「ぼくの夏休み!」
いろいろ妹にこき使われる前に朝早く逃げ出した。
祭りの出店と姪っ子の世話手伝わせるとか小耳に挟んだのでね・・・
せっかく長期連休だもんね。
ごめんよ、ダメアニキは旅に出るよ・・・
うん、ナマハゲに会いたいんだ・・・
だから、秋田に行ってくる。
泣く子はいねがぁ~~~~
わりい子はいねがぁ~~~~
ダメアニキはここにいる・・・
越谷から来た親戚も泊まってる。
まだ起きてないと思ったら起きてた。
「行ってくるの?気をつけてな。」
はい、行って来ます。
8月14日、なんだかんだで7時出発!
距離100キロ走ったところで給油、
道の駅 「象潟」で「とこぶし串焼き」を食べる。
ゴムのように固いが嫌いじゃない。
味は・・・う~んアワビと比べると・・・
ま、でっかいし食いではあるからいいか。
仁賀保町にさしかかる。
ん!?、
これはっ!!!
にかほ夏祭り!?
ネイガーがやってくるって!!
えぇ~見たいなぁ~うぅぅぅ。
「超神 ネイガー」
秋田県民の
秋田県民による
秋田県民のためのヒーロー!!
どうする、待ち時間がたっぷりありすぎる。
ここは我慢して先に進むか・・・
ちなみに公式サイトには
7号線最速のマシン「ぶりチェイサー」じゃなく「マシン ショッツラー」になったみたい。
<えぇ!ショッツラーってしょっつる鍋のことだよね~>
バイクはヤマハFZRの改造みたいだ。
で・・・すげぇぇぇバイクっ!
ハタハタ型のバイクっていうのがまた・・・
<公式サイトより>
えぇぇ!主題歌水木一郎ですって!コミック化ですって!
知らなかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ま、とりあえず「道の駅 岩城」に到着、
かなり混んでる、
ここまで走るのに汗でべとべと!
ま、バイクだし仕方ないがかなり不快感たっぷり。
しかしツーリング後半は頭からミネラルウォーターばしゃばしゃかぶったり
顔洗ってもタオル使わず自然乾燥とかとか
信じられないほどワイルドに変貌してることに今はまだ気づいていない。
道の駅の裏はこんな感じ。
このときまだ工事中で出来上がると橋の向こうに船がいっぱい泊まるんだろうな。
海水浴を楽しむ人々が多くいた。
地図で道を確認してたら
見知らぬおじさんに声をかけられる。
なんだかんだ話に花が咲き1時間ほど・・・
さ、急ごう。
7号線さらに北上、
秋田市に入ると混む!
ここだけの話、山形市より賑やかかも・・・
黙っててね。
うううん、さすがは盆休み、街中は混むね。
我慢だ!
街中は熱風凄まじい、暑い!熱い!
早く抜けて海岸線に出たい。
バイクも自分も涼しい場所で休ませたい。
で、「道の駅 てんのう」まできた。
高いタワーがある。
水分補給!バイクも日陰で休ませる。
うん!この道の駅に来たということは男鹿半島の入り口にとうとう来たんだ!
今日の目的地「男鹿半島」にとうとう来たんだ!
さぁ!行くぞぉ!
渚100選の鵜ノ崎海岸に来た。が、すごい、へぇ・・・
テント、テント、テント、キャンピングカー、路駐、海が見えません(笑
とにかく先に進みましょうぜ!
時々目に飛び込む水着の美女にニヤケながら進む。
あっ!この岩、怪獣の頭みたい。
画像ではわからないが木の根が目の輪郭を形作ってますますそんな感じ。
ええと、この先行くとゴジラ岩という場所があるらしい。
ここだ、ゴジラ岩って場所。
しかし・・・見ての通り大型RV、SUV、ワゴンにバンにぎっしり!
こんな小さいバイクすらゆるしてくれる場所が無い。
諦めて先に進む。
後からきた自動車もこの混みように諦めて他の場所に行った。
ここは男鹿半島の南の端っこ、
ここから北はアップダウンとうねうねカーブが続く峠道。
しかも高い崖ップチ・・・
かなり怖いがバイクで来て良かったと思える楽しさも。
でも夜中はここ走りたく無い。
でっかいナマハゲだぁっ!
やっぱり男鹿に来たらナマハゲでしょ!
祈願は「交通安全!」
途中2件ほど追突現場を見ることになったのでねぇ。
旅の安全を・・・
我々はババヘラアイスって呼んでる。
道路脇におばちゃんが座ってアイスを売ってる。
で、これがうまぁ~いんだ!
なんというかね、口の中でホドケル感じ。
シャクシャク・・・
早く食べないと融けて指がペタペタになっちゃう。
また食べたい。
男鹿に来たらここに来ること決めてたんだ。
「男鹿水族館GAO」
むかぁ~し嫌なことだらけ、
やっともらった連休でここまで遊びに来たんだっけ。
ぼぉ~っとピラルクの水槽眺めてたんだよな。
魚達を時間忘れて見てたんだよな。
あれは10年前ぐらいか?
思い出がオーバーラップする。
あの子は元気かな・・・もう結婚してるだろうな。
じゃ、久しぶりの男鹿水族館、入るか。
おわっ、水槽デッカイ!
ブルーの中を泳ぐ煌く魚を見てると・・・・ふぅ~~やすらぐぅ~~
<水族館での画像は別に編集することにする>
水族館からの眺め。
この崖っぷち沿いの道路を走ってきたんだ。
落ちたらそりゃ死ぬねぇ~~~
日が暮れてきた。
泊まるとこ急がねば・・・
火口湖の一ノ目潟、二ノ目潟を見下ろす八望台に登ってみる。
半島の海岸線や山などが一望できる。
展望台は木造で何本もの柱の集合体、何気にすごい。
展望台でねばればもっとすごい夕焼け見れそうだが・・・時間がない。
八望台から数キロ走るとキャンプ場「なまはげ」と「湯浴ランドおが」がある。
そこを目差してきたんだが・・・
キャンプ場のチェックインは5時!
しまった!
しくじった!
すでに30分ほど遅かったか・・・
とりあえず、湯につかろう、汗と埃にまみれた体を洗おう。
食事もとる。
稲庭うどんとライス、炭水化物と炭水化物・・・でもやっと食事らしい食事にありついた。
温泉の受付の方に
「このあたりでキャンプはれる場所とかありますか?」と聞いてみる。
「そうですね~、男鹿桜島に野営場がありますし、あとこのあたりの海岸みんなテント張ってますね。」
あっ!そうだった、さっきそこも走ってきたんだっけね。
あの峠暗くなってから引き返すの嫌だなぁ~
「あと、熊とか出ます?」
「このあたり熊は聞いたことないですね。」
ほっ、少し安心・・・
じゃ、さっきの八望台に戻ってみるか。
八望台の駐車場端っこにテントを張る。
向こうにはキャンピングカーも停泊してるし完全孤独ってわけではなさそうだ。
しかし・・・
ここでの失敗・・・
風が無いからとアスファルトの上にテント張ったけど地熱がスゴイ!
あっという間に蒸し風呂状態!
更に、虫除け対策をしなかったためテントに侵入してきた一匹の吸血昆虫「蚊」と長い時間格闘するハメに・・・
暑い・・・
ううう、でもウトウト・・・
・・・
・・・
・・・
突風!!
天候が変わった、風が強くなったんだ。
現在時、0時、
ううう、このままやばいかもしれない。
山の駐車場、遮蔽物がないのでモロに風にさらされる。
撤収!!
ライトの灯りを頼りにテントと荷物を畳みトリッカーにくくりつける。
どこ行くよ?
とりあえずバイクを出そう。
しかし山ん中だし街灯なくて真っ暗だ。
入道崎、右に曲がると入道崎か・・・
行くか!
数キロ走ると灯台の灯りが見えた。
真っ暗でわからなかったけどたぶん崖っぷちを走ってたんだろうな。
どんどん灯台に近づく。
と、車内泊、テントが見えた。
なんか一安心、自分もここにテント張ろう。
風もあそこよりはずいぶん弱い。
まずしばらく真夜中の灯台を眺めていた。
残念ながら画像は撮れなかった。
真っ暗で真っ黒にしか写ってない。
周りに迷惑かけないように静かにテントを張る。
蚊の襲撃を受ける。
とりあえず寝る。
が寝つけない。
ただ休むことはできた。
どんどん日が昇り明るくなってくる。
そうして盆ツー2日目に突入!!
ここは朝の入道崎、
男鹿半島の北の端っこだ。