錫 杖 流

我流を貫く自由人です。

伊是名島(いぜなじま)へ

2017-01-30 | 離島旅

ハイサイ めんそーれ(^0^)/

ここは沖縄の離島「伊是名島」

雲天港からフェリーが出ています。

片道約55分。



昨年完成の新しい船「いぜな 尚円」


 

琉球王朝第二尚氏の始祖である尚円王にゆかりが深い島としても有名。

少し歴史に触れてみましょう。 

その昔、琉球は南山・中山・北山に分かれ、各地の豪族たちによる群雄割拠が続いていました。

時を同じくして、伊是名島の青々とした農村で一人の男の子が産声を上げました。

後の琉球王朝第二尚氏始祖尚円王でした。

青年期の尚円王の名は松金と称されていました。

松金は24歳の頃、国頭の宜名真に渡ることとなり、その後何年かの時を経て首里に上ることとなりました。

首里に上る頃の松金は金丸と称され、越来按司という役人の屋敷で奉公することになり、

生来、頭が良く人格も優れていたため、越来按司は金丸をいたく重用したそうです。

そして、尚思達王の代に下級役人となり、次の尚金福王の時には黄冠(高級官吏)の地位まで出世し、

その後、金丸は様々な課程を得て、55歳にして琉球国王に即位しました。

農民から国王へ すごい事実です。


琉球王朝第二尚氏は、1470年から明治の廃藩置県(1879年)に至る409年の長きにわたって琉球王朝を築きました。

このような長期安定政権は、徳川幕府をしのぐ歴史上たぐいまれな政権であったと同時に、

独自の琉球文化が育まれ、今日に伝えられています。


島に渡る前からこの史実をキャッチしていましたので

とても島巡りが楽しみでもありました。



洋上にて、午前中に登った伊江島のターチュが輝いていました。

運天港の売店でおばちゃんに明日の天気はどうですかと尋ねると

「明日は波が高いよ〜」と

天気を聞いてるのに波が高いとはどういう事だろうと不思議に思うのでした。

今回の旅で認識を改めたのは沖縄の天気について。

沖縄の気象は風に支配されているということ。

山風は気象に影響しない。

天気予報は

波の高さである程度分かるという事でした。

今迄山での天気を読むことはあれど

海にも天気があるのかと

なんだか楽しくなってきました。




雲天港に到着。



受付1分。

一切説明を受けずに、これ乗っていってと気さくなお姉さんでした。




お世話になる民宿前田さんにCheckイン。

宿のお子さんでしょうか

何の挨拶もしてないのに

サッカーボールをパスしてくれました。

島の子供たちはとても素直に育ってますね

瞳がとっても透き通っていて輝いてる。

伊是名島ではいくつかの風景にであったけど

この少年との心のパスが一番思い出に残るのでした。



夕暮れの風景の撮影に車を海岸に走らせました。

気分のいい時は、必ずいい雲が流れてくれます。





 

夕暮れショーを楽しみましょう。

島で迎える夕焼け

贅沢です。









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