VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

こんなところにラブラドール

2015-03-09 | つんちゃグッズ
学生時代、アルバイト先で一緒だった美大に通う同学年の女の子から
「小さなアンティークのお店を見つけたから一緒に行かない?」と誘われ、
一人では絶対入らないだろうから、いい機会だと思って行ってみたことがある。

古い家具や道具は、見て楽しむのはいいけれど、
自分が使うとなると、ご遠慮したいものばかり。
ワタシはどこの誰とも知らない人が着用していた古着なんて
気持ち悪いとしか感じないけれど、
彼女にとっては目が輝くほど素敵に思えるらしい。
学生アルバイトの身だったので、たいしたものは買えない。
小物の陳列棚から、あれこれ探してやっと小さなブローチを買っていた。
それでもワタシにとっては、あんな何でもなさそうなものが
どうしてあの値段になるのかわからなかった。

アンティークの魅力はいまだにわかってはいないけれど、
年月を経た今、あのころとは少し違った見方をするようになっている。
いろいろな人の手に渡っても、
ずっと大切に扱われてきたものだから残っているのだと思うと
モノなのに「生命力」すら感じるのだ。


昨年、 「LABRADOR」の刻印が入ったクレイユモントローの水差しを見つけた。
クレイユモントローの「LABRADOR」の刻印は1920年頃のものらしい。
なぜ「LABRADOR」なのか?
質問してみたが、お店の人もフランスの知人に聞いてみたけれどわからなかったという回答だった。
なぞはなぞのまま。
そのうち、わかるかもしれないし、
わからないままかもしれない。
どっちでもいい。
なんだか嬉しい刻印名なので、
我が家に来てもらうことにした。

食器のアンティークはしみなどの使用感があるので、自分で使う気にはならない。
でも、花瓶として使える水差しならいいかなと。
ひびや欠けもない、状態がいいものだったのは幸いだった。

100年を経て、日本のワタシのところに来た「LABRADOR」の刻印の水差し。
持ち主よりもずっと長生きするアンティークのものたち。
しばらく、ワタシのところに居てもらって、
次の世代にも、誰かラブラドールを愛する人につながっていくといいなと思う。


つんちゃ家での初めてのお仕事は、
ウォルト家からいただいた、色とりどりのガーベラたちの花瓶として。
ビタミンカラーは部屋を明るく彩ってくれる。


我が家の世界にひとつだけの、オンリーわんの"鼻"は、「LABRADOR」の一部だ。


本日の水分摂取量メモ
0 cc
なんと!お水は欲しがらなかった!
クッシングという診断があってから、水分量を計り始めて、初めてのこと。
手作り食の水分で足りている状態は夏以来なかったんじゃないかと思う。
薬が効いてくれているのか?


にゅ~にゅ~=300cc









コメント
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つっきーの木