混乱の末に消えてしまったOhmyNewsから1年近く.
ついに市民メディアの代表格だったJANJANが休刊を迎えることになった.
技術的な遅れ,報道の自主性の広がりが理由に挙がるが,1番の原因は広告収入の減収のようだ.
最近は折込ができるフリーペーパーが増えてきたが,Netの世界ではその実体のなさが命取りになったのだと思う.
手元まで届くかどうかの信頼性というのはやはり大きい.
後,広げた風呂敷が大き過ぎたのか,お金がかかるシステムに依存してしまって,休業せざるを得ないというのはもったいない話だ.
今年にはドメインも変わってしまったし,一体,何をしていたのだろうか.
この手のことはCreative Commonsライセンスの元で発展すれば良かったのにと思う.
個人的には鈴鹿市における児童詩コンクールでも導入に失敗しているので,他人のことにえらそうに言える立場ではないが,馬力が利かない時に,如何にフットワークが重くなってしまうかは想像できる.
本質を徹底的に軽く,余力のあるものが楽しんで引き受けられる体制を整えなくては,こういう活動というのは継続させるのが大変なのではないかな.
Creative Commonsライセンスを拒否することは一瞬で簡単にできてしまうが,その傷は徐々に徐々に大きくなる.
特に不景気や高齢化が迫る時などは.
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