小川洋子氏と河合隼雄氏の
対談で
生きるとは物語をつくること
とありました
物語には必ず「終わり」が
あります。
人生の「終わり」は
物語の「終わり」のようであれと
老婆は願うのです。
死の直前まで
「物語」を生きることができますように。
老婆はいよいよ人生の階段の
最下段にさしかかってまいりましたが
そのように「今日」を生きたいものです
が
なかなかそうはいきません、
今から医者に行きますが
何を宣告されるやら。
前回に懲りた老婆は
早々と入院の支度を整えました。
しかしーー
病院で死のうと
自宅で死のうと
はたまた
世界の難民のように
地べたの上で死のうと
死ぬときに微笑むことが
できますように・・・・