長島敏春「逗子日乗」(旧「生命のサンゴ礁」)

2007年温暖化による石垣島のサンゴ礁大白化に遭遇。「生命のサンゴ礁」を開始。2023年に「逗子日乗」とする。

産卵するクブシメたち 石垣島

2013年04月13日 | 石垣島

石垣島はコウイカの仲間であるクブシメの産卵のシーズンだ。メスがサンゴに卵を産みつけている最中だ。背後には三匹のクブシメたちがいる。そして産み付けられた白く輝く卵。実はこのサンゴの群生は死滅している。以前は生きていたのだろうか。それでも時期を迎えると卵から赤ちゃんのクブシメが誕生する。

死んだサンゴにも役割はあるようだが、サンゴはもろくなっているので、卵がほかの生き物たちに食われやすい。クブシメはサンゴが死んだのが分かるのだろうか。死んだサンゴにも立派な役割があり、クブシメの誕生を生み出している。

今回の撮影は石垣島北部の「海のメロディー」さんにお世話になっています。

写真絵本「サンゴの海」が偕成社から好評発売中。