散りぬるを

今年も桜の季節が終わったな～っと視覚的にはっきり言えるのは、
地面が桜色に染まるころ。

桜は散り際が美しい、というけれど
満開の華やかさを見てから短い時間の経過で、
もうお別れとなるのが切なすぎて痛々しい。

地面に落ちた花びらたちも、余熱を持ったように少しの間は
桜色をとどめているけれど、
名残惜しくて眺めているうちに、
数日が経ち、それでも眺めていると、
水分が抜け、茶色く”変身”していく。
こちらの気持ちはなかなか”変心”できないのに・・・。

そんな切ない風景を眺めていると、
つんちゃとの時間が愛しくてたまらない。
つんちゃは桜散る中でも、「べつに～。。。」って顔しているけど、
そんなのがいいのかも。

妙に感傷的になることはない。
桜は散るものだ。。。
と、つんちゃが教えてくれている。

つん：花より団子や。
（陰の声：ええ、そうだね。だから、ダイエットフードでもなかなか減らないね？）

色は匂へど　散りぬるを


我が世誰そ　常ならむ


有為の奥山　今日越えて


浅き夢見じ　酔ひもせず


つん：色即是空。


つん：無。ム。む？


つん：ほんで？


つん；帰ろっと。