金魚cafe

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猫侍season2(10)

2015-06-12 00:03:20 | ドラマ
お江戸にやってきた妖怪眼鏡会計ババアではなく、久太郎のお姑さま、えっ??久太郎は婿養子だったのですか。^^;

久太郎は不器用で口下手、まだ仕事が見つからずで非常にビミョーな立場で大変だろうなあ~~~。(中村主水的な)


いつまで待っても仕官したとの便りもなく、業を煮やしたお姑さまが加賀からやってきました。

「猫などと戯れて、ご隠居ですか!!」と厳しいお言葉、仕官するか、離縁するかと責められます。

玉さまがなんとかとりなそうといつものように可愛らしくにゃ~~~と鳴いても妖怪眼鏡会計ババア(違う)には効き目がありません。

玉さまの魅力に負けない人っているんですね~~。

そして前回白猫探しを依頼された新垣藩は玉さまをなんとかお姫様にと怪しい動き。

このドラマでは悪い人は出てこないので、このおっかないお姑様も怪しげな藩士たちも悪い人ではないと思うのですが。

いつまでも逃げ回っているわけにもいかず、口下手ながらも自分の気持ちをはっきり言う久太郎。

「金のため信念を捨てたくありませぬ、貧しくとも家族に恥じぬ人間でありたいのです。お静(妻)おはる(娘)玉之丞(猫)も決して不幸にさせませぬ。」と今までで一番長いセリフだったかも。^^

それでこそ猫侍です。^^

家族みんなで暮らすため薩摩藩の参勤交代の仕事を受ける久太郎。

しばし玉さまと離れ離れですが玉さまお姑さまと上手くやっていけるのでしょうか。

一人発つ 遙かな旅路は 何のため おんぼろ我が家に 心を置いて


いよいよクライマックスです。


梅雨入りしました

2015-06-08 22:14:38 | うちの子たち

こちらも梅雨入りしました。

このバスケット重宝しています。

花瓶だとお水を毎日取り替えなければいけませんが、これだとお水を足してあげればいいのです。

なぜカーネーションばかりかといいますと、他の花は花びらがパラパラと散ってしまうためカーネーションだと散らずに長く頑張って咲いてくれます。

カエルさん同士でパチリ📷

仲良くしています。🐸😊

松本清張時代劇ミステリー「大黒屋」

2015-06-06 23:44:17 | ドラマ
水先案内人の蔵之介さんの衣装が変わりました。

せんみつことあのせんだみつおさんが岡っ引きの親分、名探偵せんみつなのか??

今回はそれだけでも軽いコメディタッチな感じでナレーションもどこか軽やかです。


幕末の頃のお江戸は人口増加により奉行所の役人だけでは治安維持が難しく人足廻しの元締めなどに探索の任を与えていたりしていたそうです。

ほかの岡っ引きの親分は御用、御用と大忙しなのに、せんみつさん演じる惣兵衛親分は開店休業状態。

待ってるだけではダメだと子分(下っ引きと呼ばれています)幸八さん(塩谷俊さん、ハンチョウ4に出演されてました。)は事件がないかと町を探索していると、穀物問屋の大黒屋から不審な男が飛び出してきます。

これはお上の御用だと大黒屋さんになんとかしようと掛け合うのですが、なぜか大黒屋さんは訴えないのです。

それがどうも引っかかる幸八さん大黒屋さんと不審な男留五郎の周辺を探索し始めます。

留五郎に近づいて探ろうとするのですが、なかなか上手くいきません。

そんなとき留五郎のポロッとでたお国なまりで大黒屋さんと同郷だとわかります。

そして留五郎が鍬で滅多打ちにされた死体で発見されます。

畑など少ないお江戸でなぜ鍬が凶器なのか??

そして容疑者には完璧なアリバイがあり捜査は進まなくなります。

ふとしたときにポロっとでるお国なまりから事件解決のヒント、これはあの「砂の器」もそうでした。

惣兵衛親分が幸八さんに調べさせて安楽椅子探偵なのかと思えば名推理を披露するのは幸八さんでした。

どっちが親分で子分かわからないコミカルな掛け合い、幸八さんの好きにさせているところは仕事はう~ん??でも人柄がいいのかも。^^

幸八さんは好奇心が強く観察力鋭く、粘り強い、良い岡っ引きになりそうです。

単純な殺人事件と思われていたのがその裏ではとんでもないことが行われていたのですが、財政難だった幕末の江戸らしい犯罪だったなあと。

幸八さんの眼力とコツコツと粘り強い捜査に感服しましたが、犯人側はちょっと証拠を残し過ぎ~~。

根っからの悪人じゃない人たちが恐々してしまった犯罪だから行き当たりばったりで、詰めが甘かったような気がいたしました。



猫侍season2(9)

2015-06-05 22:39:16 | ドラマ
前回オレがアイツでアイツがオレでと玉さまと入れ替わってしまった久太郎。

どうなったのかと思えば元に戻っていました。??

あれはあのキノコが見せた幻覚だったのか??

そして大家の菊乃さんが家賃代わりの大根を徴収しに訪ねてきたのですが借りるときの契約で猫を飼ってはいけないということになっており、ずっと菊乃さんをごまかしていたわけです。

今日は玉さまが居るということがばれてしまい即退去です。

雨露しのぐところはなんとか見つけましたがいつまでもこのままというわけにもいかず、久太郎は仕事探しで玉さまはお留守番。

口入屋のぴんはね屋から舞い込んでくるお仕事はなぜか猫がらみ、せっかくの仕事もくだらぬと、そんな悠長なこといってられないのですが~。

ここで一肌というか一毛皮を脱いだのが玉さま。

菊乃さんにもう一度とお願いに行ったのです。

私が勝手に思っているこのお話のルールでは悪い人は出てきません。

動物嫌いだと冷たい人だと思われがち、でも菊乃さんのことを玉さまは良い人だと見抜いていたようです。

猫ちゃんが好きでもずっと一緒にいられない、何度もそんな悲しい思いをしたくないと思うことがあります。

好きすぎて遠ざけてしまう。

そんな頑なな気持ちを解きほぐす玉さま。

これでまた元通りと思いきや朝ドラで妖怪眼鏡会計ババアをやってた木野花さんがお江戸にやってまいりました。

久太郎との関係は??

早く仕事を見つけないと大変なことになりそうです。

あばら屋の 凍てつく寒さも なんのその 鬼の心も溶かすぬくもり

二人(正確には一人と一匹)で大根鍋をいただくささやかな幸せ。^^

「あん」

2015-06-02 23:18:24 | 映画
前に樹木希林さんのことを書きましたがその映画を観てきました。

「夫婦フーフー日記」を観た後でこれを観ると映画の撮り方がこんなにも違うのかと。

永瀬正敏さん演じるどら焼き屋「どら春」の雇われ店長の千太郎の一日から始まります。

ドキュメンタリー映画のようにカメラが近くてお店まで歩いて行ける距離のアパートからお店まで、そしてお店を空ける下準備までをセリフもなくずっとカメラを廻していました。

いろんな諸事情で知り合いに借金をし、どら焼き屋の仕事も紹介してもらったので好きで選んだ仕事でないので一日生地を焼いてどら焼きを作り売る、判で押したような単調な毎日。

何処か投げやりな感じです。

唯一交流があるのは常連の中学生のワカナちゃん。

どこか訳ありなところが自分と似ているから気に掛けています。

春、桜が満開で「どら春」のお店の通りはソメイヨシノが見事なアーケードを作っています。

そこにふらりと現れた老女徳江さん、「どら春」で雇ってほしいというのです。

手先がちょっと不自由だし、76歳という年齢で一日立ち仕事は無理だろうと断るのですが徳江さんは「どら春」のどら焼きの生地はまあまあだけど「あん」がダメだと言って自分の作った粒あんを一度食べてくれと置いて帰ります。

いきなりそんなこと言われたらカチンときますが徳江さんの「あん」は素晴らしく美味しかったのです。

そして徳江さんが「どら春」で「あん」を作るようになってお店は大勢のお客さんで大繁盛。

なぜか徳江さんは家の電話番号や個人的なことは千太郎に教えないで何かあったら手紙で連絡しますと。

めでたしめでたしで終わらないのがこの映画。

徳江さんには重い病気があってそれはもう完治しているのですが、それなのに世間は彼女が「あん」作ることを許さなかったのです。

いいことはなかなか伝わらないのに、悪い噂は広がるのが速いです。

そのため繁盛していた「どら春」はお客さんが来なくなりました。

そして徳江さんはお店に来なくなりました。

千太郎とワカナちゃんが徳江さんを訪ねていったところは1996年まで一度入所したら二度と外の世界に出れない隔離された施設でした。

ここに入ると家族とも縁を切られてしまう、亡くなったらお墓もない、そんなところが私たちに知らされずにあるというのはいいのだろうか?
と思いました。

NHKなどでドキュメント番組では観たことがありますが中の方たちはかなり高齢になってらっしゃいまして、知っている人は知っているけれど知らない人はずっと知らないままではないかと。

次にそういう事実をきちんと伝えなければこの映画のようなことがまた起こるかもしれない、どうなるのだろうと。

50年以上ひたすら「あん」を作り続けた女性の半生を知ってふっくらした生地で包まれたつやつやの粒あんのどら焼きが涙でしょっぱくなるかもしれません。