9/30 1日目(太郎平小屋泊)
富山駅6:10発の折立行きバスで折立8:10着
ロータリーに現れた私たちを見て
バスの乗務員さんは一瞬、え? この人たち台風なのに山登るの?
という顔をした
「どちらまでいかれるんですか?」
「太郎平小屋に泊まって新穂高まで」
と答えると
「それが正解です」
と少し安心した様子
バスには他に乗客は一人だけ
年配の男性の登山者
この人も同じ太郎平小屋までいくようだった
当然、登山口にも他には誰もいなかった
ストックを出しトイレを済ませて登り始める
雨の予報なので
はじめから下は雨具を履いて
天気予報(weatherforecast)では昼からリスクストームで雷のイラスト
夜からあしたの午前中にかけて激しい雨
だったのでとにかく本格的に天気が崩れる前に山小屋にたどり着きさえすれば
夜のうちに台風をやり過ごして
台風一過の天気の下を歩けると考えた
後ろからは誰も来ず
おじさんもすぐに見えなくなって
すれ違ったのも二人だけだった
天気はよくなかったけど
貸し切り山の独り占め
気分は良かった
道は整備されて歩きやすかった
途中から雨
思ったほどは降らず(それでも濡れはしたが)
強い横風に思わずよろけたりしたもが
なんとか小屋まで無事にたどり着けた
小屋はがらんとして静かで
すみませーん
と呼ぶと奥から若い女の人が出てきた
朝食と夕食は17時と5時
お弁当はちらし寿司とのこと
うーむ迷う
実はちらし寿司が苦手なのだ
特に山小屋のお弁当のちらし寿司
酸っぱいもの全般的に苦手
あの酢飯を食べるとほっぺたの裏が痛くなってんあーっとなるのだ
とりあえず一人分だけ頼んだ
今回は食糧を多めに持参していたし
着いて着替えてすぐカレーライスを食べた
それと生ビール
ネパールカレーというのがあるらしかったけど
今日はやってませんとのことだった
あと太郎ラーメンという行者ニンニク入りのラーメンもあるらしかった
食後は
少し部屋で休む
部屋は個室にしてくれていた
コンセントがあって
夕方になって発電機が回りはじめたら
スマホの充電ができた
窓の外では風が強まって
ピューとすきま風
小屋の前の吹き流しは水平まで上がって
低い木とかがぶるぶる揺れていた
宿泊者は他に3名
(おじさんも一時間くらい遅れて着いた)
他の人はみんな自炊で食事時には食堂のテーブルにストーブ乗っけて
何か作っていた
小屋の食事を頼んでいるのは私たちだけだった
食事の味は普通
あとで同じおひつと味噌汁の鍋からよそって
小屋の人たちも夕食を食べていた
マスターみたいな中年の男性一人と
あとは若い女の子が二人だけのようだった
食堂には炬燵が2つとテレビがあった
あと小さい観音様が飾ってあってお菓子と水と灯明が供えられていた
水は蛇口から無料
お湯は水筒一本200円、お茶は300円(だったかな?)
手拭いは買わなかった
リストバンド売ってたけど買わなかった
食後は明日のルートを確認して早々に休む
台風は3時頃に富山を通過するとの予報
夜の早い時点でかなりの風
小屋が時折揺れる
窓ガラスが割れないか不安だった
風の音で夜間に何度も目が覚める
3時頃は特に凄かった
ジェットコースターに乗ってるみたいで
ゴーッという物凄い風の音
建物はガタガタガタと地震のように揺れた
冗談ではなく
屋根が吹っ飛ぶのではないか
小屋が倒壊するのではないか
と怖かった
そういえば太郎平小屋はトイレが男女別だった
雲の平山荘と双六小屋は女性専用の個室はあるがトイレ自体は男女一緒だった
(つっつく)
あこがれの雲の平を歩いた
9/29 富山前泊
折しも台風24号の接近
まず間違いなく雨
今年も雲の平は断念かなあと思ったが
台風が9/30の夜間に富山を通過する予報であること
またホテルも新幹線も最終日の宿も
すでに予約してしまっていることから
まずとりあえず富山駅までは行こうと
夜勤明けで装備を担ぎ上野から新幹線に乗った
富山駅着
雨が降っていた
駅にはザックを背負った人も多くいたが
ほとんどは帰る人たちだった
泊まったのは富山駅地鉄ホテル
一昨年、立山にいった時にも使用した
(このときも本当は雲の平に行こうと思っていたのだが)
すぐ前のロータリーから登山口の折立に直通のバスが出ていて
好日山荘が隣接しており
忘れ物をしても全部ここで揃えることができそうな位だ
傘を差さなくても行けるところにLAWSONもある
便利なホテルだ
素泊まりだったため
夕食はとやマルシェ内の「方舟」というお店へ
日本酒と富山の食材を使用した料理の店
白海老のお刺身が美味しかった
旅の最終日も富山ならよかったのだが
今回は新穂高へ抜ける
コンビニで明日の朝食の買い出しとWebで購入した直通バス乗車券の発券をした
部屋のテレビで台風の進路を確認しつつ
早めの就寝
(つっつく)