金魚cafe

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HANAGATA狂言感動しました。

2012-09-21 22:07:08 | 芝居
昨日は前の職場の先輩からお誘いあったりでいろいろありまして、昨日は書けなかったのですが、西宮まで狂言を観に行ってまいりました。

これです。



狂言を観たことが無い、古典芸能だから難しいのではという垣根を取っ払うために新作の狂言を茂山家の若手が公演する場となっているそうです。

学生時代に学校で観た柿山伏的なものは入りにくいのでこれなら初心者の私でもわかるかもとチケットを取りました。

これに出演される茂山宗彦さんが朝ドラの「ちりとてちん」以来のファンでして、もちろん蔵之介さんが一番なのですが、宗彦さんの頼りな~い大阪のボンが良くてファンになりました。

N〇Kの大阪制作で頼りな~いボン役はだいたい茂山家がされています。(なぜだろう?品があって柔らかい感じからだろうか)

なので狂言師というよりそちらでなじみがあります。

前から一度はちゃんと舞台を観に行きたいなと思っておりました。

出演者の方々と演目です。



こちら兵庫県立芸術文化センターです。

昼間に来たことはありますが、ライトアップされた劇場も素敵です。



次回の公演のポスターです。

観に行きたくなりますが、お財布と相談するとダメみたいです。^^;(舞台を観に行くのとコンサート行くのとは同じぐらいお金がかかりますね。)

時間が来て始まります。

最初は。「鯉山の話」という演目です。

買ってきた鯉を料理すると鯉のお腹から小判が3枚でてきます。

それをめぐって、大家さん、店子がそれぞれの思惑で受け取る、受け取らないのやり取りが面白く、これって古典なんだけど今TVでやってるコントなんかよりずっと面白~いと思ってしまいました。

現代風に書かれているとはいえ、骨組みは狂言のまま、所作は綺麗で、それでいて滑稽。

皆さんお若いとはいえキャリアが何十年という方々、薄っぺらいものではありません。

ずっと稽古をされてきたことがたとえジャンルが変わろうと活かされています。

ヒップホップ風にダンスのシーンもあったりしますが、体のキレが違います。

感心するのは、姿勢がよくて動いていても指先までピーンと伸びているので何をしても動きが綺麗なのです。

セリフの間が絶妙でテンポよく、このままキングオブコントでても優勝してしまうかもというほどでした。(ホントに面白いのです)

面白いものを見たときほど時間って短く感じてしまいますね。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。

帰りに出演者の皆様がご挨拶されまして「来年もやりますので。」なんて言われると来年も行きたくなるではないですか。

だいたい出演者の方がいらっしゃるところは写真などNGなところが多いのですが、どうぞどうぞと気さくにファンの方々の記念撮影に応じていらっしゃいました。

こういうアットホームなところを観てしまったらやっぱり何があっても(蔵之介さんの舞台とブッキングしない限り)来年も観に行きま~す。

まだまだ狂言初心者なので少しはこれを機会に勉強しようと思います。