ひつじ飼いのキノコ岩との日常

家庭の事情から、トルコ国内のすったもんだまでw

小児性愛犯罪者撲滅に向けて。

2013年11月23日 13時09分07秒 | 事件・事故・宗教・政治
トルコ語で
小児性愛者のことを

pedofilと
いいます。

近年になって
ずいぶん注目されてきた
社会問題。

先日。
こんな記事が

新聞の1面に
踊りました。

「この男、どうして出所したんだ? 拘束されなかった4ヶ月間に、更に、7人の子が」


(ヒューリエット紙より抜粋)

2006年に
有罪判決をうけ

約半年
刑務所に入り、出所した
ジュネイト・クルトゥオール

2010年に
児童ポルノに関する

オペレーションで
ひっかかって

今回は
27年の有罪判決を
受けたのですが。

ジュネイトは
捜査が不十分だったという理由で、控訴。

2013年7月に
またも、

ほいほいと
出所してしまうのです。

今回は
被害にあった子供の告発で

事件が
明るみに出たのですが。

出所してからの
わずか3ヶ月ほどで

更に、7人の子供が
被害にあってしまった、と。

記事の原文は、こちらから~♪
→→→http://www.hurriyet.com.tr/avrupa/25162586.asp
(ただし、トルコ語)

今までに。
トルコ社会の中で

小児性愛者の問題は
軽視されてきた、と
言っていいと思います。

凶悪な事件が
次々に起こっても

刑罰は軽量。
社会復帰もできる。

ただ。
ここ近年、

大人たちの
意識がかわってきたのと

犯罪である、という
ちゃんとした認識が

国民の間に
できてきたことで

問題を
重要視するように
なってきたのでは、と思います。

特に
教師による、生徒への

この手の犯罪は
言語同断ですよね。
(上記の人物は、教師じゃないけどね)

罰が重くなることは
子供を持つ親としては
大歓迎です。

電子手錠とかで
出所した人物を追跡する

という案も
審議されています。

それから。
「kiko」という
キャラクターが作られて

これを使って
子供達に

自分の身を守るための
教育をしよう、という動きも
出始めました。



「君のパンツは、誰にも触らせちゃいけないよ」
という、

パンツの決まり、を
教えるkikoは

3~7歳までの
男女の子供を対象にしてるそうです。

今までは、こういう
性に関することを

子供に教えるのは
イスラム的に、たぶん

タブーであったのではないか
と思うんだけど。

それを犯してでも
教えなきゃいけない、という
問題の深刻化と

そういうコトを
宗教と切り離して考えられる

社会の成熟化の
現われかな~と

個人的には
考えたりしてるのですが。

上記の人物は
小学校の校門の側で

何かあげるから、と
そそのかした子供達を

家に連れ込んで
犯罪に及んでいたそうで。

まったく。
言語道断。親の気持ちとしては

100万回くらい
絞首刑にしても

足らないくらいですが。
(残念ながら、現在トルコには、死刑はないけどね)

ある調査によると
現在、トルコでは

女子児童の
3人に1人

男子児童の
5人に1人が

何らかの
性的被害にあった事がある、そうで。

驚くべき
高い数値です。

行政施策の充実は
言うまでもありませんが。

小さい子を持つ
親御さんも

他人事ではなくて
しっかり、子供の手を握って

毎日の変化や
何か、おかしな兆候はないか、など

厳重に目を光らせる事も
不可欠ですよね。

自分の子供を守れるのは
自分だけ、ですからね。

本当に。
この手の事件は

憤りを感じます。
社会的に弱い立場にある

子供を標的にするなんて
許しがたい。

時々、ふと
不思議に思うのですが。

これは、やっぱり
大人社会のユガミの現われ、
なんでしょうか…。






本日もお付き合いいただいて
ありがとうございます!

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コメント (2)
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