テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



 テルミンの演奏スタイルはいろいろあるが、竹内先生の奏法はとても合理的で受け入れ易い。基本的に腕の動きは極力抑えて、手首およびそれと連動した3本の指で音程をとっていくものである。
 ただ、独習していると、「本当に自分のやっている動き(音程のとり方)はこれでいいのだろうか」という疑問がなかなか消えない。竹内さんのコンサートを何度も聞きにいったり、教則本のイラストを見たりしても、納得感が得られないのである。これはどんな楽器でも同じことかもしれないが、ギターとかであれば、「多少かっこうがおかしくても、ちゃんと音が鳴っているからいいか」となりそうだが、テルミンの場合、というか私の場合、「まあ、いいか」という心境にならなかった。
 今はその悩みは殆ど感じなくなったが、それはレッスンに通ってかなりの月日が経過したなかで、演奏時のカタチについては、先生から指摘らしい指摘を受けず、これまでを過ごしてきたたからである。それが、自分のなかで「あー、これでいいんだな」という自信になってきたのだろう。
 ん、しかし待てよ。先生は他の生徒にも初心者を除き、あまりカタチの指摘はないぞ。と、振り返ると、また、「本当にこれでいいのか」、という気持ちが少し首をもたげてくる。
 この気持ちについては、またいずれ、考え直してみたい。

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