自分のトラックにはねられ死亡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081021-00000558-san-soci
全く他人事ではない....
昔,社員が停めたはずのACTYのワゴンが坂道を走り出してT字路の交差点のガードレールにぶつかったという報告を受けた時を思い出した.
最近の人はAT車に慣れているからでしょうか,「まさか!」と思うことがたまにあります.
その他,このケースで考えられるのはサイドブレーキのワイヤの伸びでしょうか.
バネ定数kが変わるほど引っ張る人って結構多いと思います.
延性に変化を及ぼすのって非常に怖いことだと思うのですが,車という密室での出来事のためか,余り非難されることってないですね.
同種のケースで周囲の反応が違うのがネジの場合です.
地域や業界によって違うかもしれませんが,ネジを締めすぎてしまうことを「アホ締め」と呼びます.
ネジの劣化を進行させたり,ネジの頭をネジ切ったりすると非常に危険なので厳しくチェックが入り,呼び方からも推測できるように,もしその当事者になってしまった場合は非難と軽蔑が一気に集中します.
現象としては同じ事ですが,ネジとワイヤでは社会的制裁がかなり違うのが不思議でもあり,危険回避のレベルの差に油断が入る余地ができていると思います.
この記事の事故原因はわからないですし,分かったとしてもニュース性は最初の記事よりも落ちて,記事にならないかもしれませんが,私は非常に気になっています.
亡くなられた運転手の方も驚いたと思うのですが,「まさかの坂」というのはあるものなので,非難する気にはなれません.
責任感から動き出したトラックを止めようとして事故になってしまったのではないかとも思います.
同じ現象に対して社会的に扱いが違うことが事故の原因でもある可能性があるというのが,この社会に生きている人間として申し訳なく感じます.
そして,昔の社員が怪我をしなかったこと,動き出した車で誰も傷つけなかったことの幸運を,本当にありがたいことだったと感じています.
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