うえぽんの「たぬき鍋」

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関西遠征を写真で振り返る(その17)

2014-09-06 20:49:35 | 表へ出ろ
これからどうしようかと出町柳駅周辺をきょろきょろ見回していたワタシは、「下鴨神社入口」なる看板を発見。「あ、下鴨神社ってこっから近いの!?あらー、一度行ってみたいと思ってたんだわ。行こう!」と決めたのでした。

下鴨神社HP
http://www.shimogamo-jinja.or.jp/



下鴨神社というのは通称で、正式には「賀茂御祖(かもみおや)神社」と言います。



入口は近かったんですが、本殿へは結構歩きます(笑)。



境内に入ってすぐ左に「河合神社」なるお社が。「方丈記」の鴨長明ゆかりの神社ですと。「鴨長明はこの神社の禰宜(神職のこと)になれなかった」って、長明さんにしてみりゃ不名誉な「ゆかり」やな…(笑)。



神社の前が何やら賑わっていました。何じゃ何じゃ!?



「下鴨納涼古本まつり」ですって。下鴨神社へのお参りが済んだら寄ることにしましょうね。



こちらが河合神社の入口です。



「女性守護 日本一美麗神」ですと。「美人祈願」で有名な神社だそうです。



祭神は、上賀茂神社の祭神・賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)の母、玉依姫命(たまよりひめのみこと)。この神様が「日本一美麗」であるというわけですな。



本殿前に、ご神鏡が置かれていました。決して「お参りする前にこれで自分の顔見ろ。いくら『美人祈願』言うても、高望みすんなよ」という意味で置かれているわけではありません…よね?(笑)



本殿並びの任部社(とうべのやしろ)には、玉依姫命のお父さん・賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の化身と言われる八咫烏命(やたのからすのみこと)がお祀りされています。八咫烏命は、日本サッカー協会のシンボルマークになったことで、サッカーの神様になりました。写真だとかなり見づらいですが、幣の奥にお社があり、立て札の左奥にサッカーボールが奉納されています。



鴨長明が栖(すみか)としていた「方丈」が復元されておりました。鴨長明は下鴨神社の禰宜・鴨長継の息子で、自らも神職としての出世を目指していたものの、父が早くに亡くなったり、親族の反対にあったりで、その道を閉ざされてしまい、出家して隠遁生活を送りつつ、世の無常や人生のはかなさを綴った「方丈記」を完成させたのでありました。長明は隠遁中、各地を転々としましたが、その際に、移動に便利な組み立て式の栖として、この方丈を使っていたそうです。



「生活応援 六社大神」という幟が出ていますね。



諏訪社は勝負事・農業・開拓の神様、八衢社は交通安全の神様、稲荷社は商売や食べ物の神様、竈神は台所の神様、印社は印鑑・契約の神様、由木社は医療・医薬の神様。あ~、確かに生活にかなり密着している神様ばっかりやなぁ。

河合神社には独特の「鏡絵馬」があったんですが、うっかり写真撮り損ねました。詳しくはこちらで。

河合神社の鏡絵馬で美人祈願♪(寺社巡り.comより)
http://www.jisyameguri.com/goriyaku/bijin/kawai-bijin/

(続く)