葬儀の祭壇には、当然、故人の遺影が飾られるわけだが、今回はただの写真ではなく、ディスプレイだった。どういうこっちゃ?と思ったら、式が始まる前に「DVDを放映いたします」といって、画面がいきなり変わって、ヨシコおばさん(大叔母)のスナップ写真数枚が、音楽とナレーション入りで流されたのだった。祭壇ではないところでその手の映像を放映するというのは見たことがあるが、遺影がディスプレイになっていて、そこを使って流すというのは初めてだ。ハルエおばさん(ヨシコおばさんの息子のヨメ)が「葬儀屋さんから『何枚かスナップ写真を用意して欲しい』って言われて、『何に要るんかなぁ』って不思議に思ってたんだけど、これのことだったんだ…」と。
ここの斎場ではそれが「売り」らしく、別の部屋でやっていた葬儀も、同じようにディスプレイの遺影を使っていた。だったら、生きている間に「遺影の映像」をあらかじめ録っておいて、参列客にちょっとしたイタズラを仕掛けるというのはどうか。たまにウインクしたり、変顔したり、いきなり「いらっしゃ~い!」とかしゃべったり。残された人々の記憶に残る葬儀になること、請け合いである。
ここの斎場ではそれが「売り」らしく、別の部屋でやっていた葬儀も、同じようにディスプレイの遺影を使っていた。だったら、生きている間に「遺影の映像」をあらかじめ録っておいて、参列客にちょっとしたイタズラを仕掛けるというのはどうか。たまにウインクしたり、変顔したり、いきなり「いらっしゃ~い!」とかしゃべったり。残された人々の記憶に残る葬儀になること、請け合いである。