
地域の中に新たに葬儀場ができることになった。
ちょうど、その建設地の東側道路に面したところが通学路になる。
その東側道路はちょうど大きな路からの進入路になるため、子どもたちの登校時に出勤車と重なり、抜け道として進入してくる車が多く、歩道のないその道は子どもたちにとって、とても危険なのである。
しかし、私有地なので勝手に子どもたちがその中を通学路として通ることはできない。
地域の勉強会の中でも取り上げられた危険箇所である。
学校からはその施設の中の東側を通らせていただけないか、相談を受けていた。
ちょうど持ち主が変わり、葬儀場ができるという。
その葬儀場を運営する企業を探し、色々な人のお力をお借りし、窓口までいきつく。
連絡をいただきお会いいただくことになった。
うれしかったのは、事前に相談内容をお話したことで、工事期間中から子どもたちが通りやすいようにと、歩道分を確保しアスファルト舗装までしていただいた。
期待が膨らむ。
そして、今日、校長、教頭、公民館長、交通安全協会長と私で出向く。
私などは何の役にもたたないが、「いるだけでも心丈夫です」とおだてられ有頂天になりお仲間に入れていたただく。
もしものことを考え、作戦を練っていたのだが徒労に終わった。
施設完成後も子どもたちが通りやすいように再舗装していただく計画になっていた。
しかも、車道とはっきり分けるために色の付いた舗装にしてくれるとのこと。
至れり尽くせりである。
企業の社会貢献の一環でもあるのだろう。
このように理解いただけるとずいぶんとやりやすい社会になる。
今回、特によかったのは皆が心を一つにし、行動を起こしたことである。
行動を起こすだけで、いい方向に転がることがずいぶんあると感じた一日である。