人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

専業主婦

2017年01月17日 | 日記

専業主婦とは?

夫の収入によって生活し

家庭ではいわば

「家政婦」「料理人」「乳母」

のような役目をし

夫のよき相手をすることですね。

しかしこういうことのできる人は

ある程度の「裕福な家庭」に限られるでしょう。

この種の人たちは

ただじっと家にいるのではなく

たいてい

趣味のグループとか観劇とか

ボランティアとかに

熱中しています。

家計とは関係なく仕事を持つ女性もいます

それは「自分の仕事・生きがいはこれだ」と

見切って人生を歩む人たちです。

その人たちは家事も育児もしつつ

「自分の道」を歩んでいます。

彼女たちのため息のような

声は

「産後三年ほどは家にいて育児に専念できたらなあ」

ということ、

ぽん、と保育所に預けてしまうのではなく

自分で育てたいと願ってても

やむなく預けねばならないのです

ーー預けられれば、ですがーー

というわけで

「専業主婦」と「職業主婦」なんて

とてもいやーな言葉で

使いたくないので

「在宅主婦」と「有職主婦」・・・

あ、「主婦」もなんだかいやーな言葉

それに「専業」というからには

それ、「職業」でしょうか

もしそうなら

「給料」が支払われねばなりませんが・・・

北欧の国のように

夫婦が二人とも「おのれの仕事」に

打ち込んで共に暮らしている

なんて

いい風景だなあ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


俊寛僧都

2017年01月16日 | 旅行

京都は今や

外国人に愛される

観光都市になってますが

私の青春はこの街でした

ところで

俊寛僧都が平家打倒の陰謀を

ここ鹿ケ谷の廬で

密議を凝らし

発覚して

鬼界ヶ島に流されたという

歌舞伎にもなった歴史秘話・・・

その鹿ケ谷には今

石碑が立っていて

訪れる人も多い

というより

散策するとここを通る

のですが

こんな滝が・・・

水があったから廬も

建てられて

暮らすこともできたのでしょうが

奥深い風情ではありました

それにしても

今や

外国人が

京都の人でもあまり知らない

ような所にも

出かけて行って

しかもちゃぁんと

「正しく」エンジョイしているのを

見ると

時勢の移り変わりを

つくづく見る思いです

 

 


熱狂は怖い

2017年01月15日 | 日記

多くの人から

お叱りを受ける覚悟ですが・・・

似ているなぁ

思ってることが・・・

K国のある像の前で叫び

熱狂している群衆の姿と

O島の基地闘争で熱狂している

群衆には

とても似ているところが

あるなあ。

あるジャーナリストが

現地に行って

「殺気」を感じたと言ってました。

両者ともに

この群衆に異を唱えたら

命に関わるようですし

実際、親日というだけで

殺された老人がいましたね。

ここでは冷静な判断

分析

史実の直視

これは「真実の追求」ということですが

そして「言論の自由」が封鎖された

恐るべき

群衆裁判の場ですね。

そして

熱狂する群衆には

たいてい

背後に糸を引く者が

存在していて

ひとびとはたちまちにして

操り人形になってしまう

悲しい生き物なんですね。

しかも糸を引く者は

その国の者ではなく

Oの場合はC、

Kの場合はNという具合に

外国の影が・・・

熱狂する群衆が

ひとつの国を幸せな方向へと

変えてゆく歴史もあったのでしょうが

今は何も見えませぬ・・・

見えているのは

「互いによく似た風景」でございます。

 

 


メディアという権力

2017年01月14日 | ニュース

昨日のトランプ氏の 記者会見

メディアに対して売った喧嘩 だと

次期大統領の品位を 疑う「識者」も いましたが

なかには 快哉を叫んだ人も 多いはず。

なぜって メディアはもはや 一つの権力で

一国の大統領も 有名な芸能人も 谷底に突き落とすことが できるのですから。

国の巨悪を暴くという 巨悪を報じるのも

選挙に不利な報道を するのも自由自在。

嘘八百の報道で 人生狂わせられた 有名人もいるのでは。

メディアの人たちは だから

あるエリート意識をもって

「庶民」のみならず

「有名人」たちの上に 君臨しています から

橋下氏でなくとも

トランプ氏よ よく言ったと

すっとしている人たち がいると思いました。

そんなことより 日本と中国、

メキシコを 並べて一刀両断にされちまったほうが

悔しくないかって? はい・・・

これから日本について 勉強してもらうしかない ですね

なにしろ 彼らは 日本と韓国の違いも わかってないのでは?

彼らって、 アメリカという国の 大統領たちです・・・

オバマ氏だって 最初は 日本ってどこ?

くらいの知識だったって ほんと? 


家守綺譚

2017年01月13日 | 読書

梨木香歩「家守綺譚」は

ファンも多いようですね。

私は巻頭の1行に魅せられました。

明治か大正時代の「学士」

といえば

今の無数のへなへな「学士」とは

違って

気品と知性に満ちていたから。

その学士の気品ある文章が

幻想の中に入っていき

作者はこれをどんなに楽しんで

書いたことかと。

植物の好きな人にもたまらないかも。

「編笠百合」と「貝母」は同じものだと

知らずに読むのと

知って読むのとの落差は

ありますし

舞台となる「地名」になぜか

不思議な魅力があって

ここがどこかと特定しているファンもいる。

はい、山科という地名はまったく

出てこないのに

ここはあきらかに山科です。

疎水、朽木、湖水、比叡・・・

竜田姫、浅井姫、そして湖水で遭難した友の名が

「高堂」・・・なんだか床しい名前。

主人公の名は「綿貫」。

なんとも魅力的な作品です。