VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
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風さそふ 花よりもなほ

2014-01-19 | 百日草(別れた友への思い)
1月19日 快晴 
冷たい風が吹く中、”犬毛海岸”周辺の海沿いの道路を規制して
マラソン大会が開かれていた。

車は海岸と平行する道路を横断できず、
今朝の散歩は海へ出るのをあきらめ、
昨春、みんなで行った「花なし近足」の公園へ出かけ、
帰るときにふと、携帯にメールが入っていることに気づいた。
チェリーままからだった。

昨年の夏、病を得てから小さな体で本当によく頑張ったと思う。
12月14日、赤穂浪士討ち入りの日がお誕生日なの、と笑いながら話していたチェリーままの、
昨年のお誕生日に、”犬毛海岸公園”の仲良しみんなでお見舞いに行ったとき、
精一杯元気な様子を見せてくれたチェリー。
きっと、弱いチェリーを見せたくなかったんだね。
みんなの記憶に残るのは、元気なさくらんぼチェリーの姿。
2011年夏、遅まきながら海デビューもしたね。
15年と8か月を充分、楽しんだんだよね。

チェリー:あ、海OKなの、バレちゃった?



「桜吹雪」とママが呼んでいたチェリーのガウガウが聞けなくなってからでも、
チェリーは歩みを止めなかった。
そして、最期の最後まで自分で歩く意志を見せてくれたという。

初対面では大抵、ご挨拶代わりに「桜吹雪」を披露していたチェリーに
”犬毛海岸公園”のお散歩の先輩として、
つんちゃも素直に引き下がったのは、どこかに通じるものを感じたせいなのだろうか?
その後チェリー&つんちゃは、よく二重唱(デュオ)ペアとなって歩いていた。
(「この1日」より)
(「Voice of Cherry」より)


お誕生会を友達と一緒に祝うという行事はチェリー祭から始まった。
ペット博に一緒にでかけたのもチェリーままのお誘いがあって実現したこと。
チェリーまま製作カレンダーの撮影会も、みんなの恒例行事のようになっていた。

そんな特別な行事がなくても、
何気ない週末の公園ベンチでのわんこたちと過ごすひとときが、
どんなに幸せに満ちた時間だったかを今、改めて思う。


桜を待つことなく逝ってしまったけれど、
桜が咲いたらチェリたんを思うよ。
さくらんぼの時期になったら、やっぱりチェリたんを思うよ。

「風さそふ 花よりもなほ 我はまた ()の名残を いかにとやせん」

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