昔、オーソン・ウェルズに
「薔薇のつぼみ」という映画が
ありましたけれど
それではありません、
ただの小菊の話です。
庭先にほんとに言葉そのまま
(こういうときに
衒学的な人は{言葉の真の意味で}なんて言います)
咲き乱れているのですが
今はまだちょっとつぼみの状態。
そしてこの「もうじき咲くつぼみのとき」
が、一番魅力的なのです・・・
美しい、というのではなく
魅力的なのです。
これを見るとき必ずのように私は
人間にあてはめてしまいます。
つぼみの状態そして
もうすぐ咲くというその短い季節・・・
高校生の時期でしょうか。
時折見かける高校生の
どこか幼くどこか大人になりかけの
そして若々しい体つきなどを見ると
つぼみの魅力そのままだと思います。
ああ、でも、この子たちもやがて
私みたいにばあさんになるんだなあと
思うと
なんだか・・・・