石垣島はコウイカの仲間であるクブシメの産卵のシーズンだ。メスがサンゴに卵を産みつけている最中だ。背後には三匹のクブシメたちがいる。そして産み付けられた白く輝く卵。実はこのサンゴの群生は死滅している。以前は生きていたのだろうか。それでも時期を迎えると卵から赤ちゃんのクブシメが誕生する。
死んだサンゴにも役割はあるようだが、サンゴはもろくなっているので、卵がほかの生き物たちに食われやすい。クブシメはサンゴが死んだのが分かるのだろうか。死んだサンゴにも立派な役割があり、クブシメの誕生を生み出している。
今回の撮影は石垣島北部の「海のメロディー」さんにお世話になっています。