人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

立山回想

2017年10月22日 | テレビ

昨夜は「ブラタモリ」を見て

卒倒するほど驚きましたねぇ。

何がって

あの立山の変貌ぶりですよ。

半世紀前、体育の単位不足で

怠け学生ばかり30人ほどが

立山登山をしたときは

称名滝のそばを延々歩いて登り

あの弥陀ヶ原は深い霧に覆われ

道も何もない中

かすかに聞こえる小屋の鐘の音を頼りに

頬がふくれる高山病みたいになりながら

やっと辿り着いたただ一軒の山小屋。

翌日のみくりが池を通って雄山へ。

人工的なものは何もない

ただただ雷鳥と池と山が静もる立山でした

がーー

テレビで見た今の立山は

もう私から見たら

大都会でしたねぇ・・・

見たくなかった・・・

 

 

みくりが池のふちが舗装された上に

ベンチまで置いてある

温泉まである

コンクリートの建物もある

遊歩道がある

なんだこりゃ!!

山小屋の主が近くでアザミ (たぶん高山植物の)を

とってきててんぷらにしてくれて

嵐で閉じ込められた私らのために

いい声で「麦屋節」を

歌ってくれた

なんて思い出は

もう蜘蛛の巣にまみれてます・・・