走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

台風13号は大丈夫でしたか。

2006年09月20日 02時40分47秒 | その他
 日曜日の夜から月曜日の夜、松山でも台風13号の影響で凄い風が吹いていました。幸いにも、他都市と比べると、被害はほとんどなく、つくづく地の利の良さに感謝してしまいます。(ちなみに松山の地形は風水的には理想なんだそうです。)
 ところで、このような災害時には、災害程度に応じて事前に割り振った職員の出動が求められるのですが、私の所管の中に41の公民館本館がありますので、気になって出勤をしました。
 偶然にも島嶼部の由良公民館に避難があったとの連絡が入っていたのですが、何と田中公民館主事が待機していたというのです。
平日ならわかるのですが、連休中日に、しかも早い内から出動し、待機していたようです。
島内に住んでいるのならわかるのですが、船でいち早く渡ったようです。
上司の私よりもはるかに危機意識がある、と感心してしまいました。

 でも、本音は、部下が危険を犯してまで職務を遂行してくれることに対して、上司としては熟慮たるものがあります。
部下には家族がいます。
なのに、市民の生命の方を最優先しなければなりません。
それが職務であり使命であると言われれば、それまでです。

 そして、今回、高波の危険性があり、避難所としては不適当な公民館があります。
でも、そこの公民館主事は、人一倍責任感が強く、放っておくと誰よりも先に、現場に出向く可能性があります。
そして、彼が公民館を空けてしまうと、地域の住民が、その公民館に避難してくる可能性があります。
私は、こういうとき、その判断は、現場に委ねられるべきだと常々思ってますので、住民と部下の生命の安全の観点から、彼に連絡を取り、出動しないよう命じました。
この行動には、賛否両論があるかもしれませんが、責任は私が取ればいいのです。
何よりも、住民と部下の生命には替えがたいものがあると思うからであります。

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