コロナが流行り出してから
演奏の仕事は中止が相次ぎ、
ずっとコンサートはありませんでした。
観客50%なら良いとなっても
なかなか50%で採算は取れないのではと思います。
また小さなホールなどでは大丈夫になったとしても
やはり密を避けるために人数制限や、
感染対策の取り組みをしっかりしないと
現実的には開催は難しいです。
そしてホールは1年前とか、
2年前から予約が必要なので
なかなか終息を見越してというのは
難しいですね。
公演日が緊急事態宣言中だったりしたら
宣伝もやりにくいし、
お客様の出足もブレーキがかかりそうです。
どうなるのかわからない状態で
ホールを押さえ、結果見送りとなるケースが
沢山ありました。
主催者はホールのキャンセル料や、
チラシやチケットなどの経費の負債を
抱えることになります。
様々な方面に連絡も必要だし、
後処理がとても大変です。
自分も2020年の4月に経験したので
その痛みはよくわかります。。。😓
それがようやく開催となりました。
この会は毎年秋に開催されているもので
2020年に50周年を迎え、記念コンサートでした。
作曲家に新曲を委嘱して
この日を楽しみに準備していたのですが、中止。
今回やっと新曲もお披露目できるようになり、
作曲者自身もピアノを演奏することになっていました。
が、今度は作曲家の方のご懐妊。
ご実家の新潟に帰られているので
東京にはこんなご時世ですし、
妊婦さんには負担も大きいので
出演はされませんでした。
まぁこれはおめでたいお知らせなので
良いのですが。。。
でもこのコンサート
主催者側の負担が大きかったせいか、
これを機に幕を閉じることになりました。
50年続いた記念コンサートの中止がきっかけになるとは。。。
でも確かに大変だったと思うし、
この新曲の委嘱がなければ、去年の時点で
即撤退になっていたかもしれません。
というわけで、今回は50周年コンサートのリベンジの
コンサートというわけです。。。
私もこの間、全く舞台に立っていません。
こんなにブランクが空くのは
初めてかもしれません。
ワクワクと緊張。
というわけで、色々対策して練習しましたよ✌️
そして当日舞台袖では硬くなった背中をほぐし、
いつのまにか冷えた指先を温めるために
指先をマッサージしたり、
曲の音楽的なイメージを思い浮かべたり
体の使い方について確認したり。。。
この体の使い方の確認は
緊張で手先が強張った時などにも
有効だとこのコンサートで改めて実感。
無事に演奏を終えてホッとしました。
コンサートは、入り口で消毒検温。
座席はひとつおきに座る、
観客も出演者もマスク着用。
それでも、こうしてコンサートが開催されるのは
本当に平和で幸せな事なんだと改めて思いました。
マスクを外して、隣に座る家族や友人と
感動を分かち合あえるような日が
早く来るようになってほしいですね。
コンサートも心配なく、大手を振って出かけられるように。
そしてかつてのように、毎晩どこかで様々なコンサートが
開かれている日々に戻ることを願っています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます