うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

エエカゲンニセーヨ!

2006-12-19 20:19:11 | 表へ出ろ
夕方、都営地下鉄三田線に乗り込むと、床に空き缶が転がっていた。まったく、マナーの悪い客もいたもんだ。私が拾って降りる駅で捨てても良かったが、あいにく、降りる駅まではかなり間がある。せめて端に立てかけておこうかとも思ったが、その瞬間しか見ていない人に「そんなところに捨てるなよ」とか濡れ衣を着せられても困るし、ヘタな手出しは危険だ。おまけに、車内が微妙に混んできたからなおさら動けない。とりあえず、ドア横の椅子が空いたので私は腰掛け、先ほど買ったばかりの「けものとチャット」第二巻(みずしな孝之)をパラパラとめくりはじめた。しばらくして缶のあった場所を見ると、缶はドアの前の、床が溝になった部分に入り込んで、うまいこと固定されていた。まぁ、これなら誰かがうっかり蹴飛ばさなければ大丈夫だろう、と思ったら…。

電車が三田駅に滑り込み、ドアが開いた次の瞬間。

「カッコーン!!」

周囲に甲高い空き缶の音が響き渡った。誰だい、足元見ないで歩いてるヤツは。そんなことじゃ道端でうっかり犬のフンをべしゃっと踏むことになるぞ。見ると、男子高校生の集団3~4人がホームで何か慌てている。
「何かけっ飛ばしてホームに落としちゃったぞ」
「何落としたんだよ」
「見てなかったからわかんねぇ」
「何か大事なものだったらどうしよう」
そんな慌てるぐらいなら、ちゃんと足元見て歩かんかっちゅうの。
「どうしよう、電車行った後にホーム覗こうか」
「でも、このホームすごく見づらいぞ」
そうなのだ。三田線は転落事故防止のためにホームに柵がしてあって、手前の部分に落ちた物を見るのはかなり難しいのだ。どうしよう、「空き缶だよ」って教えてあげようかな…でも、見ず知らずのヤツからいきなり「空き缶だよ」なんて言われたら向こうが引くかしらん…とか考えていたらドアが閉まってしまった。不安げな少年たちを残し、電車は駅を去っていった。あれから少年たちはどうなったのだろう…。

とりあえず、誰だか知らんが電車に空き缶を置いてくなバカモノがー!
(゜Д゜)ゴルァ!