ピアノを弾こう🎹 国分寺市、小平市の《つぶらピアノ教室》

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ピアノのお話②

2020-02-22 22:11:00 | ピアノ教室
前回は、ドイツやアメリカ、オーストリアなどのピアノのお話でした。


ドイツは、ブリュトナーというピアノも
興味があるのですが、
私はまだお目にかかったことがありません。
機会があればぜひ弾いてみたいピアノです。
他にザウターというピアノも、
バランスの良い弾きやすいピアノののようです。
こちらも弾いたことがないのですが、
小型のグランドピアノが良いそうです。

世界三大ピアノには名前が入っていませんが、
他にも色々な特徴を持ったピアノがあります。

イギリスには近代ピアノの基礎を築いた
ブロードウッドがあります。
これまでの膝ペダルを現在の形の
ダンパーペダルとソフトペダルにしたのも
このブロードウッドです。

ショパンが愛したピアノで有名な
プレイエルというピアノもあります。
ダイナミックな曲には不向きであるようですが、
味わいのある音色をもっています。
プレイエルと同じフランスのピアノに、
エラールがあります。
こちらはこれまで鍵盤が完全に戻らないと
次の音が出せなかったのを、
戻りきる前にもう一度押しても音が出る
アクションを初めて作ったメーカーです。
これにより敏速な連打音が可能になり、
ピアノ曲の可能性を大きく広げたと言えます。

もともとピアノは、イタリアが発祥の地で、
1709年にクリストフォリが発明したと言われています。
チェンバロを発展させて、
強弱のできるチェンバロといったものでした。
ピアノ、と今は言われていますが、
正式にはピアノフォルテ。
小さな音から大きな音まで出せる楽器
という意味です。
そんなピアノのふるさとのイタリア。
ヨーロッパには老舗のピアノメーカーが
たくさんある中で、イタリアには
新しいメーカーも誕生しています。
1978年、ファツィオリという
ピアノメーカーが誕生します。
元は家具屋さんです。木を扱うからでしょうか?
家具屋さんからピアノメーカーって
ヨーロッパではよく聞きます。
このピアノは、スタンウェイと同じ
アリコートのある設計なのですが、
このアリコートを完璧にするために、
独立アリコートにしていることと、
ペダルが通常3本あるのですが、
4本ペダルということに特徴があります。
とても評判になっていて、
私もどんなピアノだろうと興味津々でした。
ラザール・ベルマンが来日の際、
このピアノを持ってくる!というので
コンサートに行って来ました。
彼の強靭なフォルテに余裕を持って応える
輝かしい華やかなピアノでした。
ペダルの4本目の役割はよくわからなかったですが…
休憩の時にピアノを近くで見たいと近づいてみたら、
スーツを着た男の人たちが
たくさんピアノの周りに集まって来て、
背の低いわたしには全く見えなくなってしまいました😭
色々なお客様がといった感じではなく、
なんとなく同じような、雰囲気の集団で
ちょっと目立っていました。
後日、ピアノの調律師さんと話していたら、
そのコンサートにいらしていたそうで、
あの時、ピアノの周りにもいたんだそう…
全然気づかなかった…って
私はすっかり埋もれてましたから😭
あの集団はみんな調律師ですよ。
とのことで、なるほど〜と納得。
とにかく話題のピアノが
初めて日本にやって来るとあって、
全国から調律師の方々が集まったようです。

次回は、実は世界的に有名なピアノメーカーの
先を行っていた日本人のお話です。