2013年10月30日付
ヒューリエット紙より、転載。
ネブシェヒール県の、ギョレメの渓谷で、去る9月9日に、
自転車観光をしていた、日本人旅行者で、22歳のテラマツ ホシエさんを刺傷し、
同じ年のクリハラ マイさんを殺害した罪により逮捕された、
23歳のファーティ ウヤルの、裁判が始まった。

容疑者ファーティ・ウヤル(23)
容疑者、ウヤルは、「以前の供述は、嘘だった。脅されたので、そういう供述をした。
日本旅行者に、性的暴行を加えて殺傷したのは、
苗字はわからないが、アバノスに住む、ムスタファ・メフメット
という、俺の知り合いだ。」と供述した。
裁判所は、ムスタファ・メフメットという名前の人物を、調べるために、公聴会を延期した。
今朝、厳重な警備のもとに、ネブシェヒールの裁判所に引き出された
逮捕された容疑者、ファーティ・ウヤルの裁判が、刑事裁判所で始まった。
最初に、検察側からの、起訴状が読み上げられた。
罪状を否認したファーティ・ウヤルは、9月12日に、
ネブシェヒールの検察側に提出された調書も、否認した。
ウヤルは、「読み上げられた調書は、間違っている。私は脅されて、前回、このような自白をした。
日本人旅行者に性的暴行を加えて、殺傷したのは、自分ではない。
苗字はわからないが、ムスタファ・メフメットという名前の、
アバノス市に住む、カーレースが趣味の、知り合いだ。
この男は、そんなに親しい、知り合いではない。
何度か、アバノスのモスクの近くにある、カフェテリアで、話をしたくらいだ。
事件当日、このムスタファ・メフメットと一緒に、自分の車でゼミ渓谷に行った。
自分は、そこで、フェイスブックにのせるための、きのこ岩の写真を撮りに、行ったのだ。
日本人旅行者達は、自分達の行こうとしていた道を、
同じ方向に向けて、自転車で進んでいた。
旅行者の一人に、車がぶつかって、道に倒れた。
自分達は、車から、降りた。どうなったのかを、確認するためだった。
知り合いは、彼女達と、何か話しをした。
自分は、彼らの言葉が、まったくわからなかった。
その後、彼女達は、向かっていた方向に進んでいき、
自分達は、元来た道を、引き返した。
渓谷の入り口辺りまで、戻ってきてから、少し休憩した。
その時、知り合いが、ちょっとだけ、車を貸してくれ、と言った。
何をするのか、聞いたところ、
さっきの旅行者達に、ちょっと聞きたい事があるから、と言った。
しかし、ちょっとだけ、といったハズが、
30分以上も戻って来なかったために、
自分は、渓谷の中へと、歩いて入って行った。
現場付近まで行くと、知り合いが、車を方向転換しようとしているのを、見つけた。
着ていた服には、血がついていた。
手に握ったナイフも、血まみれで、小刻みに震えていた。
彼を、軽く揺さぶった。
それから、車に乗って、アバノスまで帰った。
車の中で、何が起こったのかを聞くと、彼は、事件を、自分に話した。
だが、誰にも俺の事を話すな、と自分を脅迫した。
旅行者から奪ったカバンは、
事件の発覚を恐れて、燃やした事、
カメラと現金は、友達の物だと思って
家に持ち帰った事を説明した、ファーティ・ウヤルは、
裁判長、シナン・アクドアンの、
犠牲者の顔を、自分で認知したのではないか、という問いに対して、
「知り合いのムスタファ・メフメットと一緒に、怪我をした旅行者も見た。
彼女も、自分の顔を見た。だから、自分を犯人として、認めたんだと思う」と、話した。
前回の供述は、警察の圧力があったとするファーティ・ウヤルは、
「警察が、自分を拘束した時に、車内で旅行者を強姦して、見えないところで、刺した、と言ったために、
警察が、こういう供述をする事を、迫った。だから、こういう自供になった。
最初に警察で、その後、検察でも、こういう供述をしろと、と強要されたために、こういう自供をした。
警察が、自分を拘束した時に、
事件をこういう風に、説明しろ、と強要したのだ。
警察は、「どうせ、精液サンプルがある。お前がシロだとすれば、後で分かることだ」と言った。」と、話した。
裁判長のシナン・アクドアンが、
「それでは、以前、自供した時に、なぜ、知り合いの名前を出さなかったのか?」と問いただしたところ、
ウヤルは、「警察は、自分を拘束した時に、ぽんぽんと、肩を叩いた。
だから、自分は罪を認めた。
あの日、アバノスに行く途中に、知り合いは、自分を脅迫して、
「どうせ、お前は見つかりっこない。俺の名前は出すな」と、言った。
警察に逮捕されてからは、「自分はやってない」と言えば言うほど、
警察は執拗な質問を繰り返した。
自分も、ムスタファ・メフメットの名前は出さなかった。」と話した。
次に、容疑者弁護士、アイハン・シャーヒンが、容疑者の発言を、擁護すること、
事後検証が、正しく公平に、行われなかった疑いがあると、発言した。
DNA検証でも、不正があったことを訴えるシャーヒンは、
このような理由により、公判での、更なる証拠開示と、
ムスタファ・メフメットという名前の人物の口述書、
ウヤルの釈放などを求めた。
検察側は、ウヤルの拘束を継続する判決を、持続するように、求めた。
裁判長、シナン・アクドアンは、容疑者が、罪を犯したと思われる、
強い疑いがある、とした上で、
トルコ共和国憲法の、100/3条により、
釈放を許可しないこと、拘束を継続することなどを、言い渡した。
同時に、アバノスに住むといわれる、ムスタファ・メフメットという人物が、
実在するのかどうかを、捜索すること、
もし存在するのならば、法廷に出廷させることを、決めた、
また、裁判では、家族社会計画省大臣の派遣した弁護士が、裁判に参加する、という提案に対して、2013年12月3日に
公聴会を延期する旨を、書面にて知らせる、という決議をした。
ネブシェヒール検察庁、レジェップ・ウズジャンが提出した、起訴状によれば、逮捕容疑者、ファーティ・ウヤルは、「凶暴な感情で、被害者に苦痛を与えた事、罪の隠蔽、他の証拠の隠匿、逮捕をのがれるための、殺害及び、殺害の試み、脅迫や虚偽により、個人の自由を犯すこと、性的暴行を計画、実行したこと、強盗」などの罪で、起訴する、とある。
さすがに
裁判関係の記事は
単語が難しいです。
ひつじ飼い
書いてて
自分の頭が
こんがらかってきました。
この容疑者が、真犯人なのかどうか
第二の人物がいるのかどうか
これからの
警察の捜査に
かかってくる
わけですけども。
以前にも
焦って
全然関係のない人は
誤認逮捕してる
ネブシェヒール警察さん
だからね~。
ぜひ、無実の人に
害が及ばないように
入念に、時間をかけて
捜査を進めていってほしい、と
思います。
そして、どうか。
一刻も早く
事件の真相を
明らかにして
亡くなった女性が
安心して天国に行けるように
頑張って欲しいと
思うわけです。
ちなみに、
新聞の原文は、こちらから
→→http://hurarsiv.hurriyet.com.tr/goster/ShowNew.aspx?id=25012248
以上、ヒューリエット紙より
転載でした。
本日もお付き合いいただいて
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ヒューリエット紙より、転載。
ネブシェヒール県の、ギョレメの渓谷で、去る9月9日に、
自転車観光をしていた、日本人旅行者で、22歳のテラマツ ホシエさんを刺傷し、
同じ年のクリハラ マイさんを殺害した罪により逮捕された、
23歳のファーティ ウヤルの、裁判が始まった。

容疑者ファーティ・ウヤル(23)
容疑者、ウヤルは、「以前の供述は、嘘だった。脅されたので、そういう供述をした。
日本旅行者に、性的暴行を加えて殺傷したのは、
苗字はわからないが、アバノスに住む、ムスタファ・メフメット
という、俺の知り合いだ。」と供述した。
裁判所は、ムスタファ・メフメットという名前の人物を、調べるために、公聴会を延期した。
今朝、厳重な警備のもとに、ネブシェヒールの裁判所に引き出された
逮捕された容疑者、ファーティ・ウヤルの裁判が、刑事裁判所で始まった。
最初に、検察側からの、起訴状が読み上げられた。
罪状を否認したファーティ・ウヤルは、9月12日に、
ネブシェヒールの検察側に提出された調書も、否認した。
ウヤルは、「読み上げられた調書は、間違っている。私は脅されて、前回、このような自白をした。
日本人旅行者に性的暴行を加えて、殺傷したのは、自分ではない。
苗字はわからないが、ムスタファ・メフメットという名前の、
アバノス市に住む、カーレースが趣味の、知り合いだ。
この男は、そんなに親しい、知り合いではない。
何度か、アバノスのモスクの近くにある、カフェテリアで、話をしたくらいだ。
事件当日、このムスタファ・メフメットと一緒に、自分の車でゼミ渓谷に行った。
自分は、そこで、フェイスブックにのせるための、きのこ岩の写真を撮りに、行ったのだ。
日本人旅行者達は、自分達の行こうとしていた道を、
同じ方向に向けて、自転車で進んでいた。
旅行者の一人に、車がぶつかって、道に倒れた。
自分達は、車から、降りた。どうなったのかを、確認するためだった。
知り合いは、彼女達と、何か話しをした。
自分は、彼らの言葉が、まったくわからなかった。
その後、彼女達は、向かっていた方向に進んでいき、
自分達は、元来た道を、引き返した。
渓谷の入り口辺りまで、戻ってきてから、少し休憩した。
その時、知り合いが、ちょっとだけ、車を貸してくれ、と言った。
何をするのか、聞いたところ、
さっきの旅行者達に、ちょっと聞きたい事があるから、と言った。
しかし、ちょっとだけ、といったハズが、
30分以上も戻って来なかったために、
自分は、渓谷の中へと、歩いて入って行った。
現場付近まで行くと、知り合いが、車を方向転換しようとしているのを、見つけた。
着ていた服には、血がついていた。
手に握ったナイフも、血まみれで、小刻みに震えていた。
彼を、軽く揺さぶった。
それから、車に乗って、アバノスまで帰った。
車の中で、何が起こったのかを聞くと、彼は、事件を、自分に話した。
だが、誰にも俺の事を話すな、と自分を脅迫した。
旅行者から奪ったカバンは、
事件の発覚を恐れて、燃やした事、
カメラと現金は、友達の物だと思って
家に持ち帰った事を説明した、ファーティ・ウヤルは、
裁判長、シナン・アクドアンの、
犠牲者の顔を、自分で認知したのではないか、という問いに対して、
「知り合いのムスタファ・メフメットと一緒に、怪我をした旅行者も見た。
彼女も、自分の顔を見た。だから、自分を犯人として、認めたんだと思う」と、話した。
前回の供述は、警察の圧力があったとするファーティ・ウヤルは、
「警察が、自分を拘束した時に、車内で旅行者を強姦して、見えないところで、刺した、と言ったために、
警察が、こういう供述をする事を、迫った。だから、こういう自供になった。
最初に警察で、その後、検察でも、こういう供述をしろと、と強要されたために、こういう自供をした。
警察が、自分を拘束した時に、
事件をこういう風に、説明しろ、と強要したのだ。
警察は、「どうせ、精液サンプルがある。お前がシロだとすれば、後で分かることだ」と言った。」と、話した。
裁判長のシナン・アクドアンが、
「それでは、以前、自供した時に、なぜ、知り合いの名前を出さなかったのか?」と問いただしたところ、
ウヤルは、「警察は、自分を拘束した時に、ぽんぽんと、肩を叩いた。
だから、自分は罪を認めた。
あの日、アバノスに行く途中に、知り合いは、自分を脅迫して、
「どうせ、お前は見つかりっこない。俺の名前は出すな」と、言った。
警察に逮捕されてからは、「自分はやってない」と言えば言うほど、
警察は執拗な質問を繰り返した。
自分も、ムスタファ・メフメットの名前は出さなかった。」と話した。
次に、容疑者弁護士、アイハン・シャーヒンが、容疑者の発言を、擁護すること、
事後検証が、正しく公平に、行われなかった疑いがあると、発言した。
DNA検証でも、不正があったことを訴えるシャーヒンは、
このような理由により、公判での、更なる証拠開示と、
ムスタファ・メフメットという名前の人物の口述書、
ウヤルの釈放などを求めた。
検察側は、ウヤルの拘束を継続する判決を、持続するように、求めた。
裁判長、シナン・アクドアンは、容疑者が、罪を犯したと思われる、
強い疑いがある、とした上で、
トルコ共和国憲法の、100/3条により、
釈放を許可しないこと、拘束を継続することなどを、言い渡した。
同時に、アバノスに住むといわれる、ムスタファ・メフメットという人物が、
実在するのかどうかを、捜索すること、
もし存在するのならば、法廷に出廷させることを、決めた、
また、裁判では、家族社会計画省大臣の派遣した弁護士が、裁判に参加する、という提案に対して、2013年12月3日に
公聴会を延期する旨を、書面にて知らせる、という決議をした。
ネブシェヒール検察庁、レジェップ・ウズジャンが提出した、起訴状によれば、逮捕容疑者、ファーティ・ウヤルは、「凶暴な感情で、被害者に苦痛を与えた事、罪の隠蔽、他の証拠の隠匿、逮捕をのがれるための、殺害及び、殺害の試み、脅迫や虚偽により、個人の自由を犯すこと、性的暴行を計画、実行したこと、強盗」などの罪で、起訴する、とある。
さすがに
裁判関係の記事は
単語が難しいです。
ひつじ飼い
書いてて
自分の頭が
こんがらかってきました。
この容疑者が、真犯人なのかどうか
第二の人物がいるのかどうか
これからの
警察の捜査に
かかってくる
わけですけども。
以前にも
焦って
全然関係のない人は
誤認逮捕してる
ネブシェヒール警察さん
だからね~。
ぜひ、無実の人に
害が及ばないように
入念に、時間をかけて
捜査を進めていってほしい、と
思います。
そして、どうか。
一刻も早く
事件の真相を
明らかにして
亡くなった女性が
安心して天国に行けるように
頑張って欲しいと
思うわけです。
ちなみに、
新聞の原文は、こちらから
→→http://hurarsiv.hurriyet.com.tr/goster/ShowNew.aspx?id=25012248
以上、ヒューリエット紙より
転載でした。
本日もお付き合いいただいて
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