テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



一絃の琴

講談社

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1982.7 402p. (講談社文庫)

なぜテルミンを始めようと思ったかについては以前にも書いたことがあるが、最近、あらためてじっくりと考えさせられる機会を得た(※)。
たまたま、読んで興味深かったこの本と大好きなJAZZ Singer、 Jimmy Scottを知ったのがほぼ同時期で、その時期はまさに私がテルミンを始める直前だったことに後で気がついた。この本(というより一絃琴)とJimmy Scottはテルミンとは直接的な関係は全くないが、私のなかでは今一本の線で結ばれつつある。
(Jimmy Scottについてはまた今度)

この小説は宮尾登美子さんの直木賞受賞作で、2000年の夏にNHKの連続ドラマにもなった。そのドラマを少しだけ見て、気になって、読んだのはテルミンを始める前後だった。読む前にはその意識はなかったが、読み進めるうちにテルミンと一絃琴の世界の共通点に感ずるところ大であった。

テルミンと一絃琴の共通点として、一度流行って、その後すたれたものがまた復活したこと、シンプルであるがゆえに弾き手の性格などまで反映されてしまうことがある。私はまだこの一絃琴の実演に接したことがないが、是非機会をみつけて実演を聞いてみたいと思っている。

ネット検索してたら、こんな方やこんな会もあった。
一絃琴奏者 高橋通氏のホームページ

一弦琴紅之会(音源あり)


※この記事は竹内テルミン研究院の月刊院報テルミニク最新号の記事「テルミンと私11」最初のQ&Aに連動している。既にメディアミックスだーっ!(紙媒体とネット)。ホリエモン参ったか。

研究院についての私の記事


今日(2005.4.6)、テルミンと一絃琴についてちらりと「似ている」と触れているブログ記事(サクラソウ)を発見した。

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