人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

菊のつぼみ

2016年11月05日 | 日記

昔、オーソン・ウェルズに

「薔薇のつぼみ」という映画が

ありましたけれど

それではありません、

ただの小菊の話です。

庭先にほんとに言葉そのまま

(こういうときに

衒学的な人は{言葉の真の意味で}なんて言います)

咲き乱れているのですが

今はまだちょっとつぼみの状態。

そしてこの「もうじき咲くつぼみのとき」

が、一番魅力的なのです・・・

美しい、というのではなく

魅力的なのです。

これを見るとき必ずのように私は

人間にあてはめてしまいます。

つぼみの状態そして

もうすぐ咲くというその短い季節・・・

高校生の時期でしょうか。

時折見かける高校生の

どこか幼くどこか大人になりかけの

そして若々しい体つきなどを見ると

つぼみの魅力そのままだと思います。

ああ、でも、この子たちもやがて

私みたいにばあさんになるんだなあと

思うと

なんだか・・・・