落とさせるために、愛媛県警が進めている「ゾーン30
   (制限時速30キロ以内等に定める方法)」なども研究し、行動を
   起こしてはどうか。

  ・道路標識やカーブミラーを申請するときに単一の団体で申請する
   よりは、複数の団体で申請するような地域でスクラムを組む仕組み
   づくりに取り組む。

  ・水路に暗渠をかけるための活動を関係団体に対して、積極的に複数
   の団体で依頼しつづける。

  ・道路が狭いから危険という概念から、狭いからこそ車両がスピードを
   出せないという考え方もある。
   狭い箇所については、民有地を通してもらう依頼を、やはり複数の
   団体で依頼に行く。

  ・子どもの交通マナーについては学校で教育できるが、大人のマナー
   については、個人に委ねるしかない。せっかく、各団体の代表に
   出席いただいているので、まず各団体が集まったときにこのことを
   話題にしてもらうことで、改善に努めていく。

 【その他】

  ・まず支所の位置づけについて再認識していただいた。
   困ったことは、まず支所に相談に来てください。

  ・具体的には、申請書や陳情書の書き方がわからないために諦める方が
   おられます。
   そんな時には、ぜひ支所へご相談ください。

  ・支所は、市役所から皆さんへ向かっているベクトル機能ではなく、
   皆さんから市役所に向けたベクトル機能であるということを再認識
   してください。

  ・いいにくいこと、頼みにくいことがあったら、支所を通してください。
   皆さんに汗をかいてくださいとお願いした分、私たちも汗をかきます。

  ・この勉強会は、地区広報委員会、地区社会福祉協議会及び公民館が
   発起人として立ち上げましたが、次回からは「生石地区 明日の
   まちづくりを考える会」を正式に発足し、以降の召集はこの会で
   開催させていただきます。 


 以上、簡単ですが今回の勉強会の要約です。
 そして、二回目以降は幅広く地域住民に声をかけて、誰でもが参加できる勉強会にしようということになりました。

 

 【2回目以降のスケジュール】

  ・第2回会議 10月30日 予定 「地域の子育てについて」

  ・第3回会議 11月中旬  予定 「大災害が発生するとⅠ」

  ・第4回会議 12月上旬  予定 「大災害が発生するとⅡ」

  ・第5回会議  1月中旬  予定 「無縁社会について」  

 
 

ゆるやかに変わる組織風土

2012年09月25日 21時40分38秒 | 職場の出来事

 春の異動で、私の職場は大きく変わった。
 残ったのは私とT君。

 T君とは二年目の付き合いだが、最初は人見知りなのか、正直、あまり会話が弾まなかった。
 だが付き合ってみると、心根の優しい男だとわかってきた。

 そして、用務員さんもかわり、女性になった。
 ただ、用務員さんの仕事は、女性には厳しい。

 そこで、私も私ができることから手伝おうと思った。
 まず、施設周辺の草むしり。
 もくもくとむしるのであるが、次から次へと生えてくる。
 いっぺんには無理だから、少しづつ引き抜いていく。

 それからしばらくして、また草ぼうぼうになった。

 すると、前述のT君が、自ら草刈や枝の剪定をしてくれた。
 私が命じたわけではない。
 困っていた用務員さんを見かねての行動だろう。

 人としての本質的な優しさからだろう。
 作業着に着替えて、汗だくになってきれいにしてくれた。

 小さな職場だが、少しづつ組織風土が変わりつつある。
 秋の風がとても心地よい...

近隣付き合い

2012年09月03日 19時51分05秒 | 職場の出来事

 支所という出先機関で仕事をしていると地域の人たちからさまざまな相談を持ちかけられる。

 今日は、隣の介護施設から、昨夜、奇声が発せられて眠れなかったという相談だった。
 「何夜も続いているのですか」という問いかけに、「昨夜だけです」という返答。

 「何日も続けば直接言いに行くのだけども...」という言葉が続く。

 母親の時のことを思い出す。

 「恐らく、認知症か末期癌の方かもしれませんね。どうでしょうか、二、三日様子をみていただけないでしょうか。
  それでも、続くようなら私の方で施設に直接お願いするか、担当課に相談してみますから」と提案する。

 そして、私の名前と電話番号を書いた紙を渡し、「続くようでしたら、電話で結構なので連絡をいただけますでしょうか」とお願いする。

 とりあえずは納得してもらい帰っていただいたが、気になったので地図で施設を調べ、その施設を伺う。

 恐縮しながら、「すみません、地域の方から昨夜、この施設から奇声が聞こえて眠れなかったという相談があったのですが、どのような状況だったのでしょうか」と訊ねる。

 担当の方が出てこられて、「すみません、昨夜、怖い夢を見られたおばあちゃんがいて、その方だと思います。今後は気をつけます。また何かありましたら、いってください」と丁寧な対応をしていただく。

 職場にもどりながら、母のことを思い出す。
 末期の時に、私の母もうなり声を上げ、入居者の方々に随分と迷惑をかけた。
 そんな経験があるだけに、つらい役目だった。

 支所がそこまで対応する必要はないのかもしれない。
 でも、眠れないといってこられた方は、実はその裏に今回だけじゃないんだという悲痛な思いが蓄積している可能性がある。

 それだけに簡単に扱えない。

 私たちは、どうでもよいことに常に真摯に、迅速に向き合っておかねば、拗(こじ)れたり、爆発してからでは遅すぎることをたくさん経験してきた。
 現場では、様々なことが起こっている...

スマイル研修

2012年03月09日 20時39分08秒 | 職場の出来事

 今週からスタートした朝会時のスマイル研修の最終日。
 リーダー役のK君はさまざまなことを考え、プログラムにしてくれた。

 まず、みんなが覚えやすいようにするため語呂合わせ。

 生石(生石)支所のスマイル研修

  し ・・・ 指圧で顔の緊張をほぐす

  ょ ・・・ ヨガで緊張感を緩和する

  う ・・・ 歌(松山市の唄)を聴いて、歌って精神を安定させる

  せ ・・・ 背骨を真っ直ぐにする運動を行って姿勢正しくお客様をお迎えする

  き ・・・ 鏡正(きょうせい?)。鏡を使ってスマイル練習。

 どうですか?
 少し無理があるものもありますが、良くぞ頑張って組み立てたと思います。

 どんなことにも真剣に取り組むこと。大切なことです。

笑顔あいさつリーダー、始動!

2012年03月05日 19時15分14秒 | 職場の出来事

 本日から、「笑顔あいさつリーダー」に任命していたK君が、朝礼時に日替わりで「スマイル」をつくるための運動を始めてくれた。
 すべてお任せしていたので、何をするのか楽しみであった。
 
 想像では、元気よく大声であいさつをする練習か何かをするんだろうと思っていたら、笑顔をつくるための顔の指圧だという。
 
 少し驚いた。

 「そうきたか」と内心微笑む。

 K君はいたって大真面目...

 つられて真剣にフェイス・マッサージ。
 なんとも心地よい。
 なるほど、休み明けはなんとなく顔がぎこちない...

 顔を緩める運動か...
 考えてるじゃない。

 彼なりに必死で考えたのであろう。
 いいじゃない!

 でも、褒めない。
 一週間とおしてやってみてからである。

 ヘタな指示をするより、まずやらせてみる。
 「帽子と上司は軽い方がいい」と誰かが言ってたっけ...

新メンバー加わる!

2012年03月01日 21時24分05秒 | 職場の出来事

 昨日は悲しい別れがありましたが、今日はうれしい出会いがありました。

 欠員2名に対して、2名の補充があったのです。
 2名とも女性です。
 名前は、二人ともTさん。
 他にも私をいれてTさんが4名になったため、わかりやすくするために次のように表現しようと思います。
 遅ればせながらですが、紹介を兼ねて以下の通りです。

 支所長 T村 支所の中で部下の足をいつも引っ張る私です。

 T屋君 いぶし銀のような火消し役です。私にとっても頼りがいのある部下です。

 K君  いつも職場に笑いを運ぶキャラです。とても気がつく、ポジティブな部下です。

 S君  用務員さんですが、地元団体に関連する業務もお願いしており、私よりも地元の人たちに頼りにされています。

 T市さん 本日からの体育会系の元気な女性です。既に職場になじんでいます。

 T井さん 彼女も本日から加わった新戦力です。民間企業経験があり、期待できそうです。

 以上が、私たちの職場のメンバーです。
 アットホームな温かい窓口を力を合わせてつくりたいと思います(キッパリ)
 お近くにお越しの節は、ぜひお寄りください。 

第一回 たな卸し

2012年02月29日 23時12分35秒 | 職場の出来事

 今日、また悲しい別れが訪れた。
 職場のアイドル的存在だった臨時職員のMさんが任期を迎え、今日で退職となった。

 別れがつらいのか、きちんとしたあいさつをメールで送ってきた。
 娘と同い年である。
 しっかりとしたあいさつがつづられていた。

 最後に花束を贈って見送った。

 そして残された(?)のは野郎が4人...

 だが、明日からもがんばろうということで職場環境の改善作業を行うことにした。

 まず、お客様から見て「汚らしい!」というイメージを払拭すべく整理しようということになった。

 こういうときには、やはりK君。
 一番若いということもあり、期待する。

 整理しながら、いつものボヤキとも取れる独り言。
 よく聴くと、「整理整頓、やっぱり大事やなあ~。オヤジもいよったなあ、『整理整頓できん人間はイカン!!』と」(オヤッさん、まだ元気やろう!)」

 その横で、「まず一年間まったく見なかった資料は捨てる勇気を持とう!複数ある資料はまとめて一冊だけ残そう!今日はスペースを作ることだけに徹そう!次回は、効率性を高めるための動線を確保するために機器の配置に取り組むからなあ」

 一番片付けができない私が一番偉そうに指図する。(本当に大きなお世話である)

 そして一時間半で、紙ゴミが山のように出てしまった...

 

学ぶということ。

2012年02月20日 23時32分59秒 | 職場の出来事

先週の金曜日のOJT(職場内研修)を受け、K君から以下のようなメールが届きました。
小さな職場の中で他人行儀のようなものですが、直接言うには少し照れくさいのでしょうか、メールで頂きました。
本人に無断で紹介するので、ばれてから謝りたいと思います。(K君、ごめんなさい)
でも、こんなに返りがあるとは、海綿体のような吸収力だなと驚いています。

おはようございます。
18日子供の買いものに付き合って、エミフルに行きました。
その日は、子供グッズのセールス期間の中日で開店から3時頃まで行列がとぎれませんでした。(入店制限していたため)
それに伴ってか昼食時も大勢の人でにぎわっていました・・・というか殺気立っていました。
待ち時間が長くて自分もイライラしそうになった・・・その瞬間「あっ!」と思いつき、T所長の真似をして、その間、人間ウォチングをしてみました。
ランチフロアーで感じたことは、人が並びかけた頃は、お店の人の笑顔や挨拶でお客さんも快く待っていったのですが、10分、15分と待たされているうちに、お客さんの待っている雰囲気が変わり始め、20分経過(大行列)していくと、最初は笑顔で対応していたお店の人も、待っているお客さんの殺気にその笑顔が打ち消されてきました。
接客業務で笑顔や挨拶は必要不可欠ですが、お客の人数に合わせて、笑顔や挨拶優先からスピード優先(処理優先)に切り替え(もちろん笑顔や挨拶抜きではありませんが)ないとお客さんは快く帰ってはくれないと感じました。
T所長が人の流れを話していたとおり、川の流れが止まるとゴミが溜まるのと同様に人の流れが止まる、そして待たされることでお客様のストレスが溜まることに気付きました。
このことを、窓口業務に活かしたいと思っています。

学びはどこにでもある。
何気ない身の回りが、ほんのちょっとだけ気に留めるだけでこのように学びの場になります。
そして、「聴く耳」を持つだけで、周りのすべての人が先生になります...

支えあうとは...

2012年02月17日 22時25分04秒 | 職場の出来事

年度末が近づき出先機関である支所は、引越しシーズンとともに忙しくなる。
そのため、ゆっくりと職場内研修(OJT)ができる環境でなくなるので、来年度の窓口サービスの対応を含めて、しっかりとした研修を行った。
事前に私からは、「気持ちのいい窓口づくりとは...」というテーマを投げかけていた。
前にも紹介したが、私の職場は6人。
そのうちの一人、Sさんが今週の月曜日から産休に入ったために5人になってしまった。
そして、チャーミングだけど芯の強く、お客様にとてもやさしかった臨時職員のMさんの任期が来てしまう。
かなりの戦力ダウンである。
危機感が増してきたところだったので、OJTにはいいタイミングではあった。

小さいがゆえにあまり発言がないだろうと思っていた。
口火は、
「3月1日に増員がされない場合の業務処理方法と、仮に来てもスキルのない増員の場合を想定してほしい。しかし一方では、お客様に対して『気持ちのいい窓口』を作りたい。矛盾していることはわかっているが、ここはチエと工夫で乗り越えたい。」と
驚いたことに、このことに彼らはしっかりと受け止めてくれていた。
事前に、T君とS君で話し合って「窓口業務・対応も心も、待ち時間ゼロ作戦」というキャッチコピーをつけて、提案書を作ってくれていた。

その提案書にしたがって、話し合いをしていく。
私は、すべて頷くだけ。
時に、感心し、一つ一つ確認をしながら押さえ込んでいく。
すべて部下たちの提案である。

そして、今月末までに迅速に動けるように事務所内のレイアウトを見直し、整理整頓するように決めた。
切羽詰った状態で、支所長の私と用務員のSさんはフロアーマネージャーをおおせつかった。
さらに、「笑顔あいさつリーダー」なるものを新設し、毎朝の練習計画を作ってもらうことにした。
当然、リーダーはK君。
頼んだよ、K君。

支所長特別連絡協議会

2011年10月24日 18時03分15秒 | 職場の出来事

 今朝は、三役と主要部長を交えての「支所長特別連絡協議会」が開催されました。

 会の内容は市内を東西南北のブロックに分け、その中から輪番で各地区の歴史や文化、地区まちづくり協議会の進捗状況等について発表するというもので、市長自身タウンミーティング時に私たちがつくる「戦略カルテ」で予習するのだそうです。

 今回、私は発表者に当たっていて、どのような切り口にしようか考えたのですが、ありのままで望むことにしました。

 というのも、市が進める「地区まちづくり協議会」がこの生石地区では準備会すら立ち上がっていないということ、ただ地域の代表の人たちと「こんなこと、せんといかんと思います」的な話は既に始めているということ、地域の人たちと議論するための協議資料も出来上がっているということを説明することにしました。

 内容については、少しづつこのブログで紹介しようと思いますが、3・11以降私の中でまちづくりに対する思いが大きく変わってきました。
職場の目の前にある生石小学校から流れてくる子どもの声や歌声を聴きながら、この子たちの命を守り、未来を夢と希望にあふれたものにするために何をなすべきかをずっと考えるようになりました。

 そして、堀江公民館長だった久保田さんの言われた「コミュニティ分権」の大切さをかみ締める毎日です。



不況のきっかけは...

2011年10月21日 06時10分35秒 | 職場の出来事
 昨日、職場のK君がめずらしくこんな質問をしてきた。

 「今の不況はリーマンショックからですか?」と

 私は、こう答えた。
 「私なりの持論でいくと、リーマンショックというよりは1989年の東西ベルリンの壁の崩壊に端を発しているように思うよ。
  これにより、東側諸国の安い労働力がせきを切ったように一気に西側に流れ込む結果になったんよ。
  それによってどう変わったかというと、西側は安い賃金でモノが作れるということがわかったから、インターネットなんかの普及なんかも加わって一気に国際競争が激化し始めるわけよ。
  結果的にコスト競争の中で、誰も儲からないという結果になるわけ。
  そして、リーマンショックや今回の欧州危機などの何回かのアップダウンがあるわけやけど、決していい方向に行っていないことだけは確かやね。」

 「そしたら、どうなるんですか?」

 「そうやなあ、人類の歴史からすると世界大戦前夜のような雰囲気やね。
  特に、深刻なんは米国も景気が悪いということやね。
  過去、米国が経済危機を脱出するきっかけはほとんどが戦争やからね。」
  
 「こわいけど、戦争が起こったら日本はどうなるんですか?」

 「太平洋戦争前は資源がなかった。
  そして、今はそれに加え食料でさえ自国でまかなえないという最悪の状態になっている。
  そんな状況の中で戦争をしても勝てんやろ。
  この国はどこか強い国の属国になるしか生き延びていく道がないのかも。
  今だって考えようによっては米国の属国やし、日本の歴史を振り返ったときにほとんどが属国でしか生き延びる道がなかったんやないかなあ。
  でも、そろそろこの国のさまざまな分野で『これじゃあイカン!』と皆が立ち上がらないかん時機にきているような気がする。
  それがダメなら地方分権という流れの中で、『この地域から』といった発想が必要なんやないか」

 といった池上さん的会話がありました...