頑張れ！と頑張らないで！

私はよく生徒さんに「そんなに頑張らないで！もっと力を抜いて！」と声をかけます。
なので、先日のレッスンで「ここは頑張っていきましょう！」と緩めなかったのを不思議に思われ、後で何故なのか聞かれました。

それはこうです。
頑張らないで！の時は、
・目的の筋肉ではないところで動こうとしている。
・体がほぐれていないので、余計な力で無理やり動こいうとしている。
のどちらかで、無意識のうちにひとつの動作をとてつもなく複雑なものにしていることが多いのです。
だから、できるだけシンプルに、余計なところの力は抜いて、らくちんに。

頑張って！の時は、
・まさにあなたが今ツライと思っている筋肉を育てたい。
のです。

体をラクに動かすためには、強くしたい筋肉があって、ほぐしたい筋肉もあって、それをレッスンの中で緩めたり鍛えたりしています。

人を育てるのには、アメとムチが必要で、まさに体も同じだなあ、と感じています。

あなたの鍛えたかった筋肉は、腹斜筋でございましたぞ。背中が柔軟に動くようになったから、シンプルに動く感覚を感じてもらったわけです。