Kizu-darakeのにっきC

みんなに笑顔が戻るといいな。がんばれ!東北(とおほぐ)!

ムクロ沢の続き

2006-09-27 23:46:58 | バイクな一日

バイクはガケに落ちるのか?
男も一緒に落ちるのか?
ここは林道ムクロ沢、名前の通りに屍をさらすのかkizu-
(わけわかんねぇ書き出しっっす)

<ムクロ沢その2>
軽トラのおじさんの協力によりなんとか脇をすり抜けてっぺんに向かう。

着いた、ここが頂上なのか。
でもまだ林道が続いてる。
今度は下りか。
ひとまずここにバイクを置いてさっきの場所を見てこよう。
するとブォンブォンとふかすエンジン音、誰か違うライダーでもやってきたのか?
見てこよう。

エンジン音近い、が様子が変、
更に歩くと・・・
さっきの軽トラが動かなくなっていた。

「どうしましたぁ!」
駆け出して近づくとさっきのおじさんが
「岩に乗り上げちゃったみたいでねぇ。」
苦笑いしてた。

「助かった、人がいるってのはほんとに助かるね。」
ほんとだ、
「この前は自分が助けたんだけどまさか自分が助けられるとはね。」
この前とはこちらのことではないらしい。
動けなくなった車助けたらしい。
この人けっこう山に入ってるみたいだ。

「山はいいよぉ、何でもある。」
そう笑うこのおじさんはかなりのつわものだ。

さて、どうする。
オーソドックスに後ろを押す!

ぬうおおおおおおっ!
ダメだタイヤが空回り、

押してもだめなら引く、というか前から押す。
ギュルルン!ギュルルン!
ぬあああああああっ!

はぁはぁはぁ・・・ダメだ、タイヤが空回り、車体がグラグラと岩を支点に揺れるだけ。

二人で車体下の大きな岩を覗き込む。
落石だろうね、
トラックの左前部の下にガッチリ挟まってる。
・・・・

「持ち上げようか。」
はい?
えっトラック持ち上げんの!・・・でもやるしかないね。

トラックの助手席側を二人で持ち上げてみようということになったよ。
まさに
ファイトーッ!
いっぱーつ!
 です。
しかし現在の手持ちの道具とか状況的に何でもいいからやってみる!しかない。
奇跡を願うよ。

でも私・・・ケインコスギ役がいいな・・・

セぇーのっ!せいっ!
以外!
持ち上がった!
奇跡も起きた!
持ち上げたらトラックが坂に向かってグラッと動いた。
下ろす。
岩の位置がずれてるぞ、いける!
もう一度上げる。
トラックが自重で坂を下る。
下ろす。
これで数センチづつ岩がトラックからずれていく。
5度目ぐらいでトラックと岩が離れた、
やった!とばかりに二人でトラックの下から岩を引きずり出す。

でっかいし重い・・・


岩は道じゃないところに藪に転がした。
道の安全を一つ守った。

おじさんはありがとうと言ってくれたがこういうところではお互い様です。
さっきのこともあるしね。
ちょっと、いやだいぶ疲れたけど面白い思い出ができたな。
でも山のトラブルは無いに越したことはない。

バイクを取りに坂を上る。

さぁて、教えてもらったけどここから先進むと御所山が見えるらしいが・・・
まずいでしょ・・・これは。
乗り越える腕も根性も今のところ私には無いっ!!

すこし歩いて散策するがマシンが通った痕跡無し。
戻ろう。

獣道走るには私はヘタッぴすぎる、戻ろう。

行きは良い良い帰りは怖い。いや良くも無かったけど下りは怖い。
ほっとくとスピード出るから怖いんだ。

でも難関だった場所覚えてるからそういう意味では楽かな。
ペースはかなりユルユルで下ってきた。


ここまで来れば生い茂る枝も何もない。
途中、山の恵みを取りに行く車と2度ほどすれ違う。
この時期はアケビだろうね。

カラーン、カラーンと鈴?鐘の音がする。
辺りを見回すが何もない。
沢にかかる橋を渡ろうとしたらいきなり黒っぽい物体が道に現れた。
びっくりしたぁ!
渓流釣りの人でした・・・
まじ熊かと思ったよ・・・
鐘の音はこの人の熊よけの鐘でした。
「やぁ、ごめんねぇ」
釣りの人がこちらに挨拶してくれた。
こちらも笑いながら頭を下げて返す。

熊、出なかったな・・・
今は山より餌を求めて畑とかそちらの方が遭遇率高いのかも。
餌不足か。
あまり山の幸を採り過ぎるのはいけないのかもな。


さぁて、
アスファルトに戻ってきたぞ!
なんてらくちんなんだ。

<去年の白水川ダムの記事>
その1
その2 
去年の今頃に来てた。その時は土砂崩れもあって閑散としていたなぁ。

公園も整備され滑り台も復活していた!
家族で遊びに来てる方々がいて子供たちも大はしゃぎだ。
あっ、ここの滑り台で遊ぶ時はいえからダンボール持ってきた方がいいです。
もちろんお尻に敷くため。

空気圧を戻す。
あれ?
最初計ったときと空気圧が違う、上がってる。
あ、そうか、
タイヤあったまれば空気も膨張するし当たり前か。

帰りは下を通る。

平地のダートって走りやすいよねぇ~。

帰り、ジャスコ東根店に寄る。
本とかコーヒーシュガーとか買っていく。
画像の焼き芋パン、焼き芋の匂いや焼けた皮の苦さも再現してて美味しい!

本はバイク雑誌は・・・買わないか。
給料前だし本はいいかな、あっ!
あれ、あれは・・・
買ってこ!

暴れん坊本屋さん!
買ってきた!
読んだら・・・
ぶっ、吹いた!可笑しいぃ!
本屋を見る目が変わりそう。
2巻も買お・・・

ま、こんな週末でした。
また楽しい週末が来ることを期待して今回の「ムクロ沢林道」の記事終り。

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ムクロ沢林道(で、まじファイト一発!なことを・・・)

2006-09-27 00:31:10 | バイクな一日

<山では助けたり助けられたりです。>
東根市白水川、ここの「ムクロ沢」って所に行ってきた。
久々の林道です。
まずは・・・


腹ごしらえ、楯岡の旧道沿い
「ハリス食堂」
ここは穴場、昔ながらの味が楽しめます。
「こだわりラーメン500円」
ちっちゃい頃ラーメンとは言わず皆「中華そば」って呼んでた。
そん時の味思い出す。
わが町の味自慢の店がどんどんなくなっちゃってここは残って欲しいな。


白水川ダムは去年は土砂崩れのためか閑散としてたけど
今回はずいぶんと整備され家族連れがけっこう遊びに来てたよ。
滑り台も復活してて子供たちがはしゃいでた。
それは次の更新時に。

さぁて!
来たぞ今回の挑戦の場所!
「ムクロ沢」
今回も重くなるなんて声は無視してデカ画像で更新だ。

タイヤの空気圧を下げる。
その光景を見ていたおじさんが声をかけてくる。
「ここ登るんですか。」
ええ、行ってきます!
「まぁ、車でも行けるから大丈夫だとは思うけどね、これ何cc?」
250です、ちっちゃいけど。
ちょっと驚いてたな・・・250には見えないか・・・

「熊しょっちゅう見るよ、月山で小熊もいたしね。」
そうそう今年は去年以上の目撃と怪我したりの被害が新聞の紙面騒がしてる。
熊か・・・
「今日は晴れてるから大丈夫、曇ってると出るんだ熊は。」
そうなんだ・・・
んじゃ、行ってきます!
「きつけでな!」(気をつけなさいね)


さっきの橋渡ったらいきなりゴロゴロの石のダートの洗礼を受ける。
でもここ田んぼあるんですよ。
軽トラや農作業に来てる車が平気でここ通るんです。
まぁ、ここはすでに研究済み、
この先がどうだか?
で、上の画像、
おぉ!緑で溢れてるぅ!
・・・
一抹の不安が・・・

まだいい、このあたりはまだいいんです。
アチャルビス ラリーガードがはじめて本来の仕事をやり始めます。
ハンドガードの意味をはじめて知るのでした。


抜けると広くなってる場所に出る。
自分で「第一休憩所」と勝手に命名。
ふう~水分補給、見える景色は山しか見えない。
当たり前か。

さて・・・


<トリッカーのヒートガードについて>
マフラーについてるピカピカと輝く金属製のヒートガード。
知らない人はこれが熱くなると思ってるようです。
ところがこのヒートガード優れものです。
ペタッと触れるぐらいの熱さしかなりません。
のでサイドバッグは可能だと思います。
(来年かな、装着予定ですけど)
それにガード部の厚みもあるので熱くなるマフラー本体部分に
サイドバッグが触れるということは無いと思いますね。
ま、念のため装着する時の耐熱対策は大体すでに考えてあります。

<トリッカー荷物積載その2>
私にとってこれは絶対の必需品!
ループベルト!
私はタンデムステップ部分を使ってます。
これを使わずここにフックをかけるとマフラー本体に接触して溶けます。


<ここまで走って気づいたこと>
タイヤの戦闘力が落ちている。
新品の時はあんなにガレたところ上ったのに今回は流れる感じがする。
アスファルトでは全然気づかないのにね。
今回は小石散らばってる路面だからかも知れないが・・・
オンロードでは十分山があるし交換には早いけど
こういうところでは終わってるのかもしれない。

前回、トレック店長に
「トリッカーのトレッキングバイクとしての能力」の話を思い出した。
セロー250はよくできてるけど旧セローに比べると大きいバイク。
トリッカーにセローのホイールをつける。
セロー250より足つきがよくコンパクトなトレッキングバイクが出来上がるかも、という話。
フロント21インチ、リア18インチのタイヤか・・・
もしできればそれだと銘柄選べるんだよな。
内心気になる話だった。


さっきの「第一休憩所」からすぐで最初の難関。
道はえぐれた様にガレてるし草ぼうぼう、小枝が伸び放題、草も葉っぱも覆いかぶさってる。
どうしよう、
先に進む?
バックする?ってこんな坂の途中で止まっちゃったよ・・・
どうしようか・・・
しばらく悩んでたら後ろから軽トラックがやってきた。
うそーん!

腹は決まった、進むしかない。
エンジンかけて一気に進める。
がれた路面を読みながら枝や草は無視して走る。
ビシビシっとヘルメットやジャケットを枝が叩く。
あら?行けたじゃない、案ずるよりなんたらだね!

さっきの軽トラはあそこは通らないでしょ、
いくらなんでもねぇ~~なんて笑ってたらミラーにチラッと・・・
うそーーっ!
あそこ通ったの!

軽トラに通れてトリッカーが通れぬわけが無い!
すこし意固地になって草と小枝を交わしながらペースを速めろ。
気づいたが
ちいさな小枝とかは無視したほうが走りやすいし路面に集中した方が安全のような気がした。
ラリーガードで手には来なかったがヘルメットのシールド・・・
また傷が増えたな・・・

先ほどではないがまた道が広くなってる場所に出る。
「第二休憩所」と命名、ここですこし休憩。
しばらくするとさっきの軽トラが走ってきた。
すげぇ!
あの道も走破したんだ。
この人は軽トラ乗りじゃない、軽トラ使いだ!
たぶんジムニーとためをはる走りができるに違いない!
すれ違うときこちらに挨拶していった。
追いかけるのもなんだからしばらく休んでから出発する。

今日の最大の難関に・・・


途中、山の上から東根の街が一望できたんだけど見てる余裕なし!
一心不乱に走るだけ。
で、白い岩肌が見えてきた。
そして走るラインを間違える。
ズルルルルッー、
いきなり登れなくなったんだなこれが、
坂プラス砂礫プラスガケ側に斜面になっていて・・・
こんなもの一度降りて体制立て直すとか
バックして安全なラインでチャレンジとかで大丈夫のような気がするんだけど・・・

ごくりっ・・・

藪はガケから生えてるのに気づいたとたん、冷静じゃなくなる。
さてどうしたらいい?どしたらいい?
冷静になればなんてこと無いところなんだろうけど今はそれどころじゃない。
タイヤはグリップしない。まわせばまわすほどズルズルと。
そうだ、ここを一気に登ろうとするからダメなんだ。
まずは車体を道と平行に持ってきて・・・
ヨイショっと、
重い・・・・
ここで目いっぱい空気抜いてということも試せばよかったかも、もう頭の中から無かった。
ポンプももってきてたのにね・・・

それでは行くかっ!
その時目に前に見えたたものは、

あぁぁぁっ!

さっきの軽トラが戻ってきた。後ろに引けず前にも行けず、どうする、どうする。
とりあえず崖っぷちから脱出しよう!
乗らずに火事場のクソ力で押す。
ぬおおおおおおっ!
脱出成功。

そこから・・・どうしよ・・・このギリギリのラインをすり抜けるしかない。

軽トラの若いおじさんが降りてくる。
「後ろ押しますよ。」
お、御願いします!!!
トラックの脇、ギリギリの幅、ガケッぷち側、
ふぁいとー!いっぱぁーつ!なCMのシーンそのもの。

やった、トリッカーをガケに落とすことなく通れた・・・
ありがとうございます、ありがとうございます!
ほんとにありがとうございます!

おじさんの話を聞くと
「すぐそこが頂上だね。」ということらしい。来たっ!
「じゃ気をつけて!」
わかれる、

が、すぐ出会うことになる。
こんどはね・・・こっちが・・・
そしてまた
ファイトーッ!!!!
一発!!!
リポビタンのCMをやるハメになるんだ(笑

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