

話は少し古いが、4月の中旬に我が家の「メープル」(#72436)が突然動かなくなった。(動かなくなったと言うのは正確ではなく、超低速でしか動かない様になった。)

動かない鉄道模型ほど腹立たしいものは無い。早速購入先にメールで問い合わせたら『それはモーターの焼付でしょう。モーターを交換したら直るが、LGBが倒産して部品の入手ができない』との絶望的な回答。
折角線路も複線化して「クラウス」と同時に走らせたりしていたのに残念である。それからはレイアウトの引込み線に、ただの飾りとして放置していた。
それから2ヶ月ほど経って、ちょっと暇になったものだから、『どんなモーターが使われているだろうか? マブチモーターで代用出来ないだろうか?』と疑問に思い分解してみる事にした。
参考になる図面も無く、機械屋の勘だけを頼りに、とにかくばらせるだけバラシテみた。

モーターは予想以上に大きく、軸の両端にはウオームギアが付いており、マブチモーターで代用出来そうもない。念のためモーターだけに通電してみたら正常に動くではないか!?
電気にはカラキシ疎い私だが、モーターが正常なら後はどこかの接触でも悪かったのだろうと思い、組み立て直してみた。ところが案の定元通り動き出した。
駄目で元々と思って始めた分解だったが、お陰で今では完全に戦列に復帰したのである。
後日、この話を孫にしたら、『おじいさんって天才だね』と褒めてくれた。(笑)