“トヨタの街”炊き出しに長い列
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081228-00000556-san-bus_all
名古屋市中区の炊き出しに400人以上が並ぶ事態になっている.
11月あたりに炊き出しの横を通ったが,「結構増えたな」という印象だったが,400人ではもうそれどころではない.
雇用不安も何も,昔からはみ出し者で雇用されることのない更に低く不安定な立場から見れば,法と実務の繋がりを理解しない報道や反応に違和感を覚える今日この頃.
「路上生活後20社に断られる」と言った記述も,一体どうしてそういう無価値そうな記述に出来るのだろうか.
優しそうで擁護するような記事ではあるが,他人の尊厳を傷つけながら不幸を笑っている大メディアのトレンドに乗っている.
解雇前に運転免許証を紛失した。3800円の手数料にも困り、再発行の手続きがとれない。「身分証明書もないので飛び込んでも信用されず、すぐに断れる。せめて再発行代だけでも稼ぎたい」。路上生活1週間で断られた会社はすでに20社にのぼるという。
しかしこの対象者から,一筋の光も見えている.
それは運転免許再発行に3800円が必要という明確な基準だ.
もっとも,それだけでは足りないことは承知している.
人と交渉する時にはプレゼンテーションがなければいけない.
3800円という金額に対して,なぜ必要なのか,自分が何をしたのか,交渉者への考えられるメリット/デメリットは何で,これまでの経緯は何で,そのことからの改善提案とやる気を示し,そして辛くてもその全てを時間コストとともに記録していく―――私だったら,そうしているかなぁ.
そこまでやっているとマネジメントすべきビジネスというものまでが見えてくるのだが,自らを評価するということが当たり前すぎて実に苦しいものなので,なかなかやりにくいところだが,それでも少しずつでも自らに明確な評価基準を持って,前進してもらいたい.
それにしても,今,就職活動というものが仕事砂漠の都会で最高のプライオリティを持ってやるべきことなのかなぁ.
異常に高い最低賃金制度がある日本で,据膳仕事のなくなった都会で雇用を求めるということは,実に非効率的なはずなのだが.
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