人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

洞窟からの生還

2018年07月14日 | ニュース

タイの洞窟からの生還は

世界を釘付けにしましたね。

映像で見ていて感動したことはいくつもありました

が、なかでも

洞窟で発見されたとき少年たちが

両手を合わせて挨拶した姿が印象的でした。

あの姿はよかった、さすが

仏教の国。

それから少年たちの親御さんたちの態度。

謙虚でした。

セオル号事件のときの遺族の態度を

思い出してつい、比較してしまいました・・・

それからリーダーだった若者が

少年たちに食べ物を分け与えて

自分はできる限り抑えていたこと。

出家して修行していたとのことですが

やはり「仏教」が本当に生きている国だなと。

こうしてみると

どこか日本と共通しているような・・・

日本ほどの歴史はないにしても

長い王国の国です。

そして仏教。

キリスト教、イスラム教ではなく

「仏教」の国。

なぜかしら

日本と通底する親和感・・・

ここで話は変わりますが

今、タイでは日本ブームで

隣国が忌み嫌う「旭日旗」のTシャツを

着ている娘さんたちを見て

かっかしているようです。

そして「日本はアジアを侵略しようとしたんだよ」

と教えるそうです

がーー

当人たちはピンと来ないと思います。

だってあの戦争前は東南アジアのほとんどは

完全に植民地で搾取され通しだったのですから

日本軍はむしろ「解放軍」と感じられても

当然だったのかもしれないのです。

だから隣国の人がいくら

かっかしても

旭日旗にだれも憎しみなんか持ってはいないのです。

話を元に戻しまして

生還した少年たちの未来に

幸せのありますように!

そして救助のために尊い命を失った方の

ご冥福を祈ります。

 

 

 

 

 

 

 


わっ、このゴミーー

2018年07月13日 | ニュース

livedoorのニュース写真で

タージマハールが黄ばんできたという・・・

そのそばの川辺に散乱しているゴミ!

すごい・・・

たとえば鴨川の河原がこんなになったとしたら・・・

と思うと、ぞっとしました。

いずれこのゴミを捨てたのは「観光客」でしょう。

ということは「外国人」でしょう

しかしそれは「日本人」ではないでしょう。

いったいどこの国のだれだ!

怒鳴りたくなります。

しかしそれにしても当地の役人は

これをなんとも思わないのですかね

地元の人たちも平気なんでしようか。

もし浅草寺前がゴミの山だったら

きっと市民が怒ってたちあがるでしょうね。

それが「日本」なのですもの。 

 

 

 

 

 

 


日本だけ?

2018年07月12日 | 日記

連日、水害の報道がされています。

友人の住むところは断水です。

そして毎日、彼女は断水していない隣町の

友人の家ーーここが私の親しい友人の家ーーに

入浴、食事にきています。

とてもとても楽しそう。

助けている私の友人曰く「災害は人の心を優しくするね」

これをある人に言ったらこんな返事・・・

「アメリカの友人が言ってたよ、災害があったとき

ぼくは殺人を二度、見たんだってね。

日本に生まれてほんとによかった」と。

スーパーに大行列ができても混乱は起きるどころか

近くの人たちがすぐ今度の災害のことを話し合って

互いの情報を交換したり

FBでどこそこの井戸を自由に使ってください

とか

ある医院も「裏に水道があります、自由に使ってください」

などが掲載されて

ああ、やっぱり「災害は人の心を優しくする」と

思ったのでした。

これはもしかして日本だけ特別?

 

 

 

 

 

 


ある英会話の授業

2018年07月11日 | 読書

小学校に英語が必修とは

ちょっと驚きましたが

それはともかく、ある日

ネイティブの英語の先生の授業を

参観できまして

行きました。そしたら

クラス担任の先生がずっと付いているんですね。

そしていろいろ世話をやく・・・

だれそれさんを当てる、次はだれそれ・・・

つまり教室を英語の先生自身が運営できないのですね。

自分の自由な発想で自由にしようと思っても

これではがんじがらめです。

面白くないだろうなあ。

全国のネイティブ英語教師がこうなんだろうか

それともたまたまこの学校がそうなんだろうか。

教室と教師ーー

ここはこの両者だけの自由空間であるべきで

まあ、よほど悪評高い教師をちょっと見張らなきゃ

なんて場合もあるかもしれないけれど

よほどのことですね。

事実がどうかわかりませんが

大学でさえ、ある教師の講義に

何人か教師が見にくるってことを聞きましたよ。

評価するって・・・

専門外の人がどうやって評価するのでしょう。

いや近頃は学生自身が

教師を評価する用紙があって

板書、声、内容などを点数で評価するんですって?

う、うそでしょ。

ま、大学でさえこうならば

小学校はなおさら、「教室の自由」は

難しいのでしょうか。

それにしても首をかしげたのでした。

 

 

 

 

 

 

 


しろばんば

2018年07月10日 | 読書

井上靖「しろばんば」を読み終えたあとの

正直な感想はと言えば

「喪失感」でしたね。

あの時代。

子供が子供の世界だけで生きてゆくことのできた

あの時代への喪失感。

大人は大人であり、子供は子供そのもので

ありえた時代。

無茶なと思える子供の世界に存在した

掟、いたわり、いたずら、冒険、すべて

子供の世界に実現されていた時代への

羨望と喪失感・・・

そんな決して美しいだけではない「子供の世界」を

描き尽くした「しろばんば」ーー

今もどこかでそんなふうに

「子供だけに通じる世界」のただなかで

暮らしている子供がこの国に

存在しているでしょうか・・・・