金魚cafe

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松本清張時代劇ミステリー「役者絵」

2015-05-08 22:38:29 | ドラマ
今回は小田さんの「ラブストーリーは突然に」の歌のように「あの~日あの~時あの場所で君~に会えなかったら~。僕らはいつまでも見知らぬ二人の~まま。」がフッと浮かんできました。

芸者だったお蝶は美濃屋六右衛門の囲われ者。

まだ若く美しいのになぜ親子ほども違う男の囲われ者になっていることに不満がありそうです。

江戸では年に2回無病息災を祈って二月二日に二日灸といってお灸をしてもらう風習がありました。

これはあんまさんに頼むか、今では意外な感じがするのですがお寺でお灸をしてもらっていたのです。

お蝶も二日灸をしてもらいにお寺にそこに荷揚げ人足の宗太と出会います。

宗太は若くてオトコマエ、旦那が年寄りのお蝶はたちまち恋に落ちてしまいます。

別に夫婦ではないのですから六右衛門さんからお暇をもらえばいいだけのことなのですが、ただ宗太の荷揚げ人足で稼げるお金で囲われているお蝶は養っていけない。

お金も恋も両方欲しい、二人の取った行動は六右衛門さんを亡き者してお金を奪いどこか遠くへ逃げてしまうこと。

そうなると女は強しでパッパっと計画を立てていきます。
宗太はだたついて行くのみ。

幸い二人の関係はばれていないのでお互い知らんふりをしていれば犯行はばれないと。

ただ六右衛門さんが亡くなれば一番疑われるのがお蝶、そしてその周辺を調べられるとそこまで読んで宗太にお蝶という女は知らぬ存ぜぬを通せと言い含めます。

だいたい愛人さんのお家に堂々と入って行く人はいないので人に知られず犯行は可能なのですね。

お蝶と宗太の完全犯罪は成立するかと思われましたが、お蝶が怪しいと疑いを持ったのが岡っ引きの文五郎親分。

先に犯人がわかっているのでどう事件を解決するか?

今回は刑事コロンボ式でお話進んでいます。

お蝶がなぜそこまで六右衛門さんから逃げたかったのか?

理由がそれは女として嫌だわ~と気持ちはわかるのですが~。
だから六右衛門さんを亡き者にしていい理由にはなりませんし、宗太のことが好きというより自分の思い通りに動いてくれそうだからという感じがしてしまいました。

エンディングのスターダストレビューさんの歌の歌詞「まどろみの夢 うたかたの恋~」というのがじ~んと来ます。

ドラマを録画しているのですが、だんだん溜ってきて編集どうしよう?水先案内人さんだけ残してもね~といま考え中です。