ローゼンバッハ駅舎の裏に突如現れた白い建物は何でしょう? 実はこれは4年半前、クラウスのスターターセットを購入して暫らく経った頃、お座敷レイアウトに置く為に作ろうとしていた駅舎です。
他人様のHPやブログで見かけた駅舎がモデルで、材料は100円ショップで手に入れた「まな板」でした。
ところがこの材料は、接着や塗装がいたって難しいPPである事が判りました。それでも何とか出来ないかと、ブログで知り合った工作の先輩から助言を受けたり、ホームセンターを探し回り何とか接着剤やプライマーを見つけました。
ところが次の難題が出てきました。それは窓枠の切抜きです。初めは根気よく何個か切抜きましたがとうとう根が尽きて投げ出してしまいました。
今回こうして取り出したのは、最近真鍮板で凸電を作ったとき、プログ仲間から教わって買った「バローべの糸鋸」なら、簡単に窓枠の切抜きが出来るのではと思い出したからです。案の定作業はいたって簡単でした。
とりあえず、PIKO の駅舎と入れ替えてみました。写真を見て作ったにしてはサイズもまずまずで、むしろデザイン的には私が作った「まな板駅舎」の方が優れていると感じました。(例によって自画自賛)
PIKO駅舎の置き場所を考えてみました。あくまでも仮置きですが、新たに追加したリバース区間が良い様に思いました。
今回「バローべの糸鋸」に端を発し、久々にレイアウトをいじって遊びましたが、「まな板駅舎」には耐久性や耐候性の問題もあり、実現の可能性はほとんど有りません。
どうしてもこの場所に建物が欲しくなった時は、またイーベイかヤクオクでプラモデルを探す事になるでしょう。
それが今回ついに完成したのですね。期待通りとてもよい雰囲気です。
材料がPPと言う事で接着は難しそうですが、写真を拝見するとコーナーを木で補強しているようです。それなら前回作った凸機関車と同じ様にリベット固定してはいかがですか。しかし白い駅舎にリベットの釘頭は似合わないので、頭を落とした自家製の釘を刺して組上げてはいかがですか。確かに塗装ものりにくいですが、それならいっその事白いままでレイアウトにすえつけてはいかがでしょう。時間と共に適度な汚れがとても良い雰囲気をかもし出すはずです。最も全体を白く塗った駅舎もよく見かけます。
今回4年半振りに取り出し、バローべの糸鋸で窓枠の切抜きを試みましたが、やはり道具ですね、とても作業が捗りました。
ただ、まだやることが多くて完成までには程遠い状態です。
仰せの通り今はコーナーを木片で止めていますが、出来ればアルミのチャンネルにしたらどうだろうかと考えている所です。
同じ作業に集中できる環境に無いものですから、完成は何時の事になるか判りませんが、今回のアドバイスも参考にしながら、ボチボチやってゆきたいと思います。また時々覗いてみてください。
仰せの通り、PPは耐候性に問題があり、屋外での使用には適しておりません。(その点は私も承知しておりブログの本文でも触れています。もう一度目を通してみてください。)
では何故こんなものに手を出したのか?、これを思い付いた4年半前には、私の所にはお座敷レイアウトしかなく、室内用に作ろうとしたのです。しかしそれも挫折して、結局はエポック社の「あかりの灯る大きなお家」を買って済ませていました。
今回は、先日紹介いただいた「バローべの糸鋸」が、真鍮板加工に威力を発揮したものだから、つい駅舎の窓枠の切り抜きを思い出し、引っ張り出してみたのです。
もし工作がうまくいって屋外に置いて見たくなった時は、PPの表面を保護する為に、塗装は必須だと考えています。
ちなみに、最近は自動車のバンパーなどにも PPが多く使われていますが、塗装皮膜を施す事で耐久性や耐候性をカバーしています。なお、自動車のバンパーに使う PPにはタルクが混入されており、塗料の密着性能も良いようです。