人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

京都京都・・・

2016年11月21日 | 旅行

第二の故郷、京都へ行きました

といっても別に紅葉を見に行ったのでは

ありません、ただ

蕪村の跡を訪ねようとしただけ。

なのに

京都駅の大混雑に卒倒せんばかりに

驚きました

いつからこんなことになってたの、

まあ、外国からの観光客が増えたのは

悪いことじゃないけれど

バス停に並ぶ人の数ははんぱじゃない

京都は昔から

交通手段政策は下手だったような・・・

それはそれとして

京都ではフランスの友人家族に会い

彼らの一時借りているいる家にも

行きましたが

子供たちは学校を3ヶ月ほっぽらかして

親たちと日本にいるわけですが

二人とも自分でそれぞれ

本を読んだり勉強したり

自発的にしていて

親は「勉強しなさい」なんて

絶対に言ってる気配もなく

子供は子供

親は親で

それぞれの「やりたいこと」

「やるべきこと」をきちんとやってるように見えました

京都に行って何がよかったかって

この家族のありようを垣間見たこと

日本の家族ではきっと子供に

「勉強は?」なんて言ったりしまくってる

ような・・・

それぞれが自立しつつ仲良く暮らす家族は

見ていて気持ちがいい

けれど

日本はどうしてもお客がいても

子供中心になりますね。

どこをどうすれば

気持ちのいい家庭を築けるのでしょうか。

哲学の道もぞろぞろと大変なことになってて

昔だれひとりとしていなかった

あの道をひっそりと孤独に歩いていた

青春はどこかへ

吹っ飛んでいました・・・

 


虚業・実業

2016年11月20日 | 日記

知り合いに虚業と実業の両方います

実業の一人は牛乳屋で一人は自動車整備

虚業の一人は国語の高校教師で一人は雑誌編集者

あとは全員大学教員。

ここで虚業というとみんな「言葉」に関係

する仕事ですね。

さて、実業と虚業の両方と交流していて

以前からはっきり気がついている

違いがあるのです。

実業派は「憲法九条のおかげで日本が平和」

なんてチリほども思ってなくて

周りの情勢はそんな呑気なものじゃない

と言います。

そして虚業派は

「憲法九条を世界遺産に」などと言います。

このれっきとした違いは

たぶん、虚業派は多く「文化人」と

総称される人々で

肉体労働で世界を実感したことはなく

「言葉」で給料をもらっているのですね。

老婆はつくづく思います、

実業の人たちの「実感」こそ信頼できて

虚業の人たちは

文字通り「虚しい」言葉で世界を語るから

ちっともリアリティが感じられなくて。

そういう「文化人」がメディアを

牛耳っているんですねぇ。

お百姓さんや牛乳屋さんや

土木従業者やそんな人たちに

今の日本を語ってほしいものだと

つくづく思う今日この頃でございます。

 


虚業・実業

2016年11月20日 | 日記

知り合いに虚業と実業の両方います

実業の一人は牛乳屋で一人は自動車整備

虚業の一人は国語の高校教師で一人は雑誌編集者

あとは全員大学教員。

ここで虚業というとみんな「言葉」に関係

する仕事ですね。

さて、実業と虚業の両方と交流していて

以前からはっきり気がついている

違いがあるのです。

実業派は「憲法九条のおかげで日本が平和」

なんてチリほども思ってなくて

周りの情勢はそんな呑気なものじゃない

と言います。

そして虚業派は

「憲法九条を世界遺産に」などと言います。

このれっきとした違いは

たぶん、虚業派は多く「文化人」と

総称される人々で

肉体労働で世界を実感したことはなく

「言葉」で給料をもらっているのですね。

老婆はつくづく思います、

実業の人たちの「実感」こそ信頼できて

虚業の人たちは

文字通り「虚しい」言葉で世界を語るから

ちっともリアリティが感じられなくて。

そういう「文化人」がメディアを

牛耳っているんですねぇ。

お百姓さんや牛乳屋さんや

土木従業者やそんな人たちに

今の日本を語ってほしいものだと

つくづく思う今日この頃でございます。

 


失敗?

2016年11月18日 | ニュース

どの国にも先駆けて安倍総理が

トランプ氏に会った

自宅に招かれたのは最上の待遇

などと報道されて

安倍さん、やったね、外交上手

なんて

言ってる人もいれば

いや、あれは大失敗だ

すぐあとでオバマ氏に会うのに

どのツラ下げて会うんだ

オバマは今現在、れっきとしたアメリカ大統領

なのに早々とトランプに会うなんて

オバマ、あんたはもう死に体ですと

言ってるようなものだ

しかもトランプに会った安倍氏は

TPPのことも駐留米軍のことも

彼の当選前に過激に発言していたことを

そっくり告げられたに違いない

安倍氏の会見後の表情はこわばっていた

ではないか。

だれかが止めるべきだった

朝貢外交そのものだったと

批判する人もいて

何もわからない老婆は

いずれにしても

日本がしっかり自分の足で立っていられないのだと

改めて悲しい思いをしたのでした。

ナショナリズムが台頭する世界のただ中で

日本だけがお人好しで

「平和憲法」のおかげでここ70年

戦争がなかったと

信じ込んでいる人たちに

じゃあ、玄関に鍵もせず

夜も昼も

戸を開けっ放しにして

「わが家は平和主義です」と

張り紙しておいたらどうですかと

言いたいですね。

うん? これは安倍・トランプ会談とは

なんの関係もない話になっちゃいましたね。

 

 


花むら二つ

2016年11月18日 | 日記

庭に2種類の花むらがあり

一つは小菊でもう一つは西洋種の菊科のもの(?)で

名は失念・・・

(紫っぽい花で、どこでもよく見かける)

で、この二つの花むらが庭に今

満開で並んでいます。

写真の載せ方がイマイチわからないので

残念ですが・・・

日本に昔からある種(と確信しています)の小菊は倒れ伏しつつ

あちこちに散らばって

それでも健気に地面から

立ち上がろうとして咲いています

外来種のそれは

つん、つん、とただ真っすぐに立って

「倒れ伏す」抒情がない・・・

この二つを見比べるときいつも

「西洋文化」と「日本文化」の違いを

いやでも思い起こします、

西洋のあの宮殿の庭を思うと

まるで幾何学模様の花園で

私にはちっともいいとは思えない

そして日本の庭園は心字の池を巡る

ものあり

自然石の配置あり、つまり

自然そのものを擬した庭が・・・

そして小菊は地面に倒れつつも咲くという

健気な日本人の文化そのもの・・・

これに比べると外来菊の

なんと情緒に欠けたものよ

まったく「自然は征服されるべきもの」の

精神そのものを具現しております・・・

秋になると

菊の咲く庭で老婆は感慨にふける

のでありました。