雪窓は内と外を意識して
気温の落差で
去って行った日々は
視界の中で歪んでいます
勤労の日々を喜びに変え
慰め合って生きて来た
あの日
私なりに記憶を辿ってみました
ルッ・ルルルー
歓喜
゛生への奏で゛
自然の吐息が
ルッ.ルルルー
海を超え山を超へ
谷川を渡り
森の奏でが
未だ眠っている
隣家の屋根々から
呼びかけの奏でに生まれ変わって来る
朝露に身を伏せている
青柳の蔓
徐々に背を伸ばし
棹に絡み陽を拝む頃
風が吹き雨が落ち陽が笑いだし
゛さあ一日の始まりだ゛
静かであったこの町
煙や汗の匂いに塗れせわしげに
雑踏の町に変わって行く
陽を踏む
長い勤労が終わる頃
一日を終えた
労いの帰りを待つ市役所の母の鐘
あの頃の帰宅の風が
私の耳元にも聞え出し
去って行った
あの日を待ってみる
リメンバーフォーユー
真っ赤に燃えた大きな夕陽に包まれた一日
名残り惜しげに記憶を辿りだす
明日へと繫ぐ幸せ
窓から手を振ってみた
因みに今日は旭川の玄関
新しく生まれ変わった駅の完成日です
喜びの゛生への奏で゛
風に乗ってこの日を祝福してくれるでしょう
始発駅は終着駅
あの頃の歌に駅の面影を置いて
褪せてしまった私の青春を繋いでみる
未来の入り口
旭川の玄関
駅の完成日
おめでとうございます