うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

名前を間違えるのは最大の失礼であります!

2005-12-03 19:34:36 | 雑記
☆秦野の読み方 PRを/市議会で議論☆
(神奈川新聞・カナロコローカルニュースより)

…二日開かれた秦野市議会十二月定例会の一般質問で、市議と市幹部が呼称をめぐって議論する場面があった。呼称について取り上げたのは、小菅基司議員(市政会)。「古い時代から『はだの』と呼ばれてきた歴史があるのに、市民でも『はたの』と間違えた読み方をする人がいる」と指摘し、PRの必要性を訴えた。(以下略)…

神奈川にあまり縁のない人は一目見て普通に「はたの」って読んじゃうわなぁ。でも正式にはあくまでも「はの」。でも、小田急線の「秦野」駅は1987(昭和62)年3月8日までは「大秦野」という名前で、読みは「おおはの」だったのよね。これは開業当時、湘南軌道という軌道線が走っていて、既に「秦野」駅があったので仕方なく「大秦野」にしたそうなのだが、どうしてこの時点で「おおはの」にしなかったのかは謎で、これが混乱を招いている要因の一つになっている…ような気がする。
ちなみに、「秦野」という地名自体の由来は諸説があって、古墳時代にこの地を開拓した人々の集団「秦氏」(養蚕・機織りの技術にすぐれた渡来人の子孫の集団)の名をとって…というのが最も知られている解釈である。

関係ない人間にしてみればどっちでも良さそうな話だが、関係者にしてみれば、「正しくない読み方」をされるのは邪険に扱われているようで黙っちゃいられないだろう。自分の名前を間違えて読み書きされたらカチンと来るのと同じ道理だ。

「秦野」の件と同様に、「茨城」は「いばらではなく「いばらが正しいという。間違えて呼ばれることに業を煮やしてHPを作ってしまった人もいる。

いばら「ぎ」に怒る会
(http://www.nihira.jp/ibaraki/)


本を書いちゃった人もいる。

「いばらぎじゃなくていばらき」
(http://www.ibaraking.com/about/pr.htm)


私は大阪の茨木市に親戚がいて、「『茨木』は『いばらき』で『茨城』は『いばらぎ』」であると教えられてきたのだが、実際は「茨城が『いばらぎ』から『いばらき』に変わったということはありませんね。廃藩置県のときから『いばらき』です」(茨城県庁・広報広聴課)…おやじもおふくろもじいちゃんもばあちゃんもみんなオレにウソを教えてきたというのかー!?大人なんてみんなウソつきだー!!
ヽ(`Д´)ノシ ウワアアアン!!
ただ、こうなってしまったのは茨城弁に問題があるらしい。茨城弁はカ行とタ行が濁音化するという特徴があり、本人は「いばらき」と言っているつもりが「いばらぎ」に聞こえてしまうのですと。てことは、間違えられるのも無理のない話で、結局誰も悪くないってこと…?何か釈然としないよ!とりあえず、おやじもおふくろもじいちゃんもばあちゃんもみんな疑ってゴメン!
ヽ(`Д´)ノシ ウワアアアン!!

最後に、同じ「中町」でも、世田谷区中町は「なかまち」と読みますが、目黒区中町は「なかちょう」と読むということをお知らせしたいと思います。目黒区民でも目黒区中町を「なかまち」と読む人が多数ですが、怒っている人は今まで見たことも聞いたこともありません。もうちょっと由緒のある地名なら騒ぎにもなるのでしょうが、「中町」じゃあまりにもあっさりしすぎてて、怒る気にもならんだろうなぁ。