走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

前例踏襲主義

2010年02月02日 22時38分02秒 | 考え方
 今まで「前例踏襲主義」を諦めることはあっても、真剣に考えることはあまりなかった。
どこかに自分はちがうというイメージがあって、他人事のように考えていたからである。
そして、前例踏襲主義病にかかった人の言動を見聞きした時に嫌悪感を感じていたが、それは鏡で自分を見ていいたのじゃないかと思うようになった。

 このように考えるようになったのは、日本深層心理研究会主幹の山口彰さんの書き物を読んでからである。
山口さんは、前例踏襲主義病にかかる人は大企業のサラリーマンや官僚に多いという。
症状は、伝統や権威に盲従し、それを盾にして下位の者に接する傾向があるとも。
もとからこの病気にかかっている人はいなく、大きな組織にいるうちに権威主義的傾向を深めて、仕事に新しい発想や創造性を発揮できなくなると。

 彼らは一見患者のように見えるのだが、事実は権威に従っていれば失敗を叱責されることがないことを知っており、その方が楽だということを知っている。
権威主義的傾向の強い人は、心の中で周到に損得勘定をしていて、うまく出世する人が多いという。

 権威主義的性格の対極に位置するのが創造的な性格なのだそうだ。
どちらを選択すればいい人生を送れるかは一概に言えないとも。
ただし、権威主義的な傾向を捨てない限り、心躍るような冒険や感動を体験はできないと。

 では、ここから脱出できるのか。
つまり、人は変れるのかという命題である。

 答えは、変れる部分と変れない部分があるという。
わかりやすく言うと、人間を「玉葱」に例えて言うと、人間の心は玉葱のように重層的にできていて、中心にある「気質・体質」はそんなに簡単には変わらない。
中心に近い「感情」も変えにくいけど、外側に近いところの「態度・習慣」は変えられる。
最も外側にある「行動・考え方」も変えられる。
そして外側にある「行動・考え方」は人との出会いや読書、新しい体験で比較的簡単に変えられるという。

 こう分けて考えると、随分と楽になった。
 前例踏襲主義病の重症患者にならないようがんばろう
 

夢・紙芝居 2月上演情報

2010年02月02日 06時21分58秒 | インフォメーション
 2月の夢・紙芝居の上演予定は次のとおりです。
 まだまだ寒いですが、ぜひ温かくして観に来てください。

 ◆日 時

  2月14日(日) 

   1回目 14:00

   2回目 15:00

 ◆場 所

  道後駅前 からくり時計広場横

 ◆その他

  昔懐かしい紙芝居自転車で上演します。
  また、懐かしい水あめも売っています。


うれしいお土産

2010年02月01日 22時01分11秒 | ちょっといい話
 今日の午後に生石公民館の角田公民館長が訪ねてきてくれました。
 こちらから伺うのが筋なのですが、こうやって来ていただくと恐縮してしまいます。

 そして、必ずお土産として「公民館だより」を持参していただきます。
 また、地区によっては発行のたびに私たちにも「公民館だより」を送ってくれるところもあります。
 最近、私はこの各地区の「公民館だより」を見るのが楽しみになっています。
 この中には、日々の公民館活動が凝縮されているからです。

 いまさら、紙の媒体(「公民館だより」のこと)とバカにする人もいるかもしれませんが、「公民館だより」を発行し配布することはとても大切なことだと思うのです。
 また、各世代に地区活動を知ってもらうには、媒体は色々合った方がいいと思っています。
勿論、ホームページや携帯電話へのメーリングリストなどなど、ICT技術を屈指するというのも大切なことではありますが、全体から見るとまだまだのような気がします。

 それぞれの媒体の利点と欠点をよく踏まえた上で、上手に組み合わせることが大切だと思うのです。

 そして、今日、角田公民館長から次のようなことを教わりました。

 ①「公民館だより」に写真を多用することで、よく見てくれるようになり、
  反響が出始めてきた。特に、集合写真に自分が写っていないか、
  よく見てくれるようになったからではないか

 ②住民が掲載して欲しいと自ら原稿を持ってきはじめた。

  特に、②は私が求めていた理想です。
  住民自らが自分たちの活動を自発的に発信することこそが、住民自治の第一歩だと思うからです。

 変わらなくてはならないもの、変えてはいけないもの、改めて勉強させていただきました。