ピアノを弾こう🎹 国分寺市、小平市の《つぶらピアノ教室》

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ピアノをずっと楽しむために

2017-11-20 19:58:50 | ピアノ教室
先日、大人の練習について書きましたが、今日は子どもの練習について。

中学生になると、まだ大人ではないけれど、勉強や部活など、時間がなくなってきます。
公立の学校であれば、受験も視野に入れて過ごしていくことでしょう。

中学生になったら忙しいからできない、と、簡単に諦めてしまう人もいます。

一方で、上手に時間を使って、両立させて、ずっとピアノを楽しんでいる人もいます。

その差はどこにあるのでしょうか?

小学生の時と同じ練習や時間を想定していると、続けるのは大変なこともあるでしょう…

中学生からは、もう大人と同じと考えた方が良いと思います。

大人が、ゆっくり練習することができない時は、仕事や家事の隙間の時間を利用して、気分転換にしたり、今日はここまで、あるいは右手だけなどとほんの少しだけでもピアノに触ることが大切です。宿題は常に全てしっかりとこなせてなければいけない、といった考えは自分の首を締めてしまいます。
できるときに、できるだけ。
忙しい時は、レッスンの時に、私と一緒に練習しましょう。

ピアノを弾く指の動きは、パソコンのキーボードを叩くよりももっと色々コントロールがいるので、とても複雑です。
そして同じ動きをすることが、日常生活にはありません。
忙しさに、弾かないでいるうちに、指が動かなくなることはよくあることです。

小学生まで頑張ったのに、素敵な曲が弾けるようになっても、ずっと弾かないと、指が動かなくて、せっかく時間ができてピアノでも、と思い立っても楽しめないということになってしまいます。それではとてももったいない‼︎

指を維持するためと割り切って、前のようにバリバリ練習できなくても、ちょっとづつ動かしていくと、ふと弾いてみたい曲と出会った時など、楽しむことができるのです。

でも、レッスンの予定がないと、なかなかできないです。
だって忙しいから…

1週間経つとレッスンの日が来る、でもまとまった練習時間は休日だけ。他の日は、ちょっとだけ、頑張る。それでも続けていくうちに、確実に上達して行くのです♫
続けたもの勝ちです!
完璧を目指すあまり、挫折してしまうより、ちょっとゆるく構えてやっていくのがおススメです。

そして、幼児の場合も、眠くなってしまったり、機嫌が悪かったり、なかなか難しいお年頃です。
年中さんまでは、10分でも20分でも、時にはそれを2回に分けたりしても良いので、とりあえず毎日ピアノに向かうことがその後、れんしゅうを自立した時に役立ちます。
まずは習慣をつけることを目標にします。
年長さんになったら、少しずつ30分、集中できるように、その日の様子を見て、進めていきます。

ピアノを挫折してしまう人のほとんどは、初級の段階です。

小さいお子さんは、自分で時間を作ることは難しいですから、お家の方のサポートが必要です。
できればブルグミュラー が終了する初級まで、練習の時間を作ってあげたり、聴いてあげたりすと、練習もスムーズです。

レッスンもそのあたりまでは見学なさって、レッスンの内容を忘れてちがう方向に向かってしまっていた時など、サポートしてもらえると、進度が早いです。
できる限り早めに初級を終わらせれば、あとは、練習の仕方もわかり、練習の習慣もある程度ついて独り立ちもスムーズです。

ピアノの経験のない保護者の方は教えられないから、と不安に思われるかもしれませんが、教えなくても良いです。
練習しているのを聴いてあげる、上手になったら褒めてあげる、曲の感想を言ってあげる、そんなことでも充分です。
結構練習は孤独なので、小さいうちは特に、聴いているよ、1人じゃないよ、ということが伝わるといいと思います。

ある程度なれたら、横に座ってなくても、何か家事をしながらでも良いのです。
声をかけてあげてください。

1番大切なのは、練習の時間を確保してあげること。たくさん習い事で忙しかったりするかもしれませんが、この日は、この時間、というふうに、ピアノの時間を毎日どこかに作ってあげること。

独り立ちするまでにそれを習慣にすることを目指しましょう。

さてさて、最後は小学生の練習。

この時期が1番練習時間もとれ、またテクニックもやればやるほどつくので、ここでできるだけ多くのことを学んで、中学生以降、ゆっくり楽しむために力をつけましょう!

六年生までに、ツェルニー30番を終わらせる、を目標に頑張りましょう!

趣味で、そんなにガツガツやらなくても、自分だけで楽しめれば良い、と思っている人も、このくらいのテクニックがあれば、ポピュラーのものや、名曲の優しいアレンジの物であれば、結構色々弾けて楽しめます。

ステップや、コンクールなどもどんどん挑戦して、たくさん経験してみるのも良いと思います。

せっかく子供のうちにピアノを始められたのだから、日々の努力が無駄にならないよう、しっかり力をつけましょう!


一生ピアノを楽しむために、目の前のことだけでなく、長い目で見て、今何が必要か、考えてみてください。

素敵なピアノライフを送ってほしいと願っています❣️