呼吸で癒そう

ゆっくり呼吸するだけでカラダは安心して落ち着き
内側からゆるんでいきます
ゆるんで笑ってぷくぷく参りましょうぞ

ありのままを受け止める、受け入れる

2009年10月20日 | 感じること、いろいろ
私たちは多かれ少なかれそのままを受け入れるのが苦手。
起きてしまった事、やってしまったこと。
失敗や過ち。

とかくなんとか何かのせいにして
言い訳をして、自分の都合のいい話に変えてしまう。
無意識であれ、意識的であれ。
子供であれ、大人であれ。

例えば別れ話。一つの事実に対して、二つの話がある。
見事に違う二人の言い分。 

私は以前本当に驚いたことがある。
まったく事実無根な話が広がっていた。

もちろんその瞬間、ちがう、まったくちがう、、、
と自分をかばう。

けどあるとき思ったのは、そうしたことによって何が産まれるんだろう。
私が事実を唱えてこうだ、ああだ、と言ったところで
私は正しい、というプライドは喜んでも、人間の関係はなんの愛も許しも包容もない。

今日友達が久しぶりにメールをくれた。
彼女は結婚のセラピスト。 アメリカ人で、アメリカにはよくある職業。

結婚と家族のセラピスト。たいていが夫婦間のいざこざ問題。
彼女はいつもクライアントに言う。

あなたはあなたの正しさを認めさせたいの? それとも愛されたいの?

自分の失敗を受け入れる事、そこからは実は失う物はなにもない。
ただ真実と優しさと穏やかな愛がある。

そして人の失敗を受け入れる。
人間は誰でも失敗をするのだから。 

受け入れてもらった人は、心から体中から感謝と愛で満たされる。
そんな優しくて、穏やかな人とのかかわり合いを
していきたいな、と心から思う。

真実のみが自分を自由にするんだよ。
私の友達がよく言っていた言葉。

私が最近しでかした大きな失敗。
自分で受け止めて、受け入れて認めて、それを受け入れてもらった。

心から感謝しています。
ありがとうございました。






コツコツ、コツコツ、コツコツと

2009年09月11日 | 感じること、いろいろ
先週の日曜日に千葉の幕張メッセでエコメッセが開催された。
そこでアルピニストの野口健さんの講演を聞くことができた。

野口さんはアルピニスト。1995年に2度の失敗を経てエベレストの登頂に成功。
7大陸最高峰世界最年少登頂記録を25歳という若さで樹立。

その後エベレストや富士山に散乱するゴミ問題に心を痛めて清掃登山を開始。
富士山から日本を変える、をスローガンに富士山を綺麗にした人でも有名。

大勢の人が彼の気持ちに共感し、共鳴しながら達成したこと。
彼の情熱が本物だから、本気な人たちが集まってきたのだろう。

野口さん曰く10年前は声をかけても一日数人しか集まらず、
気の遠くなるようなゴミ拾いをひたすら続けた。

2年目、3年目と少しづつ増え始めたが、ゴミの山は消える気配がなかった。
そしてコツコツとただひたすらゴミを拾い続け、10年たった今では
集まってくれる人達が多すぎて皆で山に入っていけないので、断る程になってきた。

コツコツが大嫌いだったけど、コツコツがこんなにも力となった。
コツコツ続けることで何でも偉大な力になると、照れながらおっしゃった。

その他にも彼の活動は凄い! 彼こそ有言実行の殿方だ!
照れながら話す野口さんの力強い生きざまに私は惚れ惚れした。

海外での幼年期、中学、高校生活。勉強にも身が入らず自他とも認める落ちこぼれで
先輩との喧嘩で停学処分、自宅謹慎処分に。

そこで格好いいのが野口さんのお父さん。旅に出ることを彼に勧めたらしい。
可愛い子には旅をさせろ。 格好いい。
その時に偶然本屋で見つけた植村直樹の本に感銘を受け登山を始めることに。

次々と最高峰の山々を制覇し、
7大陸最高峰登頂を公約に一芸一能入試で大学に入り、
山々をゴミを拾ってきれいにし、環境問題に取り組み、
第2次大戦時の日本兵の遺骨の収集活動もする。

私はただただ彼の公式ホームページを読みながら心が打たれ、
野口さんと、そして彼に共鳴した方々の為に玄米おにぎりを作って、
しこたま腹いっぱい食べてもらいたい、という気分だ。
ごぼうの唐揚げなどもつけたいな。

なんだか野口健さんの回し者みたいな文章になってしまったが、
私の感動に興味のある方は彼の公式サイトhttp://www.noguchi-ken.comを見てください。

エベレストのてっぺんの氷山が溶けてきている。
日本に住む私達にはピンとこない。
しかし、地球を身体にたとえたとして、てっぺんの頭の部分が熱を持ち始めている。
私達の頭に熱があるとき、他の身体の部位はどうなっているだろう。

そんな話を聞きながら、地球=人間と思った。
人間が元気だと地球も元気。
人間が健康だと地球も健康。
人間が地球を汚すと、我々自身を汚している。
我々が自分たちを大切にすれば、地球を大切にしている。
地球が喜ぶことは、自分たちが喜ぶこと。
つながっているんだ~。

コツコツ、はい、私も諦めないでコツコツやっていこう。
そう、継続は力なり。









自分を裏切らない

2009年08月30日 | 感じること、いろいろ
前回の続きです。
いよいよ、お姉ちゃんの登場です。

お姉ちゃんは凄い。
凄いなんて言葉は安っぽくて申し訳ない、けど凄い。

2度と会わないかもしれないお父さん、お母さん、兄弟妹、友達に別れを告げて
新婚ホヤホヤの旦那さんと、仲間と小さいボートで祖国ベトナムを後にした。
どんな気持ちだったのだろう。 
見送るお父さんとお母さんも、尋常でない気持ちだったに違いない。

それでも自由を求めて、自分の人生を信じての出発。
可愛いシェフが言った。

その時のことを聞くたびに、怖くて震えますぅ~。
とても怖いです、お姉ちゃんよく頑張りましたぁ~。

太平洋を漂流している時に、日本とアメリカの船が見つけてくれた。
どちらの国を選んでもよかった。お姉ちゃんはどっちでもよかったのだけど
日本を選んだ。理由は全くなかった。ただたまたま日本だったのだ。

旦那さん、仲間と共に難民として日本に受け入れられ、仕事も始め
初めての土地、日本での新しい生活が始まった。

数年後日本政府が呼び寄せたい家族や友達がいたら申請してもよい、
とのことで無理を承知で家族全員と友達の名前を紙に書いた。
その全員が今は日本で暮らしている。

可愛いシェフは家族全員こっちだから、全然寂しくありませ~ん、うふふふ。。。
今は日本が私の祖国ですぅ~、うふふふ。。。
彼女の旦那様は日本人、とても幸せそうだ。

お姉ちゃんの生死をかけてまで貫いた自分の人生を信じた行動が
家族全員に勇気と幸せを与えた。

ベトナムを小さい難破してもおかしくないボートで出発したとき
お姉ちゃんは妊娠していた。 彼女自身は知らなかった。

その子も今や18歳。 
船の中でお腹の中から苦しい時に、負けそうな時に
ママを応援して、勇気とエネルギーを送っていたに違いない。

オライア・マウンテン・ドリーマーの私の大好きな詩の一部を思い出した。

あなたが言っていることが真実かどうかなんて興味はない。
私が知りたいのは、あなたがたとえ人を失望させてしまうとしても、自分に正直でいられるか
たとえ裏切り者と責められても、その非難に耐え、自分の魂は裏切らないでいられるか
そして不誠実であることによって、それゆえに信頼できる人であるのかだ。

おそらくこの詩は賛否両論なんだと思う。
お姉ちゃんはまさにこの詩のままを生きている人。
前に書いたネルソン・マンデラの演説の内容と同じことだと思う。
自分が輝くことによって、人を輝かすこともできる。
自分が自由であることによって、人が自由でいられる。

一人一人の自分を裏切らない、が皆の幸せにつながっていくように感じる。

可愛いシェフにお願いして、お姉ちゃんに是非会いた~い、うふふふふ~!!!



甘える場所

2009年07月12日 | 感じること、いろいろ
風がさわやかな朝です。 
目の前の木がゆらゆら揺れています。

今朝のサンデーモーニングの‘風をよむ’のコーナーで
誰でもいいから人を殺す、という事件があまりにも多く、
その心の底には誰にでもいいから
愛されたい、認められたいという
心情があるのだと言ってました。
人間関係で甘える場所がないのだと。

以前人間の最大の望みは愛されることと認められること、
この二つを満たすために、あらゆる行動がなされている
と聞いたことがあります。
すべての表現がここにつながると。

何かに行き詰った時、自分がだめな人間だと
自分で烙印を押してしまいます。
そんな時に、どんな自分でも愛してくれる人、
信じていてくれる人がいる時に
かすかな勇気が出てきます。 
どうしても力が出ないとき、すべてが嫌になってしまった時、
もう生きていたくない時、
誰かのただ存在し続ける愛情に触れて、
かすかな光を心に感じます。

そんな時に、がんばれ、がんばれ、
と言われてもがんばれるどころか、
辛くなるだけです。そして、頑張れない自分にまた
ダメ烙印を押してしまう。

そのままの自分を愛する、受け入れる。
そのままの相手を愛する、受け入れる。

手を当てて、心を、意識を向けて、生命の源呼吸を送る。
ほわ~っと安心する、温かくなる。
自分で自分を愛する。
その安心を感じて勇気が湧いて
前に進んで行ける。

甘える場所を自分自身の中に、大切な人との間に、
作りましょ。
甘えて、甘えさせてあげられる場所。