金魚cafe

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「あなたへ」と「天地明察」

2012-09-17 22:16:28 | 映画
地元の映画館がレディスデーで1000円で観れたので、今日は休みだし2本観ちゃえ~と朝イチから出かけました。

今日は、連休、そしてレディスデー、「踊る大捜査線」、「バイオハザード」、「あなたへ」、「天地明察」などそろっているため大行列でした。

それでも上手く時間調整しながら、「あなたへ」、「天地明察」と観てきました。

まず、「あなたへ」これは富山の刑務所の刑務官だった高倉健さんが、奥さん役の田中裕子さんに先に死なれて奥さんからの遺言を受け取ることからスタートします。

富山の美しい風景と合わない感じで刑務所があるのですが、そこで定年まで勤めて、奥さんと手製のキャンピングカーで旅行するのが楽しみだったのに、それも果たせず、そこへ奥さんからの遺言が届きます。

遺言書はなぜか2通。

1通は直接渡されますが、もう1通は故郷の長崎の平戸で受け取ってくれと、そして故郷の海に遺骨を撒いてくれと書いてありました。

奥さんの遺言通り、富山から長崎までのキャンピングカーでの旅が始まります。

この映画はセリフが少なかったのですが、日本の美しい風景と健さんとでもう絵になっているのです。

余計なものはいらない、ただただ健さんっていいなあ~~絵になるなあ~という映画でした。

旅の途中で、ビートたけしさんと一緒になり2人で語るしーんもそれこそそこだけ切り取っても絵になるのです。

たけしさんは、国語教師を定年になってやはりキャンピングカーで旅をしてるのですが、「旅と放浪の違いがわかりますか?」と健さんい問いかけます。

健さんは答えられない。

たけしさん「目的があるのが旅で、気の向くまま歩くのが放浪です。」と答えます。

「芭蕉のは旅、山頭火のは放浪です。」とこのシーン良かったです。

次の旅で、草くんと、佐藤浩市さんに出会います。

草君は健さんの映画に出るってことですごく気合の入った芝居してました。

佐藤浩市さんはちょっとわけありそうな男性の役で、健さんの旅に重要な役どころでした。

そして長崎について遺骨を海に撒くのに船に乗せてくれるのが大滝秀治さん。

港の食堂の女主人、余貴美子さん、その娘綾瀬はるかさん。

言葉の少ない映画でしたが、そのぽつぽつとしゃべるセリフが皆意味があって、言葉のキャッチボールやるのもいいけどこういう静かな映画も良いなあと思いました。

和田山の天空に浮かぶような野外ステージで歌う田中裕子さん、大阪の道具屋筋を歩く健さん素敵な映像ばかりでした。

「あなたへ」が終わって次が「天地明察」です。

これもうまく書けるかどうかわかりませんが、明日に続きます。