ヒーフーミーヨーイツムーナー
ひと冬潜る胡蝶の蕾
二つ目が咲いた日
寒さは一段と厳しくなって行く
そんな日の夜道は淋しいもの
燈火の下の凍えた雪路を歩くと
゛ギュツ゛゛ギュツ゛、、、、、
雪道に残した靴跡が
私に追って来る
バスを降りると
我家は直ぐ其処なのだが~
ポケットに手を入れて
歯をガクガク震わせ
寒い寒い
淋しいのが冬の道
私の前を歩く足音
離れまいと迫って来るが
振り向きもせずスホ゜ットライトを浴びた燈火の下
孤独な心が走り出す
日暦を一枚残した如月を待つ自然界
昨夜より今夜は一段と寒さは厳しく淋しくなつて行く
早く帰ろう
我家では胡蝶の調べが私の帰宅を待ってくれている筈だ